ショートムービーコンテンツのアプリとして、世界中に利用者の多いTikTokですが、他のSNSとは違った独自の機能も多くあり、初めての場合は少々難しく感じるかもしれません。
そこでこの記事では、TikTokの始め方から基本的な機能の使い方まで、キャプチャ付きで解説します。
TikTokとは
TikTokとは、15秒から最大で10分のショートムービーを手軽に投稿でき、誰でも視聴が楽しめるSNSアプリです。
提供元は中国のByteDance社で、月間利用者数は全世界で10億人超え、国内でも約1700万人のユーザーがいます。
(出典:10億人の皆様に、ありがとうございます!!! | TikTok ニュースルーム)
10代〜20代の若年層がメインユーザーですが、30〜40代の層の利用者も増加しています。また、最近では企業が自社のPRや販促などのマーケティング目的で参入するケースも多く見られ、ビジネス目的での利用という観点でも注目されているといえるでしょう。
コンテンツとしては、「踊ってみた」や料理風景、実用的な豆知識など多種多様なジャンルのショートムービーが投稿されています。
TikTok内に撮影した動画の編集機能があるため、音楽やテロップなどの編集も簡単に行えます。
TikTokの始め方
まだ端末にTikTokをダウンロードしていない方に向けて、まずは3つのステップで始め方を解説します。
- アカウント登録を行う
- プロフィールを設定する
- 視聴者向けの使い方
アカウント設定時の画面の見方などについても、あわせて紹介します。
TikTokのスマホアプリをダウンロードする
Andorod端末をお持ちの方なら「Google Play」、iOS端末をお持ちの方なら「App Store」からアプリをダウンロードしてください。
>> 「TikTok ティックトック」をApp Storeで - Apple
キャプチャはApp Storeの検索画面です。「TikTok」と検索するとアプリが表示されます。
※アプリ横のダウンロードアイコンは、一度ダウンロードしている場合は雲のマークになり、一度もダウンロードしたことない場合は「入手」と表示されます。
検索結果の一覧画面から、個別のアプリ画面を開いて入手しましょう。
ダウンロード後に開くと、利用規約に関する同意を求められるため、確認したら「同意して続ける」をタップします。
アカウント登録を行う
端末にTikTokをダウンロードできたら、TikTokを開きます。
はじめに興味のあるカテゴリーを選択する画面が表示されますので、好きなカテゴリーを選択して次へと進むか、選択したくない場合はスキップで進みましょう。
開始前にキャプチャの画面になりますので、「動画を見る」をタップすることでTikTokのトップページが表示され、動画が視聴できるようになります。
TOPページが表示されたら、下に並んでいるアイコンの中で、一番右にある「プロフィール」を選択すると、アカウント作成画面が表示されます。
電話番号やメールアドレスでアカウントを作成するか、他SNSアカウントと連携させて登録ができますので、お好きな方法で登録しましょう。
プロフィールを設定する
アカウント登録が完了したら、プロフィールの編集画面が開くので、「プロフィールを編集」をタップして進みます。
現在のプロフィール設定状況が確認できますので、キャプチャの画面から必要に応じて変更(登録)します。
- 写真・・・表示されるアイコンの変更
- 名前・・・7日に1回のみ変更可能
- ユーザー名・・・30日に1回限り変更可能
- 自己紹介文・・・他アカウントが訪問してきた際に表示される文章
その他、アカウントの属性をよりわかりやすくするため、活動内容に合ったカテゴリーも選択できます。
また、SNSのリンク先も登録できるため、TikTok以外の活動もアピールしたい場合は登録しておくとよいでしょう。
TikTokの使い方【視聴者向け】
アカウントの登録ができたら、基本的な使い方や画面の説明をしていきます。
「自分で投稿をするよりも、まずは動画を視聴してみたい」という方も多いかと思いますので、ここでは視聴時に知っておきたい機能や使い方を解説します。
フィードで動画を閲覧する
フィードとは、配信されるデータの流れを一覧で閲覧できるよう整理した操作画面のことです。
TikTokでは「レコメンド」というタブから、オススメの動画が自動で配信されているのを視聴できます。
何も操作しなければループで再生し続け、画面をタップすると一時停止します。
次の動画を視聴するには、画面を下から上方向にスワイプするだけです。
スマホの画面いっぱいに表示される尺の短い動画を、次から次に切り替えられる操作性は爽快で、ついスワイプする手が止まらなくなる没入感の高さがTikTokの特徴とも言えます。
検索する
