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2026年_インフルエンサーマーケティング成功事例21選_業界別

【2026年版】インフルエンサーマーケティング成功事例21選!業界別に解説


May 14, 2026

インフルエンサーマーケティングの実施を検討しているものの、具体的にどのような施策をしたらよいかわからないというマーケティング担当者の方もいるのではないでしょうか。

本記事では、飲食・美容・ファッションなど業界別に21の成功事例を解説し、SNSごとの特性やインフルエンサー選定のポイントを具体的に紹介します。実際のキャンペーンデータや公式発表をもとに、なぜその施策が成功につながったのかを掘り下げていきます。


インフルエンサーマーケティングとは?

インフルエンサーマーケティングとは、インフルエンサーに自社製品・サービスの紹介やコラボ商品の開発などを依頼し、ブランドの認知拡大や購買行動を促すマーケティング手法です。

インフルエンサーとは、SNSやブログなどのデジタルメディア上で一定のフォロワー数を抱える人を指します。消費者と近い視点からの発信が共感と信頼を生み出し、広告以上にブランドを浸透させる効果が期待できることもあります。


インフルエンサーを選出する際には、自社のターゲット層とインフルエンサーのフォロワー層が合っているかどうかを見極める必要があります。また、フォロワー数が多いほどよいとは限りません。フォロワー数が少なめのインフルエンサーでも、フォロワーとの距離が近くコアなファンに影響力を持ってることもあります。フォロワーとのエンゲージメント率も重要な指標となるでしょう。

▶︎あわせて読みたい:インフルエンサーマーケティングとは?メリット・デメリット、SNS別に成功事例を解説

インフルエンサーの選定には分析ツールが効果的

AIツールの発展により、企業はインフルエンサーの選定精度を高めながらSNSマーケティング施策が行えるようになりました。

インフルエンサーマーケティング専用のツールが登場し、インフルエンサーの特定から、フォロワーの年齢や性別、地域といった属性データや、過去の投稿傾向まで分析できます。インフルエンサーの適性を数値で判断でき、費用対効果を測ることも可能です。

外部に委託せずに自社でインフルエンサー選定ができ、マーケティング成功のノウハウも蓄積されていくでしょう。

▶︎あわせて読みたい:AIをマーケティング分析に活用する方法は?メリット、活用事例を解説

SNSごとのインフルエンサー施策の特徴

インフルエンサーマーケティングでは、各SNSの特性を正しく理解して施策を設計することが重要です。以下の表はMeltwaterのレポートで、SNSチャネルごとのコンテンツ形式と、インフルエンサーとの提携方法をまとめたものです。

 SNSごとのインフルエンサー施策の特徴

ここでは、日本国内で普及率の高いInstagram・X(Twitter)・YouTube・TikTokの4つを取り上げて解説します。

参照:Meltwaterのレポート「インフルエンサーマーケティング最新ガイド

   総務省「令和6年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査

Instagram

Instagramはビジュアルコンテンツに強みを持ち、ファッションやグルメ、インテリアなどとの相性がよいSNSです。ユーザー層は2024年度時点で10〜30代が中心で、20代の利用率が78.0%と最多です。また、60代の利用率が増加していることや、女性の利用率が男性を上回っていることも特徴です。

Instagramのインフルエンサーマーケティングには、リール・カルーセル・ストーリーズなどを使ったインフルエンサーによる投稿やライブ配信があります。企業とのコラボ投稿はストーリーズでも可能で、ショッピング機能と組み合わせて商品購入ページへ誘導することができます

出典:総務省「令和6年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査

▶︎あわせて読みたい:インスタグラム企業アカウントとは?作り方・注意点・成功例を解説

X(Twitter)

X(Twitter)は、ショートテキストとリポスト機能による高い拡散力が特徴です。インフルエンサーの投稿が共感を呼べば、フォロワー以外にも広く情報が届き、短期間での認知拡大を狙う施策に向いています。拡散力が高い分、炎上リスクも高いため、インフルエンサーの選定と投稿内容の事前確認を慎重に行うことが求められます。2024年度の国内のユーザー層は10〜30代が中心で、20代の利用率がI78.0%と最も高いです。男女比率はほぼ1:1です。

