Twitterでは、フォロワーの数が多いほどアカウントの認知度も高まり収益アップにつながるため、フォロワーを増やしたいと考えている企業も多いでしょう。
Twitterのフォロワーを増やすには、ポイントを押さえたアカウント運用が重要です。
この記事では、フォロワーを増やすために必要な手段を順に解説します。また、効率よくフォロワーを増やすために役立つ外部ツールも紹介しますので参考にしてみてください。
Twitterでフォロワーを増やす手順
Twitterでフォロワーを増やす方法
Twitterのフォロワーを増やす際の注意点
Twitterのフォロワーを増やすための運用には「Meltwater」
Twitterのフォロワーを増やすにはPDCAが重要
Twitterでフォロワーを増やす手順
フォロワーを増やす施策を実行する前に、増やすための正しい手順を理解しましょう。大まかな手順は以下のとおりです。
- アカウント設計をする
- 運用目標を設定する
- ターゲットに合わせた発信をする
- データ分析と改善をする
この手順は、Instagramなど他のSNSにも応用できます。以下では手順の具体的な内容について説明します。
アカウント設計をする
フォロワーを増やすには、ターゲット層に合わせた発信が必要です。
したがって、まずは発信の目的や発信内容の方向性などのアカウント設計を行い、全体像を整えましょう。
アカウント設計にあたっては、まず、ソーシャルリスニングを行い自社の現状と競合他社の運用状況などを確認します。競合他社について調査する際は「どのようなツイートが伸びているか」「フォロワーとどのようなコミュニケーションをとっているか」などの項目を決めて調査します。
それらのデータを分析し、具体的なターゲット層やツイートのトーン&マナー、発信者のキャラクターなどを設計していきましょう。設計し終わったら、各ポイントがターゲット層や発信の目的・方向性に沿っているかチェックします。
運用目標を設定する
アカウント設計ができたら、アカウントの最終的なゴールとなるKGI(重要目標達成指数)を設定します。
KGIを設定したら、それを達成するための具体的なKPI(重要業績評価指数)を設定しましょう。
KGIの例としては「1年後のフォロワー数」「平均のエンゲージメント率」「Twitter経由の売上」などが挙げられます。
そして、KGI達成のためには、適切なKPIの設定が必要不可欠です。「週のエンゲージメント数」「ツイートごとのプロフィールへのアクセス率」「1日のツイート数」など、段階的に達成できるKPIを設定しましょう。続いて、各KPI達成のためにどのような施策をすべきかについて立案していきます。
ターゲットに合わせた発信をする
ツイートする際は、設定したターゲット層に合わせた発信を行いましょう。年齢層や性別の他、どのような物事に関心を持つ層なのかについても掘り下げ、発信内容を考えます。ツイートをしつつ、ターゲット層とのズレが生じていないかの確認も必要です。複数人でチェックできる体制を整えておきましょう。
また、ターゲット層のフォロワーを獲得する方法として、クーポン券などが当たるキャンペーンやTwitter広告などを実施することも考えられます。他のチームと連携しながらこれらの施策を行う際は、方向性を共有して効果的な発信を心がけましょう。
データ分析と改善をする
フォロワーを増やすには、発信を続けるだけでなくデータの分析および改善も重要です。
ここで、フォロワーが増える基本的な流れをみてみましょう。
- ツイートをする
- インプレッション数が増える
- プロフィールへのアクセス数が増える
- フォロワー数が増える
このプロセスを実現するためには、各指標の推移をツイートごとに確認しつつ分析し、ツイートの質を高めていく必要があります。
インプレッション数やプロフィールへのアクセス数が多かったツイートを分析し、横展開していくと、さらに多くのユーザーの目に留まりやすくなります。
指標の分析にあたっては、Twitterアナリティクスや管理・分析ツールを活用するとよいでしょう。
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Twitterアナリティクスの見方や使い方、分析・活用方法を解説
Twitterでフォロワーを増やす方法
