自社の商品やサービスの認知を広めたり購買促進したりするのに、Instagram(インスタグラム)などのSNSを活用する企業は増えてきています。しかし、Instagramの投稿に手応えを感じづらい、何を指標にすればよいのか分からず改善策が立てられないといった悩みを抱えている企業担当者は多いのではないでしょうか。
そのような課題を解決できるのが、Instagramインサイトです。この記事では、Instagramインサイトの基本的な見方や分析の手順を解説します。運用改善に直結するチェックすべき数値、さらに実践的な分析手法についても詳しく取り上げていきます。
Instagramインサイトとは
アカウント全体のInstagramインサイト
シェアしたコンテンツごとのインサイトの見方
Instagramインサイト分析の手順4STEP
Instagramインサイト分析の主な手法4つ
Instagramインサイト分析の注意点
Instagram分析にはツール導入がおすすめ
まとめ|インサイトの見方と分析方法を理解して活用しよう
Instagramインサイトとは
Instagramインサイトは、アカウントやコンテンツの成果を数値で把握できるInstagram公式の無料の分析機能です。自社アカウントの人気コンテンツやフォロワーの傾向を知ることで、ユーザーの潜在ニーズが見つかる可能性もあり、ビジネスに役立つ機能といえます。以下のようなインサイトが確認できます。
【アカウントのインサイト】
- インサイトの概要(アカウントへのリーチ数・インタラクション数・フォロワー数など)
- アカウントでシェアしたコンテンツ
【各コンテンツ(フィード・ストーリーズ・ライブ配信など)のインサイト】
- 閲覧数(コンテンツが閲覧された回数)
- リーチ数(コンテンツを見たユーザー数)
- インタラクション数(「いいね!」・コメント・シェア・保存の数)
- インタラクションしたユーザー情報(国・町・年齢・性別など)
- 広告効果
また、モバイルアプリでのみ利用が可能な「プロフェッショナルダッシュボード」には、インサイト以外にもビジネスに役立つ機能がそろっています。
【プロフェッショナルダッシュボード】
- 過去30日間の主なインサイト(閲覧数やインタラクション数など)
- ビジネスに役立つツール
- コンテンツ作成のための最新のアドバイス(@creatorsチームおよび@instagramforbusinessチームによるもの)
外部ツールを活用すれば競合アカウントの投稿傾向やハッシュタグの効果検証にも対応でき、より幅広くマーケティング施策に活用できます。コンテンツの成果を客観的に評価し、課題を明確にした上でPDCAを回すことが、戦略的なInstagram運用につながります。
参考:Instagramインサイトについて | Instagramヘルプセンター
Instagramのプロフェッショナルダッシュボードについて | Instagramヘルプセンター
Instagramインサイト閲覧にはプロアカウントが必要
Instagramのインサイトを閲覧するには、プロアカウントへの切り替えが必要です。
切り替えの手順は以下のとおりです。
- アカウントアイコンをタップ
- プロフィールページ右上にあるメニュータブ「≡」アイコン(メニューボタン)をタップし、「設定とアクティビティ」画面へ
- 「プロフェッショナル向け」の項目にある「アカウントの種類とツール」をタップ
- 投稿内容に関連のあるカテゴリを選択し、「プロアカウントに切り替える」をタップ
- 「クリエイター」か「ビジネス」をタップ
プロアカウントに切り替えると、コンテンツは検索エンジンにかけられるようになり、幅広い層にアプローチできます。
クリエイターとビジネスの違いは、クリエイターアカウントは連絡先に電話とメールが掲載でき、ビジネスアカウントは電話とメールに加え住所も掲載できることです。また、ビジネスアカウントは、広告作成時などに提携したいクリエイターにリクエストを送ることもできます。
参考:Instagramでクリエイターアカウントを設定する方法 | Instagramヘルプセンター
Instagramでビジネスアカウントを設定する | Instagramヘルプセンター
Instagramインサイトが表示されない場合
プロアカウントに切り替えてもインサイトが表示されないときは、以下の点を確認してみましょう。
- フォロワー数が100人未満ではないか
