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バズマーケティングとは?代表的な5つの手法と成功事例を解説

バズマーケティングとは?代表的な5つの手法と成功事例を解説


馬見塚堅

Aug 9, 2023

バズマーケティングという言葉を聞いたことがあるものの、「具体的にどういったマーケティング施策なのか正直わかっていない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこでこの記事ではバズマーケティングの意味や代表的な手法、メリットやデメリットについて、わかりやすく解説していきます。

実施手順や成功のポイント、事例なども併せてご紹介していますので、バズマーケティングの基本を押さえたい方は最後までご確認ください。

バズマーケティングとは?

バズマーケティングとバイラルマーケティングとの違い

バズマーケティングの代表的な手法

バズマーケティングのメリット

バズマーケティングのデメリット

バズマーケティングを成功に導くポイント

BtoB企業におけるバズマーケティングの実施手順

バズマーケティングの成功事例

まとめ

 

バズマーケティングとは?

What is Buzz Marketing?

バズマーケティングとは、自社の商品・サービスについての話題を作ることで口コミを発生させ、短期間で認知拡大を得るマーケティング手法です。SNS上でよく行われます。

 バズマーケティングの「バズ」は、ハチがぶんぶんと音を立てて飛び回る様子を表す英語のBuzzに由来しています。SNSで話題になるという意味の「バズる」も、ここから来ました。

 ハチが群がるように、ある話題に多くの人が集まる状態を作り、広告的効果を生み出すのがバズマーケティングです。

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バズマーケティングとバイラルマーケティングとの違い

Difference between buss marketing and viral marketing

バズマーケティングと類似する手法としてバイラルマーケティングがあります。

両者は口コミを活用して商品やサービスの認知獲得を目指すことが、共通点です。異なるのは、企業側の動きです。バズマーケティングは、企業側がバズらせるための活動を積極的に実施するマーケティング手法です。

対してバイラルマーケティングは、口コミが自然と広がるような仕組みを作っていくマーケティング手法となり、企業側が口コミをあえて広げることはありません。

 

バズマーケティングの代表的な手法

Typical Buzz Marketing Techniques

ここからはバズマーケティングに用いられる代表的な手法について、ご紹介していきます。

1. SNSキャンペーンの企画・実施

SNSキャンペーンとは、TwitterやFacebook、InstagramなどのSNSを活用したマーケティング施策の一つであり、バズマーケティングにおいても中心的な手法となります。 

キャンペーンの実施期間中、フォローやリツイートなど特定のアクションを起こしてくれたユーザーに対して抽選でプレゼントを贈呈するなどの企画を行い、商品やサービスを宣伝します。

応募してすぐに抽選結果がわかる「インスタントウィン」と呼ばれるキャンペーンも、バズマーケティングにおいては有効です。手軽に楽しめる企画なので、フォローやリツイートを参加条件にすれば、フォロワー数の拡大が見込めます。

また、指定したハッシュタグをつけた上で商品・サービスの感想をコメントすることを参加条件にするのも、口コミの拡散に効果的でしょう。

 

2. インフルエンサーの起用

インフルエンサーの起用も、バズマーケティングにおける中心的な手法となります。

 インフルエンサーとはInstagramなどのSNSを中心に、数千~数百万人のフォロワーを抱えている人のことです。ファッションや美容、グルメといった特定分野での情報発信を行っており、そのコミュニティ内において大きな影響力を誇っています。

 そのため商品・サービスをインフルエンサーに使用してもらい、その感想などを投稿してもらうことができれば、フォロワーに対しての強力な宣伝になるでしょう。

 

関連記事「インフルエンサーマーケティング」に関する詳しい記事はこちら
インフルエンサーマーケティングとは?起用のメリットや成功事例を解説

3. 画像や動画の投稿

画像や動画の投稿もバズマーケティングの手法として活用されています。

多くのSNSでは、テキストだけでなく画像や動画といったコンテンツも投稿できます。

テキストのみのコンテンツを投稿するよりも、画像や動画も併せて投稿したほうが視覚的にわかりやすく、ユーザーの興味を引くことができるでしょう。SNSキャンペーンやインフルエンサーによる投稿の場合も同様です。

 また自社で商品の面白い使い方などを動画コンテンツとして制作し、SNSで投稿するといった取り組みもバズマーケティングにおいて有効と言えます。

4. 自社商品やサービスのクチコミを募集

バズマーケティングでは、自社商品やサービスの口コミを募集するという手法も活用されます。SNSキャンペーンで口コミ投稿を参加条件にすることは勿論、商品・サービスに対する感想を募集することもできます。

