記事にリンクの挿入をする必要はあるのか

以前は、印刷出版物で報道されることこそが、PRプレースメントの至高の目標とされていました。経営陣および PRチームはインタビューを受けたことでエゴが高まったとしても、優良なビジネス結果を出せないことは、よくあります。いかなる刊行物の読者が、ちょうど同じタイミングで、貴社の製品やサービスを購入したがっていることは、そこまで意外ではありません。

さて、最も好評なプレースメントとは、有望な訪問者を直接、貴社のサイトに連れて戻ることができます。それはなぜか?それは、中身のない報道が誇張されたPRとして却下されやすいのとは異なり、 自分のWebサイトへ飛べるリンクを追跡することができ、更に定量化することも可能だからです。だからこそ、出版される記事にリンクの挿入をする戦略を立てる必要があるのです。

しかし、やみくもにWebサイトのバックリンクをピッチすることはできません。むしろ、これを実現するためには、メディアへピッチする方法に対する貴社の視点を変える必要があります。

適切な相手を特定してからピッチをする

もしも目標が、ニューヨークタイムズに、自分のWebサイトへリンクバックしてもらうことであった場合、そのWebサイトが、画期的な非公開型検索を提供している唯一のWebサイトでない限りは達成できる確率はかなり低いでしょう。それでは、どうやってリンクを受け入れてもらえるための良いターゲットとなるWebサイトを見つけられるのか?次のガイドラインを考慮してみてください:

  • 通常はリンクしているか?同業界やトピックに対する報道は、サードパーティのサイトへ飛べるリンクが含まれているか?含まれているなら、どのようなサイトなのか?サードパーティのコンテンツにリンクすることのない出版物から、貴社のWebサイトへ飛ぶリンクを貰えることはないでしょう。
  • サートパーティのWebサイトのコンテンツは、Googleにインデックスされていますか?出版物が掲載されているWebサイトの大半のコンテンツが有料であった場合、ウォールストリートジャーナルのコンテンツでもない限り、Googleは貴社のWebサイトからリンクの価値を評価する為の十分なデータを収集できないので、貴社が期待しているようなリーチを獲得できる可能性は低いでしょう。
  • Webサイトは自分のトピックについて権威を示しているか?ドメインオーソリティを向上させ、検索でランキングを上げるのに役立つリンクとは、より高いドメインオーソリティを持つサイトからリンクを取得するか、Googleで自分たちのトピックエリアをランク付けする必要があります。まず、Googleでターゲットキーワードを検索し、検索結果の最初のページにどのような出版物が表示されたか確認してみてください。次に、Mozツールバーを使用して、貴社のWebサイトのドメインオーソリティと、検索結果に出てきたターゲットの出版物を記録してください。

Webサイトが上記の条件をすべて満たしていれば、ピッチに移動する準備が整ったことになります。

ピッチにリンクを埋め込む

昔から、メディアのピッチには、経営者のバイオグラフィーを入れていて、経営者が取材されるのに相応しい主題のエキスパートとして選ばれた理由を示すことを目的としています。ベタなバイオグラフィーが未だに必要とされている一方で、 最終的に貴社のWebサイトに戻ってくる為の取材を集めてピッチに入れ込む方法は、その他にもたくさんあります。

熟練したラウンドアップ応答

熟練されたラウンドアップは、通常、メールを介して行われるため、Webサイトに戻るリンクを要求できる理想な手段となっています。ここで鍵となるのが、ターゲットキーワードを1つ厳選し、返答する際に使用することです。そして、貴社のWebサイト上でゲート化されていない信憑性のあるコンテンツへリンクできるようにします。Forbesが、不動産のプロ達とラウンドアップし、TruliaのWebサイトに掲載される記事にリンクできるようにしたことが、良いお手本として挙げられます。便利なコンテンツであった場合、大体のエディターはリンクを入れたままにしてくれるでしょう。応答にキーワードを入れることで、文章が形式ばった表現にならないように、必ず文章の確認してください。結局のところは、リンクを入れて貰えるか、貰えないかにかかわらず、まずはラウンドアップに入れてもらうことです。