画面右上の検索窓から、動画やアカウントを検索できます。
検索窓アイコンをタップすると、キーワードの入力フォームとサジェスト(予測提案)の一覧が表示されます。
想定している通りの結果を表示するように、コンテンツの名前やクリエイターのユーザー名など、検索キーワードはできるだけ具体的に入力したほうがよいです。
表示されるサジェストは、視聴している動画と関連性の高いキーワードが上の方に表示され、それ以下は検索履歴や動画の再生履歴、トレンドになっている動画のキーワードが表示されます。
動画にいいね・コメントをする
気に入った動画には、ハートマークアイコンをタップすることで「いいね」をつけられます。
また、その下のコメントアイコンをタップすることでコメントもできます。
いいねをつけた動画は、プロフィール画面にある「いいねアイコン」のタブの中で一覧表示されているところから確認可能です。
コメントアイコンをタップすると、他ユーザーのコメントが表示され、入力フォームをタップすることでコメント投稿ができます。
送信ボタンを押すとコメント一覧に自分のコメントが表示されます。自分のコメントを長押しすることで、削除することも可能です。
ユーザーをフォローする
動画画面のユーザーアイコン下にあるプラスマークを押すと、ユーザーをフォローできます。もしくは、アイコンマークをタップし、ユーザーアカウント情報を開いたあとでもフォロー可能です。
プロフィールや動画一覧が表示されるユーザー情報画面からであれば、「フォロー」ボタンをタップすることでフォローできます。
プロフィール画面の「フォロー中」に、自分がフォローしたユーザーの数がカウントされており、そちらをタップすることでフォローしたユーザーを一覧で確認できます。
動画をシェアする
動画画面上の矢印アイコンをタップすることで動画をシェアできます。
送信先の候補や、シェアの方法(どのSNSでシェアするのか)が表示されるため、この中から選択が可能です。
Twitterアイコンをタップすると、キャプチャのように自動でTwitterアプリが立ち上がります。
ツイート画面にシェアするURLや、設定されていたハッシュタグがついた状態になるため、そのまま投稿することも可能です。
他SNSでも同様に、送信先相手を選択すると送信画面に動画URLが記載された状態になるため、手軽にシェアできます。
動画をTikTok上で保存する
上から4つめの保存アイコンをタップすることで、動画の保存ができます。
保存した動画は、プロフィール画面を開き、「保存アイコン」のタブをタップすると一覧で確認できます。
ユーザーをフォローせずに、視聴する動画だけストックできるので、気に入った動画をあとで見返したい場合などに活用できるため便利です。
また、保存した動画一覧から削除したい場合は、動画の再生画面から再度保存ボタンを押すことで削除できます。
使用されている楽曲を調べる
右に並んでいるアイコンの一番下に、動画で使用されている楽曲が表示されています。使用されている楽曲を知りたい場合は、楽曲アイコンをタップすることで確認できます。
楽曲のアイコンをタップすると、アーティスト名や曲名が表示されます。また、同じ楽曲を使って投稿された動画も一覧で確認可能です。
「楽曲をフルで聴く」をタップすることで、端末に入っているミュージックアプリを起動させ、楽曲だけ聴くこともできます。
TikTokの使い方【投稿者向け】
次に、TikTokに動画を投稿する方法や、新しいストーリー機能を使って投稿する方法について解説します。
TikTokはアプリ内でも動画の編集ができるため、基本的な編集機能についてもご紹介します。
TikTok上で動画を作成する
TikTokで動画を作成するため、動画の撮影方法と編集方法をご紹介します。
動画データは、スマホのカメラアプリで撮影したものを使ってもいいですが、今回はTikTok内の機能を使った方法について解説します。
動画を撮影する
下段真ん中のプラスマークを押すと、TikTokのカメラ機能が立ち上がります。
はじめて立ち上げると、カメラへのアクセスとマイクへのアクセスを求められますので、OKを押して許可しておきましょう。
右上の切り替えボタンで「インカメラ」と「アウトカメラ」を切り替えられます。
下に表示されている「15秒モード」「60秒モード」「3分モード」をスワイプで切り替えることで、撮影時間の設定も可能です。
キャプチャのように、エフェクトアイコンが表示されている場合、選択するかバツボタンを押すことで撮影が可能になります。
右側から速度やフィルターなどを選択することもできますが、あとで編集することも可能です。撮影できる状態になったら、赤いボタンを押すと撮影が開始します。
再度赤いボタンを押すことで撮影中の動画を停止でき、右側の赤いチェックマークをタップすれば動画撮影が終了します。