 これらの手法で集めた口コミを企業側がSNS上で投稿することで、顧客の認知拡大や購買促進に繋げていくことが可能です。

 ただし集めた口コミをSNS投稿するといった二次利用を行う場合、口コミ投稿者の許可を得る必要がある点は留意しておきましょう。

5. オリジナルハッシュタグの活用

オリジナルハッシュタグを活用することも、バズマーケティングの手法として有効となります。ハッシュタグとはその投稿のキーワードのようなもので、「#○○」といった形で記載されます。投稿にハッシュタグを付けることで、その投稿が検索されやすくなります。

 オリジナルハッシュタグとは、キャンペーンのために企業が作ったハッシュタグのことです。

例えば「#anaタビキブン」「#ケンタフォト」「#わたしの愛知」などがあります。それぞれ、旅の思い出、ケンタッキーフライドチキンに関する写真、愛知県の魅力がわかる写真を募集したキャンペーンです。オリジナルハッシュタグには「#会社の名前+@」の形やキャッチフレーズのようなものがあり、キャンペーンであることが見てとれます。

キャンペーンの参加を促すときに、オリジナルハッシュタグは有効な方法です。

 

 

バズマーケティングのメリット

続いてバズマーケティングのメリットについて、4点ご紹介します。

1. 認知度・購買意欲の向上

一つ目のメリットは認知度や購買意欲の向上です。バズマーケティングはSNSを活用する手法が多いため、SNSマーケティングのメリットを受けやすいです。

まず、SNSは拡散性が高いため、短期間での認知度の向上が見込めます。また以下のグラフにもあるように、最終的に買うかどうかの決定はSNSの投稿が大きく影響することがわかっています。

 

Increased awareness and willingness to purchase

出典:SNSのクチコミが生活者の購入・来店に与える影響を調査

バズマーケティングはSNSの特徴を生かし、認知度や購買力向上に繋げます。

2. 高い費用対効果

費用対効果が高い点もバズマーケティングの大きなメリットです。SNSによる情報やコンテンツの投稿にかかる費用は、テレビCMや街頭広告、WEB広告を出すよりも安くなる傾向にあります。

 SNSでの口コミがユーザーの購買検討に大きく影響することも踏まえると、費用対効果が高いマーケティング手法であると言えるでしょう。

 

3. 消費者のリアルな声を収集

バズマーケティングでは、SNSユーザーを中心とした消費者の口コミを拡散していくことになります。 

口コミの中にはポジティブなものだけでなく、ネガティブな内容のものも含まれています。こういった消費者のリアルな声を、バズマーケティングを通じて収集することで、商品やサービスの改善にも繋げることができます。

 

4. ターゲット層にアプローチしやすい

ターゲット層にアプローチしやすいという点もメリットとして挙げられます。 

インフルエンサーは特定分野での情報発信を行っており、その分野への強い興味や関心を抱いている人達がフォロワーとなっていきます。

そのため自社の商品・サービスと親和性の高いインフルエンサーを起用することで、ターゲット層にアプローチしやすくなるのです。

特にマイクロインフルエンサーやナノインフルエンサーなど、フォロワーが少ないものの影響力の高いインフルエンサーを起用することで、より一層ターゲットへの訴求力を高めることができるでしょう。

 

バズマーケティングのデメリット

バズマーケティングのメリットを押さえていただいたところで、デメリットも併せて確認しておきましょう。

 

1. 炎上の可能性もある

デメリットとしてまずご紹介するのは炎上の可能性もあるという点です。バズマーケティングではSNSを活用することが多いですが、SNSの性質上、炎上のリスクは常に付きまといます。 

商品・サービスの品質が悪かったり、企業側の投稿に不適切な内容が含まれていたりすれば、炎上が起きやすいと言えるでしょう。

 

2. ネガティブな声も拡散されやすい

ネガティブな声も拡散されやすいという点も忘れてはいけません。先ほども触れた通り、口コミの中にはポジティブな声だけでなく、ネガティブな声も当然含まれています。 

バズマーケティングに取り組む以上、炎上とまでは行かないものの、ネガティブな声も拡散されるケースもあると留意しておきましょう。

3. 効果が瞬間的に終わってしまう可能性もあり

次に挙げられるデメリットは、効果が瞬間的に終わってしまう可能性があるという点です。

バズマーケティングでは短期的に認知の拡大に繋げられる反面、その効果が永続的に続くことはなかなかありません。

むしろすぐにその効果が消えてしまうことも多いと言えるでしょう。

そのためバズマーケティングと並行して商品を改良したりリピーター特典を作ったりするなど、継続的な対策が必要です。

4. 誤った情報が拡散される可能性がある

誤った情報が拡散される可能性がある点も理解しておきましょう。

SNSユーザーが口コミとして投稿する内容は、企業がコントロールすることはできません。

そのため時には誤った情報が拡散されてしまうことも出てきます。

炎上を防ぐため、定期的にモニタリングし、誤った情報があれば修正対応をするといった取り組みが必要です。

 

