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サッポロビール本社

サッポロビール株式会社


サッポロビール株式会社には、2011年より当社とお付き合いいただいています。 2020年よりラダリー<Radarly>を導入いただき、消費者インサイトの取得&分析を実施されています。

課題

ソーシャルリスニング自体実施していない状況の中、刻々と変わるSNSの世界で、UGC(ユーザー生成コンテンツ)を通してブランド力を知る必要があった。

解決策

Meltwaterのエクスプロア<Explore>とラダリー<Radarly>を導入し、消費者の動向や反応を掴み、ブランドごとの浸透具合の確認や他社との比較をすることにした。

成果

サッポロビールとして打ち出したいブランドのイメージやお客様に提供したい価値、楽しみ方などがきちんと伝わっているかどうかが把握でき、社内にもSNSの重要性が浸透してきている。

Yosuke Asai from Sapporo Beer

SNSのUGCが購買意欲を後押しするというのは、データからも明らかです。その部分での貢献が、間接的に売上へ結びつくという仮説の元に取り組んでいます。

サッポロビール株式会社 マーケティング本部 ビール&RTD事業部 メディア統括グループ 浅井洋祐さま

サッポロビールさまのご紹介

「サッポロ生ビール黒ラベル」や「ヱビスビール」に代表されるビールだけでなく、RTD(Ready To Drink:缶を開けてすぐに飲めるチューハイなど)、ワイン、焼酎などの製造・販売、そして洋酒の輸入販売も手掛けるサッポロビール株式会社。

創業は1876年、明治新政府が北海道開拓のために設置した「開拓使」の事業の一環として「開拓使麦酒醸造所」を開業させたのがサッポロビールの始まりです。2026年には創業150周年を迎えます。

「新しい楽しさ・豊かさを お客様に発見していただけるモノ造りを」を経営理念に掲げ、お酒を通して「楽しく豊かな生活をより豊かにする」ことを目指しています。

Ebisu Garden Place

ソーシャルリスニングの導入

消費者のより幅広いデータレイクからのソーシャルリスニングが必要と考えMeltwaterを採用

Meltwaterの主力商品であるエクスプロア<Explore>とソーシャルリスニングにおいてより高度で難易度の高い要望にも応えるラダリー<Radarly>をお使いいただいているのは、サッポロビールのマーケティング本部ビール&RTD事業部メディア統括グループの浅井洋祐様と杉浦若奈様です。

現在、部署内で注力している媒体として「Instagram」を杉浦様、それ以外のSNS、特に「X(旧Twitter)」に浅井様が携わり、各ブランドのソーシャルリスニングを通じたお客様理解に取り組まれています。

 

「エクスプロアを導入する前は、ソーシャルリスニング自体実施していない状況でした。自社の投稿に対する反応は見ていましたが、SNS上で各ブランドが消費者にどのように受け入れられているかという状況は確認していませんでした」とおっしゃる浅井様。

 

「ソーシャルリスニングツールを導入しようと探す中で、絶対に必要なサービスとして期待したのは、『ビールやRTDなどがブランド別にどのくらい世の中に浸透しているのか、どんなキーワードがこのブランドと一緒に発せられているのか、ポジティブやネガティブな反応、他のブランドとの比較情報』を把握することでした。

この条件を兼ね備えたシステムであること、2011年から広報分野で付き合いがあり、信頼関係があったことなどから、Meltwaterのソリューション導入を選びました」(浅井様)

 

そして、2021年12月には「ラダリー<Radarly>」も導入されました。

消費者の投稿方法がテキストから画像・動画のみに変化していく中で、サッポロビールブランドを選んでくださっている消費者の消費場面・購買理由など、より幅広いデータレイクからのソーシャルリスニングが必要と感じていたことが導入理由の1つでした。

Wakana Sugiura from Sapporo Beer

ブランド担当や営業担当など、ほかの部署からも相談が来るようになったのは、我々のやっていることが届いて、SNSに感度がある社員も増えてきた良い結果だと思います。

サッポロビール株式会社 マーケティング本部 ビール&RTD事業部 メディア統括グループ 杉浦若菜さま

消費者インサイトツールの導入

Meltwaterの強みはAIに強いこと。
ブランドの傾向とサッポロのイメージを画像解析から紐解く。

現在ラダリー<Radarly>を中心にお使いいただいている感想をお聞きしました。 

「インサイトページと呼ばれるダッシュボード機能があり、その週の投稿や過去1ヵ月ごとの画像、エンゲージメントの高い投稿者などを一括で見られるように設定しています。また、各ブランドの動向を定期的に観察するための設定ができ、インサイトページ上のスナップチャットをプラン担当者にも送ることで情報を周知しやすいです。24ヵ月に渡りデータをさかのぼれるところも、良いところだと思っています」(浅井様)