100人以上でないと、フォロワーに関するインサイト機能は有効になりません。
- インタラクションしたアカウント数が100以下ではないか
インタラクションしたアカウント数が100件超でないと、コンテンツごとのユーザー情報は確認できません。
すべてを確認しても解決しない場合は、Instagram運営に連絡してみましょう。プロフィールページのメニュータブ「≡」をタップし、「設定アクティビティ」⇒「ヘルプ」⇒「問題を報告」から連絡できます。
アカウント全体のInstagramインサイト
アカウントのインサイトは、最大で過去90日間のアカウント全体の傾向を表したものです。「プロフェッショナルダッシュボード」から、以下の項目が確認できます。
- フォロワーの数と属性
- 閲覧数・リーチしたアカウント数・プロフィールへのアクセス数
- インタラクション数
- あなたがシェアしたコンテンツ
それぞれの項目を解説します。
フォロワーの数と属性
フォロワー数とは、アカウントをフォローしているユーザーの数を示します。フォロワーが多いほど投稿の表示機会が増え、インタラクション数やリーチ数の向上が期待できます。以下のような傾向を把握することで、アカウントの成長度合いをより正確に評価できます。
- 総フォロワー数
- フォロワー数の増減
- フォロワーの特徴(地域・年齢層・性別・アクティブな時間帯と曜日など)
フォロワーの属性を知ることでコンテンツ内容や時間帯の最適化を図り、より精度の高いターゲティングの実現が可能になります。
アカウント運用の質を向上させるためにも、フォロワーの増減は継続的なチェックと分析が欠かせません。
閲覧数
閲覧数(インプレッション数)は、コンテンツの表示回数です。インサイトでは、「ビュー」と表記されることもあります。1人のユーザーが同じコンテンツを複数回閲覧した場合でもその都度カウントされるため、リーチしたアカウント数と併せれば、コンテンツがどのくらい繰り返し見られているかも把握することができます。
コンテンツはフィードでの画像投稿のほか、ストーリーズ、リール動画、ライブ動画、広告も含まれます。閲覧数では、以下のようなことが確認できます。
- 総閲覧数
- リーチしたアカウント数
- コンテンツタイプ別の閲覧数の割合
- アクセスが多い都市
- プロフィールへのアクティビティ
閲覧数が多い投稿は、視認性が高く、ユーザーの興味を引きやすい内容である可能性があります。特にキャンペーン告知など「何度も見てもらいたい投稿」においては、閲覧数の増加が重要な指標となります。
▶︎あわせて読みたい:インプレッションとは?広告評価で活用する指標、計算方法を解説
リーチしたアカウント数
「閲覧数」内にある「リーチしたアカウント数」は、コンテンツが何人のユーザーに表示されたかを示す数値です。閲覧数と混同されやすいですが、閲覧数が表示回数であるのに対し、リーチ数は見た人数を表します。例えば、1人のユーザーが同じ投稿を3回見た場合、リーチ数は1、閲覧数は3となります。
リーチ数が多いコンテンツは、フォロワー以外にも表示されている可能性が高く、アカウントの認知拡大に貢献している可能性があります。コンテンツにどのような特徴があるか分析して他の投稿にも活かすことで、さらなるアカウントの成長を期待できるでしょう。
▶︎あわせて読みたい:リーチとインプレッションの違いとは?意味・計測方法・増やすコツを解説
プロフィールへのアクセス数
「閲覧数」の「プロフィールへのアクティビティ」にある「プロフィールへのアクセス数」は、ユーザーがアカウントのプロフィールページにアクセスした合計数です。投稿内容とプロフィールの一貫性が取れていない場合、プロフィールを訪れてもフォローしない可能性もあるため、アカウント全体の設計や見せ方を意識することが求められます。
インタラクション数
インタラクションとは、ユーザーがコンテンツに対して行ったアクションの総称で、「いいね!」・コメント・シェア・保存などが含まれます。どれだけの反応を得たかを可視化できるため、コンテンツの質や訴求力を測る重要な指標となります。以下のようなことが確認可能です。
- アクションを実行したアカウント数
- コンテンツタイプごとのアクション比率
- アクション別の数(「いいね!」の数/コメント数/保存数/シェア数)
- 「いいね!」が多かった投稿一覧