X(Twitter)のインフルエンサーマーケティングは、ショートテキストや画像を使った投稿や、企業とのコラボ投稿があります。自社コンテンツのシェアを、インフルエンサーに依頼することもできます。

▶︎あわせて読みたい:X(Twitter)フォロワーを増やす12の方法や手順・注意点を解説

YouTube

YouTubeは長尺動画をメインとしたSNSで、テレビに接続して視聴することも可能です。ショート動画を宣伝として使い、長尺動画に誘導するといった使い方もあります。国内では2024年度時点で全世代の平均利用率が80%超で、特に10〜40代の各世代で9割以上が利用しており、幅広い年代へ情報を届けられます。

YouTubeのインフルエンサー施策の主な例は、長尺動画やライブ配信を通じて商品やサービスを詳しく紹介することです。商品レビューや開封動画、チュートリアルなど、視聴者が購入判断に必要な情報を深く伝えられるため、高単価商品とも合います。動画概要欄へのリンク掲載や商品ページとの併用により、購入までの導線作りが可能です。

出典:総務省「令和6年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査

TikTok

TikTokはショート動画を軸に、エンターテインメント性のある投稿が多いのが特徴です。トレンドの音楽に乗った投稿やハッシュタグチャレンジは短期間で再生数が伸びやすい傾向があります。アプリ内に動画編集ツールが備わっているため、コンテンツ制作のハードルが低い点も特徴の一つです。国内のユーザー層は2024年度時点では10〜20代で多く、10代が65.7%と利用率がもっとも高いです。

TikTokのインフルエンサーマーケティングは、ショート動画を使った商品紹介がメインです。ライブショッピング機能の活用により、ライブ配信中に商品購入ページへ直接誘導することもできます。


【業界別】インフルエンサーマーケティングの成功事例

業界ごとにインフルエンサーマーケティングの成功事例を紹介します。各業界・各SNSでどのような施策が展開され、どのような成果につながったのかを解説します。

アパレル業界

アパレル業界でのインフルエンサー施策を紹介します。

Instagram:低身長向けのコーデを紹介

ファッションブランド「UNIQLO」は、インフルエンサーであるパン粉さんに、ワンピースのPRを依頼しました。

【インフルエンサーの特徴】

「パン粉/asuka」さんは、UNIQLOの公認インフルエンサーです。151cmの身長を活かして低身長女性向けのコーディネートを発信しており、同じような体型を持つフォロワーから高い共感を得ています。Instagramのフォロワーは、2026年4月現在4.9万です。

【コンテンツのポイント】

UNIQLOの「ティアードキャミソールワンピース/丈短め」を身長151cmの目線でレビュー。足首が見えるくらいの丈であることを訴求し、商品の日常的な使いやすさを伝えています。

参照:panko0821 Instagram 

YouTube:幅広いインフルエンサーとコラボ

レディースファッション「SHEIN」は、複数のYouTuberとタイアップしました。

【インフルエンサーの特徴】

かざらずに本音をぶつける「まあたそ」さん(2026年4月現在:195万フォロワー)、ファッションプロデュースを行っている「タナカガ」さん(51.1万フォロワー)など、複数のYouTuberを起用。

【コンテンツのポイント】

インフルエンサーによって、紹介方法やアイテムが異なるため、カジュアル・ナチュラル・プラスサイズなどさまざまな商品の魅力を幅広い視聴者層へ届けられました。ます。一人のインフルエンサーに継続して依頼することで、ブランドへの信頼感も高めています。

参照:【分からん…】SHEINで人気の商品を大量購入で正直レビュー!!  、SHEINで大量購入した秋服が大当たりすぎてやばい【全24着】 


TikTok:スタッフがインフルエンサーとして動画に登場

若年層向けアパレルブランド「WEGO(ウィゴー)」は外部からインフルエンサーを起用するほか、社内スタッフからの発信も強化しています。

【インフルエンサーの特徴】

WEGOは「WEGO TikTok部」を作り、TikTokで発信する役割をスタッフに与えています。オウンドメディアでもスタッフによるコーデ紹介など、発信に力を入れています。