ピッチをメール送信する

貴社の専門分野に精通していないジャーナリストをピッチングしている場合、ピッチに埋め込まれたリンクが、自分たちの専門知識に関する解説役となり、取材から得た背景情報をジャーナリストに与えることができます。例えば、会社のブログ、ポッドキャストや、ウェビナーで使われたトピックに、ソートリーダーシップに関連するコンテンツをリンクすることができます。そのコンテンツが、ストーリーに、より深い背景情報を与えると判断されれば、かなり良い確率でリンクをそのまま利用してもらえるでしょう。良い付き合いのあるレポーターがいる場合は、ピッチが受け入れられた後に、リンクを記事の中に入れてもらえるか頼んでみるのも良いでしょう。そして、最終的にリンクを入れてもらえなかったとしても、コメント欄にリンクを入れたり、Webサイトエディターにメールをして、リンクを入れてもらえるように依頼することもできます。

寄稿コンテンツ

どこかのWebサイトへ投稿する為の寄稿コンテンツを作成する際は、大抵の場合、あなたのバイオグラフィーやWebサイトへ飛べるリンクを貰うことができます。寄稿コンテンツを自身のホームページにリンクさせるのではなく、寄稿コンテンツをランディングページにリンクさせる事で、出版物のコアオーディエンスの反響を得る事ができます。そして、記事の本文に、ゲート化されていないコンテンツへ飛べるリンクを入れる事を忘れないでください。通常、過度なプロモーションコンテンツでない限り、エディターは、記事の本文に関連リンクを1つだけ入れる事を承諾してくれます。

メディア報道、または寄稿コンテンツにリンクを配置する度に、結果を測定して、アクティブなリンクとして機能するようにしてください。Webサイトの再設計をすることで、完全に新しいページアドレス(URL)になることが頻繁にあります。一生懸命集めてきたリンクを失くしたくはありません。Webチームがこれらのリンクは価値が高いことを認識していることを確かめ、必要に応じてリダイレクトを使用して、リンクが使用できるように維持します。編集者がコンテンツに貴社のWebサイトへのリンクを載せるほど、貴社を信用してくれているのに対して、彼らの読者達に不快な思いをさせるような体験をさせるわけにはいかないからです。

ソーシャルメディアで共有してはならない10のこと

ソーシャルメディアは、パーソナルであることが仕事です。金額に限らず、オンライン上でお金を稼ごうとしているのであれば、ソーシャルメディアで何を発言して、共有していくのかが非常に重要となってきます。

個人用アカウントであってもビジネス用アカウントを使用しても、あまり差はありません。クライエント(と見込みのあるクライエント)は、両方どちらのアカウントもチェックしてるので安心してください。

相応なレベルのプロフェッショナリズムを維持するためには、ソーシャルメディアには絶対に投稿すべきでないコンテンツが存在します。それにもかかわらず投稿をするのであれば、少なくとも潜在的リスクが伴うことを必ず認識しておいてください。

顧客やクライエントについて書かれたネガティブな投稿

最近、デニーズがチップを払わない顧客に関するネガティブなツイートを発信しました。顧客を特定して非難したわけではありませんが、間違いなくこの批判に対する応答がインターネットで飛び交いました。

顧客やクライエントに関するネガティブな投稿は、どんな時であろうと賢いアイディアでありません。アイディアに含まれるもの:

  • オンラインで顧客と論争したり知恵比べをする
  • 顧客がとったありえない行動に関する(よく話題にされる)ストーリーを思い出させる
  • 論争に発展するように仕向けたり、オンラインで顧客を辱めるようなことをする

顧客とのネガティブな体験がソーシャルメディアに投稿する動機となっているのであれば、投稿するのを数日待ってみてください。感情が高まり顧客の愚痴をこぼすために作成した投稿が、冷静になって視点を変えてみれば「お互いに助けあう方法」の様な便利な投稿へ変わるかもしれません。

怒った顧客がソーシャルメディアで絡んできた場合、反撃したくなると思いますが、その場合は視点を変えて、カスタマーサービスを提供できる良いチャンスだと考えてみてください。

顧客の態度にかかわらず、プロフェッショナルで丁寧に対応するだけで、顧客の不満を満足に変えることができるかもしれません。顧客が、ただ揉め事を起こすことを目的としたインターネット荒らしであった場合でも、あなたのプロフェッショナリズムとプレッシャーの中を冷静に対応する前向きな姿勢に周りの人たちが気付いてくれます。

警告、特別なオファーや迷惑な広告

  • Facebookでプライバシーを保護するために、月末には上記の対策を講じてください!
  • この企業からメールが届いた場合は、アカウントが不正侵入されています!
  • このハッシュタグを付けてツイートしてくれた方には、ファーストフードのチェーンがサンドイッチを無料で提供します!
  • このとんでもない不当な行為に対して憤慨すべし!