閲覧数(インプレッション数)やリーチ数に対してのインタラクション数から「エンゲージメント率」を算出することで、より現状を把握できます。複数のコンテンツを比較することで、改善すべきポイントや効果的な表現方法が見えてくるでしょう。
あなたがシェアしたコンテンツ
「あなたがシェアしたコンテンツ」は、「プロフェッショナルダッシュボード」からアクセスした場合に表示される項目です。メニューの「インサイト」からアクセスした場合は表示されません。ここでは、投稿したコンテンツの一覧を確認できます。設定した期間内のフィードでの画像投稿、ストーリーズ、リール動画、ライブ動画などコンテンツタイプで絞り込みが可能です。初期設定では過去30日分が表示されていますが、7日から最大2年間までの期間から表示する投稿を変更できます。
シェアしたコンテンツごとのインサイトの見方
Instagramでは、シェアした各コンテンツ(フィード、ストーリーズ、リール動画、ライブ動画)ごとに詳細なパフォーマンス分析が可能です。内容を比較・分析しながら、投稿の改善に活用していきましょう。
フィード投稿
フィードへの画像投稿の傾向を見るには、画像左下の「インサイトを見る」から詳細を確認できます。インサイトでの「投稿」とは、フィードへの画像投稿を意味します。フィード投稿では、ユーザーとの接触状況やアクションを中心とした以下のような指標が記録されています。
- 閲覧数
- リーチしたアカウント数
- インタラクション数(「いいね!」数・保存数・コメント数・シェア数)
- インタラクションしたアカウント情報(フォロワー/非フォロワー)
- フォロー数
- プロフィールへのアクセス数
- 広告効果
コンテンツごとのインサイトにおける「フォロー数」「プロフィールへのアクセス数」は、そのコンテンツを見た後にフォローしたりプロフィールページを訪れたりした数のことです。ユーザーの興味を持った経路が、Instagramのコンテンツかそれ以外かが分かります。
参考:Instagram投稿のインサイトを表示する | Instagramヘルプセンター
Instagramインサイトについて | Instagramヘルプセンター
ストーリーズ
ストーリーズは24時間後に自動的に削除されるコンテンツです。画像と動画どちらも投稿できます。ストーリーズ画像右上にあるオプションから「インサイトを見る」をタップするか、アカウントのインサイトからインサイトを確認できます。
- 閲覧数
- リーチしたアカウント数
- インタラクション数(「いいね!」数・返信数・シェア数)
- ナビゲーション(次もしくは前の写真や動画を見るためにタップされた回数など)
- インタラクションしたアカウント情報
(国・町・年齢・性別・フォロワー/非フォロワーなど)
- フォロー数
- プロフィールへのアクセス数
- 広告効果
参考:Instagramストーリーズのインサイトを表示する | Instagramヘルプセンター
Instagramインサイトについて | Instagramヘルプセンター
リール動画
リール動画は、フィード上以外に、リール専用タブや発見タブなどでも見られる動画です。動画左下の「インサイトを見る」から確認できます。リールでは再生時間が重視されており、ユーザーの興味を持続させることがポイントです。人気がある動画の特徴をつかみ、投稿戦略に役立てましょう。
- 閲覧数
- リーチしたアカウント数
- 視聴時間(総再生時間・平均再生時間・最初の3秒再生率)
- インタラクション数(「いいね!」数・保存数・コメント数・シェア数)
- インタラクションしたアカウント情報(国・町・年齢・性別など)
- フォロー数
- プロフィールへのアクセス数
- 広告効果
再生数は、最後まで見なくても動画の再生を開始すればカウントされる仕組みです。視聴時間と合わせて、効果を計測しましょう。
参考:Instagramリール動画のインサイトを表示する | Instagramヘルプセンター
Instagramインサイトについて | Instagramヘルプセンター
ライブ動画
ライブ動画は、リアルタイムでユーザーとやり取りできるのが魅力です。商品の使い方を実践しながら説明するのにも適しています。ライブ動画のインサイトでは、以下のような指標が確認できます。
- 閲覧数・ピークの視聴者数
- リーチしたアカウント数
- インタラクション数(コメント数・シェア数)
- インタラクションしたアカウント情報
(国・町・年齢・性別・フォロワー/非フォロワーなど)
- フォロー数
- プロフィールへのアクセス数