Twitterでフォロワーを増やすためには、魅力的な内容の投稿をすることはもちろん、プロフィールの工夫やハッシュタグの活用など対応すべきことがたくさんあります。そこで、Twitterでフォロワーを増やすためにすべき11個の方法について解説します。
1|目を引くプロフィールやアイコンにする
ユーザーがプロフィールを見たときに「欲しい情報が手に入る」と思ってもらえるようなプロフィール欄を作成しましょう。
プロフィールには、主に以下の項目を盛り込むと魅力的に映ります。
- 自分は何者か
- どんなことを発信しているか
- どのような実績を持っているか
- フォローすることでどのような利益を得られるか
また、アイコン画像やカバー画像も目を引く魅力的なものにしておく必要があります。
パッと見ただけでどのようなアカウントなのか分かり、ユーザーの興味を引く画像を設定しましょう。
たとえば、自社の代表的な商品をアイコンにしたり、インパクトのあるデザインのロゴマークを設定したりするとよいでしょう。また、カバー画像では自社の社風が一目で分かるものを設定するとユーザーの興味を引きやすくなります。
2|ツイートの量・質を担保する
1日のツイート数を決め、量・質共に担保するよう心がけましょう。なぜなら、Twitterは情報が流れる速度が早いため、定期的にツイートしてユーザーの目に触れるようにし、アカウントを認識してもらうことが大切だからです。日によってツイートをしたりしなかったりするのではなく、毎日複数回ツイートしてフォローしてもらえるタイミングを増やしましょう。
また、ツイートの質を担保するためにはターゲット層に沿った投稿であることが重要です。毎日同じような内容の投稿ではユーザーに飽きられてしまうので、日々内容に変化を加えてツイートしましょう。その際は、発信内容にズレがないかチェックしながら投稿を継続することが大切です。
3|ターゲット層がアクティブな時間にツイートする
投稿を多くのユーザーに見てもらうには、ターゲット層がアクティブな時間帯にツイートすることが大切です。アプリ分析サービス・App Apeの調査によると、以下の時間帯にアクティブユーザーが多いといわれています。
- 6~8時
- 12~13時
- 20~22時
このうち、特に20〜22時台の利用が活発です。
まずはこのデータを参考に、ユーザーがアクティブな時間帯での投稿を継続してみましょう。そして、曜日や時間帯ごとのエンゲージメント数を調査し、自社のターゲット層に合った投稿時間帯になるよう最適化していくとよいでしょう。
4|ユーザーとコミュニケーションをとる
一方的に発信するだけでなく、企業側からも他ユーザーをフォローしたりいいね、リツイートなどをしていきましょう。
ターゲット層や競合他社のアカウントにも積極的に反応することで、多くのユーザーに認知してもらえます。また、ターゲット層のアカウントをフォローすればフォロー返ししてもらいやすく、フォロワー数増加につながります。
ユーザーによる自社の口コミを見つけたら、積極的にお礼のコメントをするようにしましょう。企業から直接対応してもらえたことで、ユーザーからの好感度アップにつながります。また、自社に対してネガティブなツイートをしたユーザーにも丁寧な対応を心がけましょう。ネガティブな反応に対しても企業自ら丁寧に対応することで、ユーザーから親しみを覚えてもらいやすくなります。
5|インフルエンサーと交流する
インフルエンサーと交流することで、自社アカウントの認知につながります。
インフルエンサーは多くのフォロワーやファンを抱えているため、一つの投稿でも大きな影響力を持っています。よって、インフルエンサーのツイートにリプライや引用リツイートなどをすれば、「多くのユーザーの目に留まりやすくなる」ということです。ただし、やりすぎると「しつこい」「便乗しているだけ」などのマイナスイメージにつながるため、自然な流れのときのみ交流するようにしましょう。
また、インフルエンサーに自社商品やサービスのプロモーションを依頼することも、フォロワーを増やすために有効です。
6|ハッシュタグを活用する
多くのユーザーに自社アカウントを認知してもらうためには、トレンドに上がっているハッシュタグを利用した投稿も有効です。
ハッシュタグは「#」(ハッシュマーク)の後につぶやきたい文言を入れてツイートすることで、共通の話題でユーザー同士が盛り上がれる機能です。