バズマーケティングを成功に導くポイント

Key to successful buzz marketing

ここからはバズマーケティングを成功に導くポイントを5つご紹介します。

 

1. お試し(無料)期間を設ける

一つ目のポイントはお試し(無料)期間を設けるという点です。どれだけ魅力的な商品やサービスであっても、実際に使ってもらわなければ、その評価が口コミとして現れることはありません。

そのため無料で利用できるお試し期間を設けたり、試供品を提供したりすることが、重要です。お試し期間を設け、商品やサービスの魅力を知ってもらうことで、ポジティブな口コミの拡散も狙うことができるでしょう。

2. 親和性の高いインフルエンサーを起用する

親和性の高いインフルエンサーを起用するという点も大きなポイントです。

先ほどもお伝えした通り、インフルエンサーにはそれぞれ特化した分野があります。 

そのためバズマーケティングで成果を挙げるには、自社の商品・サービスと親和性の高いインフルエンサーを起用することが重要になります。

 例えば美容雑貨を提供しているのであれば、美容系の投稿を日頃から行っているインフルエンサーを起用するとよいでしょう。

3. 複数のSNSを利用する

SNSにはそれぞれ特徴があり、ユーザー層も異なるため、ターゲットに応じて使い分けたり、複数のSNSを併用したりすることで効果を高めることができます。

例えばInstagramは写真投稿を中心としたSNSであり、10~20代の若年層が主なユーザーとなります。Facebookは実名制ということもあり、他のSNSよりもフォーマルな場所として認識されているため、ユーザー層も30代以上のビジネスパーソンが中心となっています。

このように各SNSの特徴やユーザー層を理解した上で使いこなせるかが、バズマーケティングの成果を大きく左右することになるでしょう。

 

4. 企業独自の有益な情報を発信する

バズマーケティングにおけるコンテンツには、他の投稿にはないオリジナリティが求められます。 

たとえ他社が既に取り扱っているような情報でも、そこに自社独自の視点を取り入れると、投稿のオリジナリティを高めることができるでしょう。商品の説明のし方一つでも、友だちに話すような調子か硬い言葉を使うかで、かなり印象が違います。

また企業のキーカラーをいくつか決めてサイトの雰囲気作りをしたり、オリジナルキャラクターを作ったりする方法もあります。

今持っているものを大切にしつつ、他のコンテンツとの差異化を図ることが大切です。 

5. トレンドを取り入れる

ポイントの最後にご紹介するのは、トレンドを取り入れるという点です。

トレンド性の高いテーマはそれだけSNSユーザーの注目を集めやすい上、拡散されやすくなります。

そのためバズマーケティングにおいても、トレンドを積極的に取り入れた投稿を行うことがポイントになるでしょう。

例えばリモートワークが盛んになり一般的に在宅時間が増えたときは、「おうち時間」をテーマに部屋で利用するグッズの使い方を紹介したり募集したりする方法があります。

ただしトレンドは流行り廃りが激しく、効果が持続しにくい点には留意しておく必要があります。

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BtoB企業におけるバズマーケティングの実施手順

次にBtoB企業におけるバズマーケティングの実施手順について、確認していきましょう。

 

1. 目的の策定

バズマーケティングにおいて、はじめに取り組むべきは目的の策定です。バズマーケティングの主な目的は「認知の獲得」であると冒頭でお伝えしましたが、それ以外にも以下のような目的が考えられます。

  • 企業や商品・サービスのブランディング
  • 購買の促進
  • 企業サイトなどへの流入

目的によって具体的なコンテンツの方向性も変わってくるため、まず目的を明確にして、施策全体の軸を通しておきましょう。

 

2. ターゲットの策定

続いて実施するのはターゲットの策定となります。どういった顧客層の認知を拡大したいのかを策定しなければ、適切な手法を選ぶことはできません。

そのためこの段階でアプローチしたい顧客像を明確にしておくことが重要になります。

企業を対象にしたBtoBマーケティングにおいては、企業ペルソナ(規模や事業形態、抱えている経営課題などを具体化した企業イメージ)の設定以外にも、担当者ペルソナ(その企業における担当者の具体的なイメージ)を作ると効果的です。担当者を動かさなければ、企業も動きません。企業の方針と担当者の考えとのバランスをとることが大切です。

