ショートムービーを通して、ダンスや歌、エフェクトや食べ物など多くのトレンドを生み出しているTikTok(ティックトック)。最近では、ユーザー数の多いTikTokを運用して、商品やサービス、人物やキャンペーンの紹介などを行う企業も増えてきました。
しかし、TikTokをうまく運用できていないとお困りの方も多いことでしょう。この記事では、TikTokの運用を成功させるために必要なトレンドを取り入れる方法について紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
TikTokの「トレンド」タブとは
「トレンド」タブがない?「友達」が表示される場合も
TikTokのトレンド大賞とは
TikTokの検索機能で今のトレンドを掴もう
TikTokで検索ができない時は
TikTok以外のトレンドも参考にしよう
TikTokの投稿でトレンドを活用するコツ
TikTokのトレンドを活用しよう
TikTokの「トレンド」タブとは
TikTokの「トレンド」タブとは、TikTokの機能のひとつであり、投稿されている様々なコンテンツを検索し閲覧できます。
トレンドでは、今話題の動画やハッシュタグ、音楽、クリエイターなどを探すことが可能です。
PCブラウザ版のTikTokでは、画面左下のトレンドに表示されるキーワードをクリックすると関連する動画が表示されます。また、画面上部にある検索バーにキーワードを入力して気になる動画を探すこともできます。
スマホアプリ版では、画面下の左から2番目に「トレンド」タブが表示されます。トレンドタブを開くと、上から順に「検索バー」「キャンペーンやトレンド情報」「人気急上昇中のハッシュタグ」が表示されます。
「トレンド」タブがない?「友達」が表示される場合も
TikTokのスマホアプリ版では「トレンド」タブが画面下の左から2番目に表示されますが、ユーザーによっては「トレンド」タブではなく「友達」タブが表示される場合があります。
「トレンド」タグがない場合は、画面右上にある検索バーにキーワードを入力して今話題の動画を探しましょう。検索結果の「注目」タブに一番関連度の高い動画が表示されるので、今人気のある動画を探せます。
「友達」タブには、フォローバックしているユーザーの動画とTikTokがおすすめするユーザーの動画が表示されます。また、友達にTikTokを招待したり、連絡先に登録されている人やFacebookの友達を同期したり、見つけたりもできます。
TikTokのトレンド大賞とは
TikTokのトレンド大賞とは、その年の上半期・下半期で流行ったコンテンツをユーザーの投票やアプリ内のデータを基に決定する企画です。一番流行ったコンテンツはトレンド大賞となりますが、チャレンジ部門、ミュージック部門、エフェクト部門などの部門別に部門賞も設けられています。
TikTok2022上半期トレンドでは、広瀬香美さんが1993年にリリースした楽曲「ロマンスの神様」が大賞を受賞しました。楽曲に合わせてダンスの振り付けが話題となり、関連動画の再生回数は16億万回を突破しました。このようにTikTokは、数年前に流行ったコンテンツがリバイバルヒットする可能性も多くあります。
TikTokの検索機能で今のトレンドを掴もう
TikTokで多くのユーザーから注目してもらうには、今のトレンドを掴むことが大切です。トレンドはTikTokの検索機能で調べられるので、検索方法や検索結果からトレンドを掴む方法について紹介します。
スマホアプリで検索する方法
1. TikTokのスマホアプリを開く
2.画面右上にある虫眼鏡マークの「検索アイコン」をタップする
画面下のホーム画面(レコメンド)にいる状態で、画面右上に表示される「検索アイコン」をタップします。「友達」「メッセージ」「プロフィール」などの画面にいる状態では、検索アイコンが表示されないので気をつけてください。
3. 検索バーに探したいキーワードを入力し、検索ボタンをタップする
検索バーに探したいキーワードやユーザー名を入力し、右側の検索ボタンをタップします。
検索バーの下には、過去の検索履歴や「あなたにおすすめ」というユーザーの属性に沿ったおすすめのキーワードが表示されるので、この中のキーワードをタップして検索する方法もあります。