【コンテンツのポイント】

具体的なシーンに合わせたコーデ紹介や、流行のチャレンジ企画など幅広いコンテンツを発信しています。また、TikTok部メンバーと直接交流できるイベントも行い、ファンとの距離が近い施策が特徴です。外部インフルエンサーへの依頼コストを抑えながら、ブランドへの親近感と信頼感を醸成しています。

参照:WEGO ウィゴー | TikTokseju×WEGO TikTok部 来店イベント開催決定! 

EC業界

EC業界での施策を紹介します。

Instagram:インフルエンサーと商品開発

ファッション関連商品や雑貨を販売している「フェリシモ」は、複数のインスタグラマーとコラボ商品を開発しました。

【インフルエンサーの特徴】

スタイリストの「Makoto Fukuda(福田麻琴)」さん(2026年4月現在:3.4万フォロワー)や、シンプルライフ研究家「マキ」さん(2.4万フォロワー)のほか、「スイミー」という絵本ともコラボしています。

【コンテンツのポイント】

Instagramで「好きを形にしてみたら」と題した連載企画を行い、さまざまなインスタグラマーとの服やかばんなどのコラボ商品をカルーセルで紹介しました。商品の使い方だけでなく、それぞれのインフルエンサーの紹介も入れることで、商品の魅力に説得力を持たせています。他社と差別化でき、ブランディングにも効果的な事例です。

参照:felissimo_official 

▶︎あわせて読みたい:ファンマーケティングとは?始め方・具体的な手法・成功事例を解説

X(Twitter):商品の使用例を動画でわかりやすく解説

フィギュア・ホビーメーカーの「壽屋(ことぶきや)」は、KawaiiSenseiさんとタイアップし、「コトブキヤハンド」という商品の再販予約告知をしました。

【インフルエンサーの特徴】

「KawaiiSensei」さんは絵の描き方コンテンツを発信しているクリエイター集団で、X(Twitter)では58万のフォロワーがいます(2026年4月現在)。

【コンテンツのポイント】

コトブキヤハンドとは手の模型の商品名で、複雑な指の動きを描く際のモデルとして使われます。X(Twitter)のPR動画では使用前と使用後の絵の描きやすさを見せ、より消費者目線でアピールしています。商品と親和性の高いインフルエンサーを起用し、ECサイトへの誘導リンクを掲載することで、購買意欲の高いユーザーへリーチできました。

参照:KawaiiSensei@ポーズ本発売中📖 on X 

YouTube:商品到着から動作確認までを動画で紹介

家電メーカー「Hisense(ハイセンス)」は、わたなべ夫婦さんに商品紹介を依頼しました。

【インフルエンサーの特徴】

「わたなべ夫婦」さんは、結婚相談所を運営している夫婦です。人生相談のコンテンツのほか、旅行や商品レビューなど日常Vlogも発信しています。2026年4月現在は16.3万人のチャンネル登録者がいます。

【コンテンツのポイント】

洗濯機が壊れたところから話が始まり、新しい洗濯機の到着、開梱、設置、動作確認までストーリー仕立てになっているのが特徴です。汚れの落ち具合や機能性など購入前に気になる内容を丁寧に伝えることで、視聴者の購買を後押ししています。夫婦が出す生活感と家電製品が合い、広告感を抑えた自然なPRとなっています。

参照:12年使った洗濯機が壊れたので新調したら新しすぎて仰天(笑)【ハイセンス HWF-D120XL-W】 

TikTok:ランニングシューズの使用感レビュー

スポーツウェアを展開する「デサント」は、三津家 貴也さんに自社のランニングシューズを紹介してもらいました。

【インフルエンサーの特徴】

「三津家 貴也」さんは、ランニングコーチかつ陸上選手として活動しています。フォロワーからの質問コメントを動画のネタにするなど双方向のやり取りが特徴で、2026年4月現在はTikTokに47.9万のフォロワーがいます。