 

3. 手法の選定と運用計画の決定

ターゲットが定まった後は、活用する手法を選定していきます。SNSキャンペーンやインフルエンサーの起用、モニター施策などの手法の中から、適切なものを選ぶことになるでしょう。

またこの時点で運用計画も決定しておきます。

コンテンツの投稿スケジュールや効果検証のタイミング、炎上などのトラブル時の対応方針といった細部まで考えておきましょう。

 

4. コンテンツ制作・依頼

続いてコンテンツ制作に取り組みます。SNSキャンペーンのコンテンツ制作や、インフルエンサーへのプロモーション依頼などを行います。 

コンテンツを作る際は、オリジナルハッシュタグやトレンドを取り入れるなどの工夫を凝らし、少しでもバズりやすいような仕掛けを組み込むようにしましょう。

他社の事例なども参考にすれば、効果的なコンテンツ制作に取り組むことができます。

5. 投稿・効果検証

最後に制作したコンテンツを投稿します。コンテンツ投稿後は、他のマーケティング施策と同じように定期的に状況をモニタリングしていきます。

 ユーザーの反応などを検証しながら、次回以降の改善点を抽出していくことがポイントです。

バズマーケティングの成功事例

最後にバズマーケティングの成功事例をご紹介します。

1. SNSキャンペーンにおける事例

一つ目にご紹介する事例はユースキン製薬株式会社によるTwitterを用いたキャンペーンです。

Case study in SNS campaign

 参考: バズマーケティング事例1:SNSキャンペーン

「新商品であるハンドクリームの香りを当てる」というゲーム性のあるキャンペーンを展開しています。

「#つぎに咲くhanaなんでしょう」というオリジナルのハッシュタグで回答を呼びかけ、正解者の中からプレゼントを贈ります。アカウントフォローを参加条件とし、認知獲得やユーザーとの交流に繋げています。

ハッシュタグを上手く活用したバズマーケティングの好事例と言えるでしょう。

 

2. インフルエンサー起用における事例

続いてご紹介するのは、スマホケースブランド「アルノ」を展開する韓国企業Orange Gardenが、インフルエンサー1220riiiisaさんを起用した事例です。

Case study in Influencer placement

参考:バズマーケティング事例2:インフルエンサー起用

1220riiiisaさんはファッションや雑貨などの分野で活動しているナノインフルエンサーです。

ナノインフルエンサーは、インフルエンサーの中でもフォロワーの規模が数千人程度と小さく、影響の及ぶ範囲こそ狭いですが、その分フォロワーに対しての影響力は非常に強くなります。そのため本事例は単なる認知拡大だけでなく、実際の購買まで繋げる可能性を高めた好事例と言えるでしょう。

3. モニター施策による口コミの獲得事例

最後にご紹介するのは松茸と飛騨牛を専門とした料亭を展開する松葉屋株式会社による、モニター施策の事例です。

Case studyof word-of-mouth through monitoring campaign

 参考:バズマーケティング事例3:モニター施策による口コミ獲得

「フォロー」と「いいね」をしたユーザーの内、抽選で5名に商品をプレゼントし、その商品に関する感想を投稿してもらうモニター施策に繋げています。

無料と打ち出すことで参加へのハードルを下げつつ、キャンペーンとモニター施策を併せることで、確実に口コミを得る好事例となります。 

まとめ

今回はバズマーケティングについて、その意味やメリット、実施手順などをまとめて解説してきました。 バズマーケティングは、他のマーケティング施策よりも費用対効果が高く、また短期的な成果も得やすいという特徴があります。

炎上やネガティブな口コミが拡散されてしまうリスクはありますが、こういったリスクへの対応を含めて計画的に取り組むことができれば、認知拡大や顧客獲得を実現することができるでしょう。

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この記事の監修者:

馬見塚 堅 (Meltwater Japanエンタープライズソリューションディレクター)

2016年にMeltwater Japan株式会社入社。

外部データ活用に向けてマーケティング・企画・広報部向けのコンサルティングを7年で200社以上を担当。 現在は、大手企業や官公庁向けのソリューション企画に従事。インフルエンサーマーケティングや消費者インサイトに関するセミナー実績多数。

趣味:旅行、子育て情報収集、仮想通貨、サッカー観戦(川崎フロンターレの大ファンです)

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