4.カテゴリ別に検索結果を見る
「注目」「ユーザー」「動画」「楽曲」「LIVE」「ハッシュタグ」のカテゴリに分けられて検索結果が表示されます。「注目」には、特に関連性の高い動画が表示されます。カテゴリタブをタップで切り替えられるので、1つのキーワードで関連する動画をいくつも探せます。
ブラウザで検索する方法
TikTokはブラウザ版もあり、アカウントを持っていなくても閲覧できます。
ブラウザ版では、TOP画面上部に検索バーが表示されるので、こちらにキーワードやユーザー名を入力して検索します。
検索バーの下に検索結果が表示されますが、スマホアプリ版と異なる点はカテゴリが少ないことです。ブラウザ版のカテゴリは、「注目」「アカウント」「動画」の3つのタブに分かれています。関連する動画をより多く探したいなら、スマホアプリ版がおすすめです。
検索機能で見られる項目
TikTokの検索機能では、スマホアプリ版は「注目」「ユーザー」「動画」「楽曲」「LIVE」「ハッシュタグ」、ブラウザ版は「注目」「アカウント」「動画」のカテゴリ別に検索結果が表示されます。
それぞれにどのような検索結果が表示されるのか、具体的に紹介します。
注目
「注目」には、検索したキーワードとの関連性が最も高い動画がピックアップされます。
スマホアプリ版では、「いいね」を最も獲得している動画に「最多いいね数」と表示されるので、どの動画が人気があるのかひと目で分かります。
さらに画面をスクロールしていくと「他の人はこちらも検索」というキーワードがいくつか表示されます。検索キーワードに似ている他者が検索したキーワードがおすすめとして表示されるので、似ているカテゴリの動画を探しやすいでしょう。
ユーザー
TikTokのアカウント作成には、名前とユーザー名の登録が必要です。名前は動画を投稿した際に表示される名前でユーザー名は@から始まる英数字を用いた独自のIDです。
「ユーザー」の検索結果には、検索キーワードと名前やユーザー名が関連しているユーザーが一覧表示されます。同じキーワードを使ったアカウントは多数存在するので、公式アカウントや人気ユーザーをピンポイントで探したい場合は、ユーザー名をダイレクト検索すると良いでしょう。
動画
「動画」には、検索キーワードに関連した動画が一覧表示されます。「注目」と似ていますが、動画にはスクロールしても「他の人はこちらも検索」という情報がありません。たくさん関連する動画を見たい場合は、動画の検索結果を活用すると良いでしょう。
こちらの検索結果にも、動画に「最多いいね数」の表示が出るので最も「いいね」をもらっている人気の動画を調べられます。
楽曲 / LIVE
「楽曲」では、動画投稿に必要な楽曲を探せます。楽曲名やアーティスト名で検索したり、キーワードと関連するおすすめの楽曲を調べたりと動画投稿のBGM探しができます。また、楽曲の右側には利用回数が表示されるので、どのような曲が人気なのかも一目瞭然です。
「LIVE」では、関連キーワードに基づいたユーザーのリアルタイムのLIVE配信を閲覧できます。LIVE配信はコメントを投稿したり、20歳以上であればギフトを贈ったりでき、ユーザー同士のコミュニケーションが取れます。
ハッシュタグ
「ハッシュタグ」では、検索キーワードのハッシュタグやそれに類似するハッシュタグが一覧表示されます。気になるハッシュタグをタップすると、そのハッシュタグが付いた動画が一覧表示されます。
ハッシュタグの検索結果の右側には、そのハッシュタグが付けられた動画の総視聴回数が表示されます。類似ハッシュタグでも動画の視聴回数が大きく異なることもあるので、ハッシュタグ選びも動画の人気を大きく左右する要素のひとつです。
TikTokで検索ができない時は
TikTokの検索機能を使っても、動画が表示されなかったり、探しているユーザーが見つからなかったりするケースがあります。
ここからは、TikTokで検索ができないときの原因とその対処法について説明しましょう。
TikTokで検索ができない原因
よくあるTikTokの検索ができない原因を紹介します。
1.アカウントのユーザー名が変更または削除された
ユーザー名や関連するキーワードでユーザー検索しても表示されない場合、ユーザー名が変更または削除された可能性があります。