【コンテンツのポイント】

デサントのランニングシューズ「エナザイト」を実際に履いてランニングする様子を動画で紹介。普段の発信スタイルと一貫しているため、PR投稿であっても視聴者に自然体のレビューとして映ります。ランニングに特化したインフルエンサーとスポーツシューズの組み合わせが、強い信頼感を生み出しています。

参照:takaya_mitsuya | TikTok 

美容・コスメ業界

美容・コスメ業界での事例を紹介します。

Instagram:コスパ重視のインフルエンサーとコラボ

生活雑貨を販売している「ロフト」は、コスメ商品を紹介するインフルエンサーに1000円美容kana.さんを起用しました。

【インフルエンサーの特徴】

「1000円美容kana.」さんは、プチプラコスメを紹介しているインフルエンサーです。「効果のある商品だけ紹介する」というポリシーのもと、節約志向のフォロワーから高い信頼を得ています。2026年4月現在は、9,700のフォロワーがいます。

【コンテンツのポイント】

ロフトのコスメ商品を実際に使い、Instagramのリール動画で使用前・使用後の変化を見せて効果を実証。「皮膚科ナースの友達も使いまくっているこれ」「美容代月10万超えの親友が激推ししていたこれ」など、コスメにこだわりを持つ人の意見も取り入れることで、商品を訴求しています。

参照:kana._1000 

X(Twitter):商品の体験談・使用方法を写真付きで解説

化粧品メーカー「資生堂」は鹿の間さんとタイアップし、商品の魅力を伝えました。

【インフルエンサーの特徴】

「鹿の間」さんはファッションやコスメのコンテンツを発信しており、普段の投稿でも資生堂の商品を自発的に取り上げています。2026年4月現在のX(Twitter)のフォロワーは17.2万です。

【コンテンツのポイント】

資生堂とのタイアップでは、メイク商品を実際に試した様子の写真とともに、丁寧に解説しています。テキストを目立たせながら複数の画像を組み合わせられるXの特性を活かし、購入の検討に必要な情報を一度に届けています。普段から同ブランドを愛用するインフルエンサーの起用により、PR投稿であっても自然な形でユーザーに届けることができました。

参照:鹿の間🦌 on X 

YouTube:自社製品縛りのメイクを紹介

化粧品ブランド「エトヴォス」は、水越みさとさんに自社製品のPRを依頼しました。

【インフルエンサーの特徴】

「水越みさと」さんは、美容情報を発信するYouTuberです。美容に精通しながら生活者としての正直な目線も持ち合わせており、2026年4月現在はYouTubeで95.1万人のチャンネル登録者数を記録しています。

【コンテンツのポイント】

半顔でbefore/afterを見せる独自の演出と、手の甲に複数のコンシーラーなどをぬって色みの違いを見せることで、商品の使用感をリアルに伝えています。動画の隅に商品の価格情報を記載することで、視聴から購入へ移行しやすい導線を設けています。

参照:【2024年秋新作コスメ】エトヴォスの大人気下地に新色登場!


TikTok:ジェンダーレスコスメで化粧ドッキリ!

ジェンダーレスコスメブランド「SUORUM」は、カップルインフルエンサーとタイアップしました。

【インフルエンサーの特徴】

日本人のりせさんとイギリス人のルイスさんは、国際結婚をした夫婦です。TikTokでは「りせとルイス」として日常生活を発信し、2人の話は漫画になって出版もされています。2026年4月現在は、TikTokで160万のフォロワーがいます。

【コンテンツのポイント】

寝ているルイスさんにりせさんが化粧をほどこしていっしょに外出し、ルイスさんが気づく瞬間や化粧の正直な感想までが動画になっています。ドッキリを仕掛けるというエンタメ性の高い演出が特徴で、男性向けコスメやジェンダーレス商品の認知拡大になるでしょう。