- 広告効果
コマースマネージャを利用すれば、ライブ配信中のショップの売上や商品ページの閲覧数なども確認できます。
参考:Instagramライブ動画のインサイトを表示する | Instagramヘルプセンター
Instagramインサイトについて | Instagramヘルプセンター
Instagramインサイト分析の手順4STEP
Instagramコンテンツが実際にどれだけのユーザーに届き、どのように反応されたかを正確に把握するには、インサイトの情報を分析することが不可欠です。ここでは、投稿後のパフォーマンスを具体的に評価するための基本的な手順をご紹介します。
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1. アカウントの現状を確認する
分析の第一歩として、まずはアカウントの現時点での課題や、評価されているポイントを明確にしましょう。リーチ数やインタラクション数の変化、フォロワーの増減、プロフィールへのアクセス数などのインサイトを参考に、プラス面とマイナス面を洗い出していきます。コメントやDMにはどのような内容が多いかなども、インサイトでは得られない貴重な資料です。
2. 課題を分析する
アカウントの現状を把握したら、次に課題の仮説を立てるステップに進みましょう。課題の分析においては、複数の仮説を並行して検討することが重要です。例えば、以下のように考えます。
現状:ユーザーからの反応が薄くなっている
課題の仮説:
・コンテンツ内容や形式がターゲットにマッチしていない可能性
・投稿タイミングや頻度がユーザーのアクティブ時間帯とズレている
・リール動画やライブ配信のほうが効果的だった内容を、フィード投稿として発信していた
3. 改善策を立て、投稿に反映させる
課題の仮説を立てたら、改善策を考えます。改善策の効果を正確に測りたい場合は、一つの施策に絞ることが望ましいです。複数の施策を一度に反映させると、どの施策が効果を発揮したのか、あるいは逆効果だったのかを判断することが難しくなるためです。
成果を数値で測れるように、リーチ数やインタラクション数など、課題に適した指標をKPI(重要業績評価指標)として設定することが重要です。また、一定の期間ごとに比較することで、より正確な分析ができるようになります。
4. インサイトで効果測定を行う
改善策を反映した投稿を行ったあとは、設定したKPIをもとに各コンテンツの数値をインサイトで確認します。
もし数値が向上していれば、その改善策が有効だったと判断でき、今後も同様の施策を取り入れるのが有効です。一方で、変化が見られない、あるいは数値が悪化した場合は、その方法が適していなかったと考えられます。この場合、新たに施策を立て直す必要が出てきます。
インサイトを活用した運用では、PDCAサイクル(計画、実施、評価、改善)を継続的に回していくことが成果につながります。
Instagramインサイト分析の主な手法4つ
Instagramのインサイトでは、フォロワーの傾向や投稿ごとの反応など、運用の改善に役立つさまざまな情報が得られます。ここでは、分析において特に重要な4つの手法について紹介します。
▶︎あわせて読みたい:SNS分析とは?注目される理由や活用方法、成功のポイントを解説
フォロワー分析
フォロワー分析とは、アカウントをフォローしているユーザーの属性や行動を把握し、特徴を知ることです。ユーザーの傾向が分かれば、コンテンツの改善策が導きだせます。
例えば、フォロワーの多くが20代女性で、夜間にアクティブな傾向がある場合は、それに合わせて投稿時間やコンテンツのトーンを調整することで、より高い反応が期待できます。さらに、新規フォロワー数やフォロー解除数の推移から、コンテンツ内容やキャンペーンがフォロワーの増減に与える影響を分析することも可能です。
コンテンツのパフォーマンス分析
ユーザーの反応からコンテンツごとのパフォーマンスを分析することで、効果的なコンテンツの傾向を把握できます。「いいね!」数やコメント数・保存・シェアなどのエンゲージメント指標に加え、閲覧数やリーチ数なども重要な情報です。
また、フォロワーと非フォロワーからの反応割合を知ることで、新規ユーザーへのアピール力も評価できます。動画や画像、テキスト中心の投稿など、形式別に比較することで、自社アカウントに適したコンテンツスタイルの傾向も見えてくるでしょう。
ハッシュタグ分析