たとえば、「#企業公式がお疲れ様を言い合う」など、企業アカウントが使用しているハッシュタグを使って話題に参加すれば、同じハッシュタグを見ているユーザーに認知してもらいやすくなります。なお、Twitter公式では1ツイートのハッシュタグは2つまでを推奨しているため、付けすぎには注意しましょう。
7|キャンペーンを実施する
ユーザーが思わず応募してみたくなるキャンペーンの実施も、自社アカウントの認知拡大に役立ちます。
Twitterでのキャンペーンとしては「芸能人が登場する広告のコピーを募集する」「フォロー&ハッシュタグ付きのツイートをするとプレゼントが貰える」などが挙げられます。
Twitterキャンペーンを多くのユーザーに利用してもらうためには、ユーザーが気軽に参加したくなるキャンペーンであることが必要です。あまりハードルが高い条件を付けてしまうと、サービス内容が良かったとしてもユーザーが参加を躊躇してしまうので気を付けましょう。多くのユーザーを巻き込める内容や、自社商品・サービスと絡めたオリジナリティの高いキャンペーンが効果的です。
8|Twitter広告を出稿する
Twitter広告とは、タイムラインや検索結果に掲載できる有料広告形式のツイートのことです。通常のツイートと同じく、テキストだけでなく画像や動画、リンクを載せられます。Twitter広告では、設定画面で「広告キャンペーンの目的」「フォロワー数」を選択すると、増加したフォロワー数に応じて課金されるようになります。
Twitter広告で多くのユーザーの興味関心を引ければ、ユーザーたちがリツイートや引用リツイートで拡散するため圧倒的な速度でフォロワー増加につなげられます。
一方、興味を持ってもらえない場合エンゲージメント率が低下したり、広告が表示されるのを面倒に思ったフォロワーからフォロー解除されやすかったりする難点もあります。よって、Twitter広告でフォロワーを増やしつつ、有益な情報発信ができているか確認を怠らないことが大切です。
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9|各タッチポイントにアカウントを掲載する
Twitter上だけでなく、その他SNSや公式HP、ECサイト、店頭のポップなど複数のタッチポイントにもアカウントを掲載しましょう。そうすることでユーザーの認知度がアップし、フォロワー数増加につなげられます。たとえば、公式HPやブログであれば閲覧者の見やすい位置にアカウントを表示したり「Twitterでは最新の情報をリアルタイムで発信!」などと書き添えたりするとよいでしょう。実店舗では、商品ポップに「お得なセール情報はこちらから」と一言添えてアカウントを記載すると、来店客に興味を持ってもらいやすくなります。
10|エンゲージメント率の高いツイートを横展開する
Twitterアナリティクスなどの解析ツールを使って、各ツイートのエンゲージメント率をチェックするようにしましょう。Twitterアナリティクスでのエンゲージメントでは、「いいね」「リツイート」「返信」の数を確認できます。エンゲージメント率の高い投稿を分析し、ユーザーから興味を持ってもらえた要因を把握することがフォロワーを増やすコツです。
他社の人気ツイートを参考にすることも大切ですが、ただ真似するだけでは高エンゲージメント率を獲得できません。自社アカウントオリジナルの要素で興味を引くツイートを投稿することが重要です。高エンゲージメント率を獲得できる要因が把握できたら、他のツイートにも反映させて横展開することで、効率的にフォロワーを増やすことができます。
11|Twitterの管理・分析ツールを活用する
企業でTwitterを運用する場合、自社アカウントだけでなく競合アカウントやフォロワー、インフルエンサーなど多くの情報を管理・分析・活用する必要があります。Twitterの公式分析ツールであるTwitterアナリティクスは、無料ですぐに使える点はメリットですが、管理や分析に手間がかかるため担当者の負担が大きいデメリットもあります。
そこで、Twitter運用にあたっては外部ツールの利用の検討をおすすめします。ツールによっては、ツイートの管理・分析両方の機能を兼ね備えたものもあります。Twitterの全量データをモニタリングし、競合アカウントまで分析したり、Twitter運用における戦略立案にまで対応しているツールもあります。目的に合ったツールを選び、運用に活かすとよいでしょう。