ニュースフィードに上がりそうな話題例をいくつか挙げました。情報が正確で最新なものであれば、その情報を共有することで友達やフォロワーの役に立てるかもしれません。

ですが、古い情報や、既に間違った情報であることが確認されている話を広めるのは、非常に恥ずかしいことです。コンテンツに何か疑問を感じる場合は、その情報を共有しないことです。

関連性のないバイラルコンテンツ

洪水の中で怒った猫が泳いでいる写真を見た人は数多いと思います。面白いとは思いますが、面白いとの理由だけで、そのコンテンツを自分のソーシャルメディアのページに載せればいいものではありません。

オーディエンスに関連性のある事であれば、興味深かったり、面白い物であってもバイラルコンテンツの投稿をすることを制限してください。その他のオプションとしては、特別な時間と場所を設けて、おもしろコンテンツを共有する事です。例えば、金曜日を「金曜漫画」の日として指定し、これまでに集めてきた面白い投稿物をいくつか共有してみてください。

政治的な話や宗教に関わる投稿

ここ数ヶ月間、ソーシャルメディア上では、多くのビジネスがこのガイドラインに沿わない行動を見せています。事実上、政治問題に対する立場を明確にしている企業も何社かあります。それらの企業は、自分の立場に伴うリスクを認識していて、自分たちの顧客が遠ざかる可能性があるリスクも受け入れています。

政治や宗教関連の問題に対する自分の考えや意見を共有する際は、リスクを熟知した上で行ってください。

例えば、自分のオーディエンスが政治的に中道左派だったとします。保守的なミームや意見などを載せる事によって、オーディエンスを悩ませる事になるかもしれません。そして当然ながら、その反対の事が起きる可能性もあります。

政治や宗教に関するコンテンツをどうしても投稿しなくてはならないのであれば、投稿に対する顧客の反感や異議に敬意を持って対応をしていくための計画を立ててください。何としてでも、オーディエンスと口論をしてはいけません。また、話し合う際には、必ずお互いを尊重しあうことです。

適切に校正や編集されていないコンテンツ

ソーシャルメディアはカジュアルな場であるかもしれません。だからと言って、仕上げを怠ったり、プロフェッショナリズムに欠ける投稿をしてはいけません。

わずかな間違いであったとしても、それが見つかれば、プロ意識に欠け、素人が書いたようなコンテンツに見られる可能性があります。ソーシャルメディアコンテンツを海外のオーディエンスに向けて発信するのであれば、翻訳には特に注意が必要です。

TheWordPoint.comなどのコンサルティングファームに相談して、アドバイスを貰うことを検討してみてください。オーディエンスメンバーの全員に対して、ふさわしいコンテンツの提供を維持することができます。

惨事を利用する

キャリー・フィッシャーの命日に、レイア姫のトレードマークであるお団子ヘアの部分にシナモンロールを置いた写真と一緒に、シナボンが味のないツイートを発信しました。実際に、セレブが自然災害やその他の悲劇的な事故などに巻き込まれて死去する度に、利己的で不適切なコンテンツや不当な宣伝等の投稿をするブランドもあります。

価格のつり上げ程悪くないかもしれませんが、このようにソーシャルメディアを利用することは、良く言えば乏しい判断力で済みますが、悪く言えば、ひねくれた宣伝活動と言わざるをえません。思いやりの心と哀悼の意の誠意が込められた投稿をしていきましょう。安全なやり方を選ぶのであれば、初めから悲惨な話をするのは避けてください。

あからさますぎる宣伝コンテンツ

ソーシャルメディアの目的とは影響力を構築し、ブランド認知度を上げて、顧客との信頼関係を発展させていくことです。少なくともソーシャルメディアのコンテンツの80%は、それを目的としているべきです。情報提供、教育、楽しみや関わりあいの観点から考えてみてください。

販売促進のコンテンツを投稿する際は、コンテンツに必ず報道価値があることを確認してください。例えば、新しい製品ラインを出したり、ビックセールを行ったり、新しい場所に出店する場合は、その情報が確実に人々に知れ渡るようにしてください。

ブランディングのコンテンツに一貫性がない

ある企業がソーシャルメディアで何かを投稿した時に、その企業がなぜ、このコンテンツを選んだのか理解できないような投稿を見たことはありませんか?馴染みのあるブランドのコンテンツが、彼らのブランドメッセージやトーン/スタイルに合っていないのは不愉快です。