2.スマホやアプリの不具合、アプリのバージョンが古い
スマホやアプリに何らかの不具合が生じて、うまく機能しない場合があります。
また、アプリのバージョンが古いと検索結果に動画が表示されなかったり、カテゴリタブが少なくなったりと不具合が生じます。
3.ネットワークの通信環境が悪い
スマホやPCを接続しているネットワーク環境が悪い場合、うまく動画が読み込めない可能性があります。
TikTokで検索ができない場合の対処法
TikTokの検索ができない原因に対して、それぞれの対処法を解説します。
1.最新のユーザー名を調べて検索する
ユーザーが削除されている場合は、これ以上調べられません。ユーザー名が変更されている場合は、最新のユーザー名を調べて検索すると良いでしょう。また、作成した直後のアカウントはユーザー検索結果に表示されませんので注意してください。
2.アプリ・スマホの再起動、アプリのバージョンアップ
何らかの不具合が生じているときは、アプリやスマホを再起動すると直る可能性があります。
再起動しても直らない場合は、アプリが古い可能性があるので最新のものにバージョンアップをしてみましょう。
3.ネットワーク環境を確認する
Wi-Fiの接続ができていなかったり、地下や電波の届かないところにいたりするとネットワークエラーが発生し、動画が再生できないことがあります。電波の良い場所へ移動したり、Wi-Fi接続を繋ぎ直したりとネットワーク環境を確認してみましょう。
TikTok以外のトレンドも参考にしよう
TikTokからは動画を通してトレンドを調査できますが、利用ユーザーはまだまだ10代20代が多く、幅広いユーザーのトレンドをキャッチすることは難しいでしょう。そこでおすすめなのが、TikTokを含むさまざまなソーシャルメディアを利用してトレンドを調査する方法です。
Meltwaterが提供する「ソーシャルメディアモニタリング」では、SNS・ブログ・掲示板サイト・製品レビュー・口コミサイトなどのWebコンテンツをモニタリング・分析できます。
さまざまな媒体から網羅的に各プラットフォームのユーザーの趣味嗜好を把握できるので、ターゲットがどのようなことに興味があるのか、今は何が流行っているのかを簡単に調査することが可能です。
TikTokの投稿でトレンドを活用するコツ
TikTokの投稿でトレンドを活用することで、投稿した動画の視聴回数が増え、より多くのユーザーにアピールできます。
ここからは、トレンドをうまく活用するコツや注意点について説明します。
常に最新のトレンドを参考にする
TikTokには毎日たくさんの動画が投稿されており、日々トレンドも変化しています。
トレンドに乗っかった動画であれば、ユーザーの目に止まりやすく動画の視聴回数も伸びる可能性が高いです。
しかし、一度TikTok内でトレンドになったハッシュタグや音楽などでも、流行が過ぎた時に取り入れてもユーザーの興味を引くことは難しいでしょう。また、情報が古いと捉えられてしまう可能性もあります。
そのため、TikTokで動画の視聴回数を増やすには常に最新のトレンドを参考にして取り入れることが大切です。TikTokの検索機能を有効活用し、最新のトレンドを調査し、トレンドに合った動画を投稿しましょう。
自分のアカウントと相性の良いトレンドを取り入れる
TikTok運用において、アカウントに統一感があることは重要です。トレンドを取り入れる際は、アカウントの統一感を守ることを優先しましょう。自身のアカウントの世界観にマッチする範囲内で、トレンドを取り入れることをおすすめします。
逆に、いくらトレンドのコンテンツでも、アカウントの雰囲気を壊してしまう投稿になる場合は控えたほうが良いでしょう。
TikTokのトレンドを活用しよう
この記事では、TikTok運用に大切なトレンドの活用方法について紹介しました。
拡散能力の高いTikTokを上手に活用できれば、商品やサービスの認知に繋がることが期待できます。
また、TikTok以外にもさまざまなWebコンテンツからトレンド調査をすることで、よりユーザーの求めているニーズに応えられるでしょう。
ソーシャルメディアのデータを用いてマーケティングの強化をお望みの場合、「Meltwater」の「ソーシャルメディアモニタリング」サービスを利用してみてはいかがでしょうか。