ソーシャルメディアは、コミュニケーションのあり方やニュースの共有方法、ビジネスのやり方、キャリアの道筋に影響を与え、世界を変えつつあります。最新のデータによれば、米国では人口の81%がソーシャルチャネルを利用し、 ソーシャルメディアには2億件のプロフィール が登録されているとみられています。

これほどまでにソーシャルメディアが普及している現状に鑑みれば、組織が人々にとって意味ある存在であり続けるためには、継続的なソーシャルエンゲージメントに関するしっかりとした戦略が必要となります。ソーシャルメディアは、マーケティングチームや広報チームが縦割りによって独自に取り組むものではなく、あらゆる部門に影響を与え、あらゆる部門の影響を受けます。役職にかかわらず、ソーシャル界に順応できなければビジネスで成功できないという未来もそう遠くないでしょう。

2016年ソーシャルメディアマネージャーに関するインフォグラフィックで示した通り、ソーシャルメディアマネージャーはさまざまな顔を持っています。ビジネスにおけるソーシャルメディアの役割が進化すれば、ほぼすべての部門がそれぞれの専門分野に特有のソーシャル機能について学ばざるを得なくなるでしょう。そう遠くない将来、ソーシャルメディアに関する知識やスキルは、組織のほとんどの職務に欠かせないものになるかもしれません。

一部の役職では、すでにソーシャルがコアコンピテンシーに含まれている

  • データサイエンティスト-ソーシャルメディアとソーシャルマーケティング分析は、確固たるエンゲージメント戦略に欠かせない要素であり、ROI全体を左右します。
  • リクルーター/ヘッドハンター-採用における厳しいKPIを達成するために、人材紹介元および人材供給源としてソーシャルメディアが注目されています。
  • ソーシャルツール/広告技術エンジニア-市場における新たなメディアツールの登場や、デジタルマーケティングに投資する企業が増え、その費用がテレビ広告費を上回っている現状から、エンジニアはモバイルやソーシャルを中心とするオーディエンスに対応すべく製品の機能を調整しなければならなくなっています。
  • カスタマーサービス/コミュニティマネージャー-ウェブ上で運営されている企業であろうと近隣にある企業であろうと、顧客は今やソーシャルメディアを通じて質問に対する回答を入手し、問題を解決しています。しかし、ソーシャルチャネルを通じて依頼に対応したり要望を解決したりすることにより、幸いにも高いカスタマーサービス満足度を得られます。
  • 法務-社内法務チームと社外弁護士はいずれも、Instagramの景品に関する規則や規制を作成する、あるいはソーシャルメディア危機が起こった場合に指揮を執るといったことを求められる可能性があるため、ソーシャルメディアに関するリスクや規制を評価する必要があります。
  • ジャーナリストおよび編集者-ターゲットとするオーディエンスを絞るということはオーディエンスを細分化することにとどまらず、居住地やコンテンツの消費方法も関わってきます。ジャーナリストや編集者にとって、ソーシャルメディアで存在感を示し、それを維持することによって、従来のメディアを超えて会話を続けることは、インフルエンサーとしての地位を確立することにつながります。
  • メディアプランナーおよびバイヤー-人気のあるウェブサイトのバナー広告を購入するというのは昔の話です。メディアバイイング の範囲はデジタル資産やさらにはウェブの枠を超えて拡大しており、現在はソーシャルメディアプラットフォーム内にグラフィックやコピー、動画、GIF、写真、ポッドキャスト、ブランドコンテンツといったオプションをしっかりと盛り込むことも含まれます。メディアプランニング戦略は、それ自体がキャリアパスなのです。
  • コンテンツストラテジスト-コンテンツが王ならば、コンテンツストラテジストはチャネルやキャンペーンを運営し、エンゲージメントを向上させる上司です。コンテンツは、「デジタルファースト」戦略だけでなく、「ソーシャルコンテンツファースト」という考え方に基づいてデザインされています。
  • クリエイティブ(コピーライター、デザイナー)-ソーシャルメディアに特化したコンテンツは急拡大し、ツイートからB2B に関する長文のブランドコンテンツまで、さまざまな要求に対応しています。クリエイティブ職は、ソーシャル分野に合わせて技術を磨く必要があります。各プラットフォームでオーディエンスがどのようにエンゲージし、コンバージョンするのかを熟知した上で、コンテンツを作成しなければなりません。
  • UIUXデザイナー-デザインは、情報アーキテクチャという限られた領域にとどまらず、ユーザー(UserのUは大文字)がいる場所(ソーシャルメディア)でユーザーに出会う組織や経験を含むまでに成長しています。今日のデザイナーは、ソーシャルが流れを作るだけでなく本物の経験を促すことを理解しています。

ソーシャルメディアがかけがえのないものになり、ソーシャルメディアに関する以下のような新たな役割や専門職が登場している

  • ソーシャルメディア分析マネージャー
  • ソーシャルメディアストラテジスト
  • デジタル/ソーシャルメディアプロデューサー
  • ソーシャルメディアコンテンツ開発者
  • ソーシャルメディアキャンペーンマネージャー
  • コミュニティストーリーエディター(Snapchat)
  • Facebook、Instagram、Twitter、Snapchatなどのアカウントエグゼクティブ(セールス)
  • 各種ソーシャルメディアのマニア、スーパースター、権威、先生、達人

したがって、ソーシャルメディアを通じて足がかりを得方法を模索している人にも現在の役割を拡大する道を探っている人にもチャンスはあります。ベテランのソーシャルメディアマネージャーとして中心的な役割を担いたいと考えている場合、あるいは現在の役割の中でより広い責任を果たしたいと考えている場合のいずれにおいても、ソーシャルメディアに関する見識を高めるのが賢明な戦略といえるでしょう。ソーシャルメディアが雇用市場に変化をもたらす中、その現実があなたにどのような影響を与えるかを左右するのは、ソーシャルメディアに関するスキルを駆使して自らの課題にどう向き合っていくかということです。

組織全体にとって、ソーシャルメディアは成り行き任せでは済まないほど重要なものになっています。予算の規模にかかわらず、ソーシャルメディア戦略が不可欠なのはそのためです。御社のソーシャルメディア戦略を確実に成功させるため、当社の電子書籍をダウンロードしてください

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執筆者:Karen Uyenco