もし分かりにくい場合は、ブランドを人として考えてみてください。その人は、若くて面白くて、音楽が好きで、無作法な態度者かもしれません。ひょっとすると、その人は著名人で、真面目で、相手に敬意を払うことを求めてくる人かもしれません。もしブランドのペルソナが、実際に発言しているところを想像できないのであれば、ソーシャルメディアでも発言するべきではないでしょう。

誤解を招く投稿物

見出しは目立つものである必要があり、誤解を招くような見出しであってはなりません。

投稿物を宣伝する場合や、競合に関する話に触れる場合も同じです。クリックを獲得するためには、不確かな主張をすることは避けてください。

競合を非難したり、自分たちの製品やサービスに関する主張を行う際には、必ず正確性を見極めるための検査を行い、検査を通ったコンテンツだけにしてください。

情報源が不詳なコンテンツ

関連性のあるコンテンツを探して、フォロワーと共有することは良いことで、コンテンツの穴埋めをするには、非常に良い策です。

悲痛な引用文、優れたライフハック、コミック、ミーム、芸術作品や関心を引きつけるソーシャルメディアの投稿物などは、そもそも誰かが作成した物であることを忘れてはいけません。それらのアイディアを思いついた人たちは、その功績を褒め称えられる価値があるのです。

その人たちを探して見つけ出すには、かなりの時間がかかるかもしれません。実際に、ソーシャルメディアコンテンツのクリエーターが手柄を立てているところを見た人は、滅多にいないと思います。

ですが、それを行うことで信用を得るのは無駄ではありませんし、我が物顔でコンテンツを売ることを避けることができます。

結論

ソーシャルメディアに公開するコンテンツは、自分が人やビジネスプロフェッショナルとしてどのように評価されるのかを決定する重要な役割を担っています。特定の話に関するコンテンツの投稿や、物事に対する姿勢を示すことを完全に避けることで、ソーシャルメディアで強い存在感を出せる可能性が高くなるのです。

積極的なPR活動の準備は万全ですか?

PRはマーケティングと同時に進化を遂げています。PRのプロが、膨大な人員のジャーナリストへプレスリリースを配信して、ジャーナリストが少しでも食いついてきてくれる事を期待しながら、レポーターがプレスリリースに対するコメントを要求してくるのをただ待つだけであった時代は遠の昔に終わったのです。

業績の良いPR専門家は、何もせずに黙って機会が来るのを待ち、危機が訪れてブランドに関する話題が世間の会話をハイジャックするような事態に陥るようなことはさせません。

ストーリーを伝える最良な方法に関するプロアクティブ・シンキングを行うことが、職務上、ますます不可欠となっています。

PRプランニングの基礎

積極的なPRモードに入っている時は、プランニングの基礎を無視してはいけません。例えば、自分のストーリーを積極的に展開できそうなPRチャンスが割り付けられた翌年のPRコンテンツカレンダーを所有することは、とても良いアイディアと言えるでしょう。製品のリリースやアップデート、金融ニュース、トレードショーのようなイベントなどもカレンダーに入れます。会社のカレンダーを見ることで、今後のイベントを把握することができるので、その情報を踏まえた上でPRの計画を練る事ができるのです。

また、季節の催しも取り入れて、貴社のブランドがその機会を活用できるようにしましょう。例えば、企業は年末になると業界の出版物に織り込むための総括記事や、ブログポストを書くことができます。新年に控えるトレンドへ目を向けることと同じです。

トレンドへのアプローチを考える

PRのプロは、今後の展開を予測することができるのか?恐らく無理でしょうが、無理でないこともなく、業界の次なる大きな物を予測することはできるはずです。

プロアクティブPRとは、積極的にブランドの宣伝を行いながら機会を探す一方で、メッセージをビジネス目標と適合させます。トレンド見つける能力もプロアクティブでいることに含まれます。トレンドを生かすためには、会話が盛り上がっている最中にトレンドに乗る事が鍵となります。トレンドに乗るタイミングが遅すぎると、ブランドは取り残される可能性があります。

どうすればトレンドを感じる取ることができるのか?メディアインテリジェンスプラットフォームを使用して、業界の熱を取り上げることで、どのようなホットな話題が浮上しているのか、何となく感覚がつかめるでしょう。

トレンドに乗る為のもう一つの方法としては、自分と同じ業界の向こう側で何が起こっているのかを観察することです。広い視野を持つ事が、様々なトレンドを把握していく上で役に立ち、あなたのビジネスに影響を与える可能性がでてきます。色々な情報源のニュースをフォローする事で、最新情報を入手する事ができるのです。