参照:ルイスに化粧のドッキリ反応!意外な結果とは? | TikTok 

観光業界

観光業界でのインフルエンサーマーケティングの事例を紹介します。

Instagram:「サウナ旅」の風景を動画で紹介

ANAは「サウナ旅 in スロバキア・オーストリア」のリール動画の出演に、清水みさとさんを起用しました。

【インフルエンサーの特徴】

清水みさとさんは、サウナ・スパプロフェッショナルの資格を持ち、30カ国以上でサウナ・温泉体験を重ねてきた俳優インフルエンサーです。「サウナ×旅」という独自のジャンルで強固なファンを形成しており、2026年4月現在はInstagramに14.7万のフォロワーがいます。

【コンテンツのポイント】

リール動画では現地でのサウナ体験を紹介しています。投稿内にANAのアカウントへの導線を設け、YouTubeチャンネルなど他媒体へ誘導するクロスメディア戦略も展開しています。

参照:ANA×清水みさと

▶︎あわせて読みたい:クロスメディアとは?重要性・戦略の立て方・成功事例を解説!

X(Twitter):キャンペーンをインフルエンサーがリツイート

「Booking.com Japan」は、「#ブッキングドットコムで夢の旅館旅」というキャンペーンで複数のインフルエンサーを起用しました。

【インフルエンサーの特徴】

「西園寺」さん(2026年4月現在:Xで15万フォロワー)や「mei」さん(Xで9万フォロワー)など、食べ物や旅行関連コンテンツを発信する複数のインフルエンサーが参加しています。

【コンテンツのポイント】

インフルエンサーがコンテンツを作って発信するのではなく、Booking.com JapanのキャンペーンコンテンツをインフルエンサーにリツイートしてもらうPR方式をとっているのが特徴です。旅行と親和性の高いインフルエンサーへ拡散依頼することで、短期間での認知拡大につながりました。

参照:#ブッキングドットコムで夢の旅館旅 - Search / X

▶︎あわせて読みたい:【2026年】SNSキャンペーン成功事例15選!トレンドや実施方法も解説

YouTube:パッケージツアーの様子を紹介

JALは「JALダイナミックパッケージ」の北海道旅行を、旅行系YouTuberのおのださんに提供しました。

【インフルエンサーの特徴】

「おのだ/Onoda」さんは2026年4月現在48.9万人のYouTubeチャンネル登録者を抱えるインフルエンサーで、国内外の観光スポット・グルメ・宿泊施設を紹介しています。実用的な旅行情報と魅力的な映像編集が特徴で、交通機関を活用した旅コンテンツにも定評があります。

【コンテンツのポイント】

「JALダイナミックパッケージ」の北海道2泊3日の旅行を、家族旅行でのVlog形式で紹介。観光名所・カフェ・水族館・ホテルなどを盛り込んだ旅行プランを視聴者が一緒に体験できる構成です。概要欄に航空チケットなどのリンクが記載されており、購入への導線作りもされています。

参照:JALダイナミックパッケージで行く北海道2泊3日家族旅行

飲食業界

飲食業界でのインフルエンサー施策を紹介します。

Instagram:グルメインフルエンサーとメニュー開発

「ホテルニューオータニ」と「プリマハム」は、はっしーさんにメニュー考案に参加してもらい、コラボ商品を開発しました。

【インフルエンサーの特徴】

Instagramでフォロワー28.6万(2026年4月現在)を持つ「はっしー(橋本陽)」さんは、全国のグルメ情報を発信するインフルエンサーです。「100日焼き鳥生活」「100日鍋生活」などテーマに沿ってチャレンジしています。飲食店のPRはしないことをモットーに、正直なレビューが持ち味です。

【施策のポイント】

プリマハムを使った新作メニューをはっしーさん(当時は「フォーリンデブはっしー」さん)が監修し、ホテルニューオータ二ーで提供。Instagramでもメニュー内容を発信することで、フォロワーに訴求しています。インフルエンサーを広告塔ではなく開発者として関与させることで、フォロワーの来店促進を獲得できた事例です。

参照:「フォーリンデブはっしー」氏監修、旨味も背徳感もたっぷりのコラボメニュー登場! 