 

「Instagramでトレンドになった商品や新商品に関して確認するなど、自社商品に関するデータはよく見ています。また、他社が新商品を発売した時の状況や、自社の新商品発売から1週間の反応確認など用途は多いです。ピクチャーウォールで画像全部が表示されるのがわかりやすくて、一番好きなポイントでもあります」と使い勝手の良さを感じていました。(杉浦様)

 

さらに、浅井様から対応力の高さについても語っていただきました。「サポートがとても早いのは本当に助かっています。例えば、他社の新商品の発売を直前になって知った時に、SNS上での反応を的確に検索するための設定キーワードを相談すると、翌日か翌営業日にはいただけることがほとんどなんです。担当者さんのご負担になっていないと良いなと思いつつ、すごく助かっているポイントです。」(浅井様)

 

ラダリー<Radarly>による成果についてもお聞きしました。

 

浅井様は、開発部門とのUGCデータの共有や新商品の発売などの大きなプロモーションの際は、前後1週間にどういう声があったのか、2週~ 4週の間にどう推移したかなどをレポーティングしブランド担当者へ共有していると言い、成果も見えてきていると言います。

 

『発売のタイミングで上がった声などをデータとして商談資料に使いたい』という声を度々聞くようになり、「ブランド担当者、営業担当者の課題解決にも繋がっていると感じます。」(浅井様)

 

また、サッポロビールとして打ち出したいブランドのイメージや造り手としてお客様に提供したい価値、楽しみ方などが、意図通り伝わっているのか、あるいは想定できていなかった現象が起きているのかを確認することが、お客様の捉え方を知る指針にもなっていると言います。

 

さらに、「Meltwaterの強みは、AIに強い企業であること」と画像解析にも期待を寄せています。

「画像解析は、これからどんどん使っていきたいです。弊社の宣伝がSNS上でどれだけ露出しているのかは、広告効果を見る上で1つの指標にもなり得るので、こだわっていきたいです」(浅井様)

 

浅井様は、「SNSの重要性やSNSからわかることなどは、定期的に発信しています。最終目標は、各ブランド担当者がSNSの重要性を理解し、ソーシャルリスニングまで自分たちで行えるようになることです」と今後の可能性に期待していらっしゃいました。

The office of Sapporo Beer

サッポロビールさまからのご要望

ラダリー<Radarly>でできることは、まだまだたくさんある。SNSの可能性を引き出す使い方を追求していきたい。

今後の展望について、Meltwaterを使ってやりたいことをお聞きしました。

「やることがたくさんあるなと考えています」と浅井様。以下のような内容をお考えです。

1、ブランドごとの購買行動を解き明かしたい

俯瞰(ふかん)して見るだけでなく、個人の購買履歴や商品を知ったきっかけ、継続性などを見ることで、購買行動の態度変容を解き明かすヒントになるのではないか。

 

2、SNSデータを他のデータと絡めて分析したい

POSデータやブランド認知データなどがSNSのデータとどう関わってくるのかは、SNSの力を測る上で有用なのではないか。

 

3、広告効果の価値を測定したい

街角のビジョン広告などに対するSNS上の反応を、画像解析を用いて見てみたい。

 

4、カテゴリーごとの分析も行いたい

ブランドごとだけでなく、ビール、酎ハイ、お酒などカテゴリーごとの傾向を知りたい。

 

以上に加え、まだまだやりたいことが溢(あふ)れてくると語る浅井様。

「社内にも浸透させたいですよね。SNSの重要性は誰しも朧気ながら理解していると思いますが、なぜ重要なのか理屈まで含めて、より浸透させていきたいです。そして、まだまだ使える機能がたくさんあると思うので、これからも教えてもらいながら開拓していきたいですね」(浅井様)

 

「投稿内容自体もRadarlyを使いブラッシュアップし、SNSの持つパワーをさらに強化していきたいと思います」(杉浦様)

歴史ある会社が、Meltwaterと共に時代の変化によって生じた顧客ニーズを的確にキャッチし、さらなる成長に向けたチャレンジを続けます。

当社がこれからさらにお手伝いできること

当社としては今後も、さらに消費者インサイトを活用いただくための製品開発、AI開発への投資を継続していきます。

また、これまで以上にサポート体制の充実や改善に力を入れ、ツールはもちろんサービスへも引き続きご満足いただけるよう最善を尽くしてまいります。

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