動画を編集する
動画撮影が終了するとキャプチャのような編集画面になります。上の「楽曲を選ぶ」を選択すると、ライセンス取得済みの商用楽曲が選択できます。
また、右側のメニューでは以下の編集ができます。
- テキスト・・・テロップの挿入
- ステッカー・・・アイコンや絵文字の挿入
- エフェクト・・・・動画全体のエフェクトを設定
- フィルター・・・被写体のフィルターを設定
- クリップ調整・・・分割や速度などの編集
- 字幕・・・動画内の声を自動で字幕に起こす
- プライバシー設定・・・「全体」や「友達」などの公開範囲設定
- オーディオを編集する・・・音声の編集
- 補正・・・画質の補正
- 楽曲をカット・・・使用した楽曲のカット編集
- 音量・・・動画内の音量調整
テキストを選択すると、動画内にテロップを挿入できます。フォントや文字色、テキストを挿入する場所など自由に設定できます。
エフェクトでは、動画全体の印象を変える装飾の設定ができます。下のエフェクト一覧から長押しするだけで設定できます。
TikTokのフォトモーションを使って動画を作成する
フォトモーションとは、写真(静止画)を複数使ったフォトムービーです。
TikTok上でカメラを起動し、下メニューの「カメラ」を横方向にスワイプするかタップすることで「フォトモーション」のモードに切り替えられます。
スタイリッシュなものからポップなアニメ調になるものなど、フォトモーションの中でもさまざまなエフェクトが用意されており(2022年11月時点で34パターン)、プロが編集するようなオシャレなモーションもカンタンに作成できます。
テンプレートの中でアップロードできる写真枚数が決まっているため、モーション名の下に記載されている説明を確認し、アップロードする写真を選定する必要があります。
「写真をアップロード」をタップすると、スマホの写真アプリが立ち上がり、そのままアップロードする写真を選定することが可能です。
TikTok以外で作成した動画をアップロードする
高画質なカメラで撮影したデータをTikTokに投稿したい場合や、スマホのカメラアプリを使って撮影・加工した動画を投稿したい場合など、TikTokのカメラ機能以外を使って撮影した動画をアップロードすることも可能です。
画面右下のアップロードアイコンをタップすることで、スマホの写真アプリが立ち上がります。
こちらから、アップロードしたい動画を選択します(静止画も選択できます)。
動画をアップロードしたらTikTokの編集画面に切り替わります。写真データをアップロードした場合、キャプチャのように「字幕機能」は使えません。
編集機能は上で紹介した内容と同様の機能が利用できますので、お好みで編集してみましょう。
TikTokで投稿する
動画やフォトモーションの編集が完了し、「次へ」ボタンをタップすると投稿画面に切り替わります。
左上の説明欄には、自分の投稿動画に対する説明文や動画に関連するハッシュタグ、関連するユーザーへのメンションも設定できます。
また、動画が一覧で表示される際のサムネイルとなるカバーも設定可能です。
「カバーを選ぶ」をタップすると編集画面になります。
デフォルトの設定では動画開始時の画面の静止画になっていますが、秒数の指定やテキストの入力もできます。
そのほか、位置情報の設定や動画の公開範囲、コメントのオンオフなどの設定が可能です。
内容に問題ないことを確認したら「投稿」ボタンをタップすることで投稿できます。
TikTokでストーリーズを投稿する
2022年の3月、TikTokにもInstagramの「ストーリーズ」に似たストーリー機能が実装されました。
ストーリー機能とは、24時間で動画が消滅するもので、限定期間内だけ公開したい動画をシェアできる機能のことです。
カメラを起動し、下の「カメラ」を横方向にスワイプするかタップすることで「ストーリーズ」のモードに切り替えられます。
撮影時は「動画」か「写真」を選択できますが、撮影方法や編集画面は通常の動画撮影時と同じです。
撮影ができたら、右下の「あなたのストーリーズ」を選択することで投稿できます。
通常投稿した動画と、ストーリーズで投稿した動画の違いは、プロフィール画面の投稿動画一覧からわかるようになっています。
TikTokのやり方をマスターしよう
当記事では下記内容について解説しました。
- TikTokのアカウント作成方法
- 動画の視聴方法
- 視聴時の基本的な機能
- 動画の投稿方法
バージョンアップにともない、年々機能も追加されているTikTokですが、基本的な使い方であれば誰でも手軽に始められます。
まずは実際に触ってみることで、TikTokの機能にも慣れていけますので、当記事で紹介した手順に沿ってぜひTikTokデビューしてみましょう。