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Twitterのフォロワーを増やす際の注意点
Twitterでフォロワーを増やす際は、ルールに違反することがないよう気を付けましょう。
たとえば、フォロワー欲しさからフォロワーを購入するのはルール違反です。ルール違反が発覚すると、アカウントが凍結される恐れもあります。以下では、Twitterでフォロワーを増やす際に注意すべき点について解説します。
フォロワーの購入はしない
Twitterでフォロワーを増やしたいからといって、フォロワーを購入することはやめましょう。
Twitterの「プラットフォームの操作とスパムに関するポリシー」では、禁止事項として以下の行為を挙げています。
「ツイートやアカウントの測定データの増加を販売または購入すること – フォロワーやエンゲージメント(リツイート、いいね、@ツイート、投票)を販売または購入すること」
(引用:プラットフォームの操作とスパムに関するポリシー|ヘルプセンター)
この禁止事項に従わずフォロワーを購入した場合、Twitterの規約に抵触しアカウントが凍結される可能性があります。そもそも、購入できるようなアカウントはアクティブでないことが多く、エンゲージメントが高まるわけではありません。また、フォロワー購入が明らかになれば企業の信用低下につながります。
以上により、フォロワーの購入は企業のアカウント運営において本質的ではないため、地道な発信を続けるよう心がけましょう。
炎上対策をする
Twitterの投稿では、ユーザーが不快感を覚えるセンシティブな表現は炎上リスクがあるため避けましょう。炎上とは、個人や企業の発言・行動に対しネットやSNS上で非難が殺到する現象をいいます。対策としては、投稿する前に「ユーザーを不快にさせるような内容がないかどうか複数人でチェックする」「災害や地政学リスクなどを日頃から意識しておく」「炎上防止の教育プログラムを実施する」などが挙げられます。
万が一炎上してしまった時のために、対応策を用意しておくことも重要です。一定以上のメンションがあった場合に通知があるアラート機能のついた管理ツールの導入なども検討するとよいでしょう。
アカウント凍結のリスクを理解しておく
Twitterは、アカウントが凍結される原因について以下を挙げています。
- 悪質なスパム行為(迷惑行為)
- セキュリティが危険な状態にある
- 攻撃的なツイートや行動
ユーザーにしつこく何度もDMを送ったり、アカウントが乗っ取り・ハッキングされていたり、攻撃的なツイートを繰り返したりすると、ある時突然アカウントが凍結され利用できなくなる恐れがあります。
アカウントが凍結される可能性のある行動をきちんと把握し、健全な運用を心がけましょう。
Twitterのフォロワーを増やすための運用には「Meltwater」
企業アカウントでTwitterのフォロワーを増やすためには「Meltwater」を活用すると効率的です。
MeltwaterではTwitterの情報収集・管理・分析を一元管理できるため、フォロワーを増やすための運用に有益です。
Meltwaterは、あらゆる媒体を対象に検索キーワード数無制限で情報を収集できます。
したがって、具体的な数値に基づいた広範囲な分析が可能です。また、さまざまな評価数値に基づき、競合他社のパフォーマンスを比較することもできます。さらに、AIが導き出した総合レポートをワンクリックで作成できるので、担当者の負担を大きく減らすことが可能です。
以上のようにMeltwaterは、多くのユーザーから支持されるアカウント作りに必要な機能を数多く備えています。
Meltwaterを活用し、効率よくフォロワーを増やしてみてはいかがでしょうか?
Twitterのフォロワーを増やすにはPDCAが重要
Twitterでフォロワーを増やすには、ターゲット層に合わせたアカウント像を設定し、ユーザーの興味を引く投稿を継続して行う必要があります。
また、ユーザーからの反応を分析し、投稿内容をブラッシュアップしながら工夫することも重要です。ユーザーの心を掴む施策を立案するためには、さまざまな情報を収集し、項目ごとに数値を確認・分析しなければなりません。
Twitterの管理・分析・運用を効率的に行い、できるだけ速くフォロワーを増やしていきたい企業の担当者さまは、Meltwaterの導入をご検討ください。