▶︎あわせて読みたい:O2Oとは?意味やマーケティング活用のメリット、事例を解説

X(Twitter): 「100種類の酒を飲みくらべ」を漫画で紹介

酒屋兼テイスティングバー「SHUGAR MARKET」は、ケメジホさんにお酒の飲み放題の体験を漫画形式でつづってもらいました。

【インフルエンサーの特徴】

X(Twitter)で漫画やイラストを投稿する「ケメジホ」さんは漫画やイラストを投稿しているクリエイターで、Xのフォロワーは1.9万(2026年4月現在)です。投稿コンテンツの内容はグルメ関連というわけではなく、異世界のキャラクターをユーモアに表現しています。

【コンテンツのポイント】

「酒は好きだが弱いインフルエンサーが100種類の酒を飲みくらべ放題の店を訪れたら」という設定で、店内の居心地や魅力を漫画形式のレポとして発信しました。読者が漫画を楽しみながら、自然に「行ってみたい」と感じさせる仕上がりになりました。いいね2.5万件・リポスト1.7万件を獲得し、フォロワー数を考えると大規模な拡散に成功した事例といえるでしょう。

参照:ケメジホ on X 

YouTube:YouTuberとのメニュー開発

寿司チェーン店「スシロー」は、きまぐれクックさんとコラボメニューを開発しました。

【インフルエンサーの特徴】

「きまぐれクックKimagure Cook」さんは、チャンネル登録者1,520万人(2026年4月現在)を誇る魚料理系YouTuberです。魚の目利きや調理技術などを動画で紹介しています。

【コンテンツのポイント】

YouTubeでは、スシロー社長がきまぐれクックのかねこ氏のスタジオへ直接訪問し「びん長まぐろをさらに美味しくしてほしい」というミッションを依頼するところから始まり、ドラマ性のある作りになっています。そして、新作の寿司の試作・社内プレゼン・試食審査に至るまでの全工程が描かれています。開発の舞台裏を公開することで、発売前から視聴者の期待感と購買意欲を高めることに成功しました。

参照:【スシロー×きまぐれクック】きまぐれクック監修の全6商品を全国のスシローにて販売いたします! | Carry On 

TikTok:地産地消のコンセプト発信×クーポン

ハンバーガーチェーン店「モスバーガー」は、「まぜるシェイク 埼玉県産いちご」という商品プロモーションに、TikTokおよびInstagramのインフルエンサーを複数起用しました。

【インフルエンサーの特徴】

「さいぼん@埼玉グルメ」さん(2026年4月現在:TikTokで4.7万フォロワー)や「埼玉グルメナビ(浦和たまこ)」さん(TikTokで1,400フォロワー)など、埼玉のグルメを発信しているインフルエンサーを複数名起用しました。

【コンテンツのポイント】

モスバーガーは、新聞の折り込みチラシやスタンプカードではキャンペーンのお知らせがZ世代に届かなかったことが課題でした。そこで、Z世代の利用率が高いTikTokでのインフルエンサー施策を行い、臨場感ある動画にクーポン情報を組み合わせることで来店を促しています。「まぜるシェイク 埼玉県産いちご」は、埼玉県内限定販売で累計23万5,000杯を売り上げるヒット商品となり、社内でもSNS施策への手応えが広がるきっかけになりました。

参照:期間限定!埼玉県産いちごシェイクが登場 | TikTok埼玉県産いちごを味わうモスの夏メニュー | TikTok 

食品・飲料業界

食品・飲料業界での事例を紹介します。

Instagram:商品を使った可愛いドリンクレシピを紹介

清涼飲料水を提供する「アサヒ飲料」はmaekaさんとコラボし、オリジナルのドリンクレシピを発信しました。

【インフルエンサーの特徴】

「maeka」さんは、手作りのお菓子・インテリア・カフェ系コンテンツを発信するリール動画クリエイターで、2026年4月現在のInstagramのフォロワーは8.4万です。