ハッシュタグとは、コンテンツにタグ付けされるキーワードのことです。コンテンツ検索に用いられるため、認知を広めるための戦略的ツールになります。ハッシュタグ分析とは、どのようなハッシュタグがコンテンツのリーチ拡大やインタラクション向上に貢献できるかを探るものです。
Instagramには、ハッシュタグ分析用のツールがあるわけではありません。そのため、「いいね!」数やコメント数が多いコンテンツで使用されたタグを確認し、共通点を分析するのが一つの方法です。また、競合やユーザーのコンテンツから、自社と関連性の高い人気ハッシュタグや、トレンド入りしているタグを見つける方法もあります。
競合分析
SNSにおける競合分析とは、自社と類似する業種・規模・ターゲット層を持つ他社アカウントの運用状況を調査し、比較・分析を行うことです。複数の競合アカウントを継続的にモニタリングすれば市場のトレンドや業界全体の動きなどを把握でき、自社のコンテンツの改善に役立てることができます。
ハッシュタグ分析と同様に、Instagramに競合の分析機能はありませんが、競合の投稿頻度・「いいね!」数・フォロワー数などから人気投稿の傾向をつかむことができます。さらに、ハッシュタグの選定や投稿時間、フォロワーとのコミュニケーション方法など、運用方針の違いを可視化することで、差別化ポイントの発見にもつながるでしょう。
▶︎あわせて読みたい:競合分析とは?手順やフレームワーク、便利なツールを解説
Instagramインサイト分析の注意点
Instagramインサイトはアプリ上で簡単に確認でき、コンテンツごとの反応を手軽にチェックできる便利な機能です。しかし、アカウントを本格的に成長させていきたい場合は、いくつか気をつけておきたい制限があります。
例えば、フォロワー数やオーディエンスの属性情報は、プロアカウントを持っていてもフォロワーが100人以上いないと表示されません。また、コンテンツごとのユーザー情報を確認するのにも、インタラクションしたアカウント数が100件超必要です。さらに、コンテンツごとのデータは最大2年間、アカウント全体のデータは過去90日分までしか表示されず、それを過ぎると自動的に消えてしまいます。
データを長期間にわたって比較したい場合は、スクリーンショットを撮ったり、定期的に数値を記録するなどの方法で保存しておくことをおすすめします。
Instagram分析にはツール導入がおすすめ
企業のInstagram運用をさらに効率化するには、外部の分析ツールを導入することがおすすめです。データの閲覧期限がなく、分析期間を自由に設定できます。また、CSV形式で詳細なレポート作成も可能です。
2025年にはソーシャルリスニングツールを導入している企業は世界で約75.9%を占めており、その有用性は高く評価されています。Meltwaterが提供するソーシャルリスニングツールは、以下のようなことが可能です。
- Instagramのほか、X(Twitter)やFacebookなど複数のSNSを一括で分析・管理
- 競合分析
- SNS上で話題になっているキーワード探し
- iOSやAndroidのモバイルアプリからも簡単にアクセス可能
- 自動でレポート作成
参考:Meltwater 2025年 ソーシャルメディアの最新状況
まとめ|インサイトの見方と分析方法を理解して活用しよう
Instagramインサイトでは、フォロワーの年齢層や居住地域、各コンテンツへの反応、プロフィールの閲覧状況など、多角的なデータを確認できます。こうした数値から、「どのコンテンツが効果的だったのか」「なぜ反響があったのか」「次にどう改善すべきか」といった視点を持つことで、より実践的な運用が可能になります。
Instagramインサイトの機能では不十分であれば、外部のツールを利用し、分析の精度を上げることも一つの方法です。インサイトを戦略的に活用し、目標達成に向けた効果的なアカウント運用を進めましょう。
この記事の監修者:
山﨑伊代(Meltwate Japanエンタープライズソリューションディレクター)
大学卒業後、新規顧客開拓セールスコンサルタントとしてMeltwater Japan株式会社入社。
食品・生活用品・エンタメ・自動車・機械・学校法人等多種多様な企業・団体の広報・マーケティング部門のデジタル化並びにグローバル化をMeltwaterのソリューションを通して支援。 2016年~2018年グローバルセールスランキング首位。 趣味は山登りとビデオゲーム。