【コンテンツのポイント】

カップに注いだアサヒ飲料の「ワンダ モーニングショット」に、マシュマロを浮かべるオリジナルレシピを発信。マシュマロは市販のものでもよいとしつつ、動物型のものを手作りするところにmaekaさんの独自性と作る楽しさが表れています。「かわいい」「真似したい」という視覚的訴求が強いコンテンツです。

参照:asahi_soft_drinks×maeeeeka_

YouTube:料理系インフルエンサーと新商品を紹介

飲料品をメインに扱う「ポッカサッポロ」は炭酸飲料水のPRに、リュウジさんを起用しました。

【インフルエンサーの特徴】

「リュウジ」さんは、バズレシピを数多く生み出してている料理研究家です。YouTubeで540万人の登録者を抱えるほか、X(Twitter)で290万・Instagram220万などSNS上で総フォロワー約1,140万(2026年4月現在)を誇り、著書累計150万部、レシピ本大賞受賞など、食の領域での圧倒的な信頼と拡散力を持ちます。

【コンテンツのポイント】

リュウジさんはポッカサッポロとのコラボレシピとして、「北海道富良野ホップ炭酸水」を使った料理をYouTubeで紹介しています。リュウジさん自身の飾らない言葉で商品のよさが伝えられており、広告感が抑えられているのが特徴です。Amazon特売のリンク付けに加え、Xでもキャンペーンを展開するなど、クロスプラットフォームを活用することで購買転換率の向上につながっています。

参照:【ご飯専用唐揚げ】がヤバいポッカサッポロフード&ビバレッジ🍋 on X 

TikTok:味の素コンソメコンテストキャンペーン

「味の素」は料理コンテストの開催に伴い、ケンティー健人さんにオリジナルレシピの投稿を依頼しました。

【インフルエンサーの特徴】

「ケンティー健人/kenty」さんは、簡単に作れる料理レシピ動画を発信しています。TikTokのフォロワーは540万・総いいね数は2億1,550万(2026年4月現在)を誇る国内トップクラスの料理系クリエイターです。

【コンテンツのポイント】

「味の素KKコンソメ」という商品を使った簡単レシピが、動画で紹介されています。食パンにコンソメを直接かけるアレンジや、ご飯×卵×しらす×コンソメといった意外性のある使い方を次々と実演し、コンソメの活用幅を視覚的に伝えています。「#コンソメる」というハッシュタグの気軽な響きと、簡単レシピを発信するケンティー健人さんとの相性がマッチし、UGCの大量生成につながりました。

参照:味の素KKのコンソメ料理コンテスト | TikTok 

まとめ|SNS・業界ごとに最適なインフエンサーマーケティング施策を

インフルエンサーマーケティングで結果を出せるかどうかは、SNSの特性と業界の相性を正しく理解した上でインフルエンサーを選定できるかどうかにかかっています。本記事で紹介した21の事例が示すように、フォロワー数よりも、ターゲット層との親和性を重視することが、購買行動につながります。

自社に合ったインフルエンサーを見つけるには、フォロワーの属性データや過去の投稿傾向を分析するツールの活用がおすすめです。Meltwaterのインフルエンサーマーケティングツールは、AIを活用したインフルエンサーの発掘から施策の効果測定まで、一貫して対応しています。SNSマーケティング施策の見直しを検討している方は、ぜひMeltwaterの分析ツール導入をご検討ください。

山﨑伊代(Meltwate Japanエンタープライズソリューションディレクター)

大学卒業後、新規顧客開拓セールスコンサルタントとしてMeltwater Japan株式会社入社。
食品・生活用品・エンタメ・自動車・機械・学校法人等多種多様な企業・団体の広報・マーケティング部門のデジタル化並びにグローバル化をMeltwaterのソリューションを通して支援。 2016年~2018年グローバルセールスランキング首位。 趣味は山登りとビデオゲーム。

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