注意事項: ネガティブなトレンドや、ブランドの価値観に合致しないものは避けた方がいいでしょう。流行りだからという理由で、トレンドに飛びついてはいけません。情報が実際に条件に合っていることを確認してください。

データがPR活動に役立つ

プランニングの際にデータを組み込むことは、良いアイディアです。今後の戦略を立てるためのメトリクスを検討しているのであれば、メルトウォーターのプラットフォームがキャンペーン結果の予測にとても便利な為、その情報を今後のキャンペーンのプランニングの段階で利用する事ができます。さらに、時間をかけてデータを見ることは、今後の活動に有益となるパターンやトレンドの手がかりを見つけることに繋がります。

データでケースを構築することで、より多くの予算を打診することができたり、もしくは、あなたのアイディアを売る事で、アイディアがCMO(チーフ・マーケティング・オフィサー)やその他の経営陣に伝わるようにすることもできます。結局のところ、実質的な数字に基づいていなければ、どれほど優れているPRプランを提示しても、経営幹部がプランを購入してくれる可能性は、ほとんどありません。データを重視するオーディエンスでは、メトリクスを使用して活動を最適化し、過去に成功した作業内容から学習することができます。

PRのアートとサイエンス

プロアクティブPRを実行するためには、やらなければならない事が山ほどある様に聞こえるかもしれません。ですが、プロアクティブPRのプロになる事とは、会話の原動力になることでもあるので、与えられたタスクをこなすだけの仕事と比較すると、とても業務にやりがいを感じられると思います。

もし基本をマスターしてから、トレンドスポッティングのアートにデータを統合して、それから全てのデータをバックアップすることができるれば、尚更良いでしょう。

「私は、トレンドスポッティングにはアートとサイエンスが付きものだと思っています。」IBMデジタル体験マネージャー、Brandi Boatnerは述べています。「トレンドを特定するための特効薬やアルゴリズムがあるとは言えませんが、私たちはデータセットを理解して、自分で理解可能なインサイトを抽出するためにデータの分析することができなくてはなりません。そして、この作業を日常業務ベースで行っていかなくてはならないと思っています。」

トレンドを発信するに不可欠な要素

トレンドを発信しよう

それも、ただ普通のトレンドでいけません。流行りや、長続きしないタイプのトレンドでもなく、商品販売の利益を上げ、市場認知度を高めるだけでなく、カルチャーコミュニケーションの一部となるようなトレンドでなければいけません。そのようなトレンドが実際に発生した時、「自分は何でこのトレンドを思いつけなかったのか」と、ふと思うことがあると思います。そして、次なるビックなトレンドを見つけられるよう願いながら、トレンド探しを始めるのです。ところが、士気が下がったり、あるいは探すことに行き詰まると、私たちは自分たちが考えついたアイデアを諦めて、もっと現実的な考えや「達成可能」な目標に切り換える傾向にあります。そうこうしている内に、国際社会に衝撃を与えるような、斬新的な新しいアイディアを思い付いた人物が再び現れ、私たちは羨ましい気持ちに駆られながら、目を丸くすることとなるのです。

過去の時代のトレンドの進化は、トップダウン傾向にあり、イノベーター、製品開発者、およびコンセプトのあるアイディアを提案者がいました。良いアイデアは定着し、勢いに乗り、適切な消費者層を呼び込むために、アイデアと実際の製品は、メディア操作に秀でたマーケティング担当者に引き渡されました。ですが、トップダウンマーケティングの時代は遠の昔の話です。これからは、ボトムアップ!この社会は、消費者にリードしてもらう時代なのです。

言うは易く行うは難し

大きな広告主やマーケティング担当者は、トレンドの最先端をそう簡単に譲りません。目の前にある重要な業務を行うことや、消費者の声に耳を傾けることを妨害し、(ハイプではなく)インサイトに創造的プロセスを行わせる事を妨げるため、スタイリッシュで目覚ましい物を次から次へと私たちの目の前にちらつかせてくるのです。

AI、VR、IoT、共有経済、クラウドマイグレーション、クラウドソーシング、FinTech、ソーシャルメディアのトレンド、偽ニュースなど。。。惑わされないようにしておきましょう。

トレンドが目の前にあるからと言って、すぐに飛びついてはいけません。トレンド、新しい文化の時代の雰囲気を変えるには、トレンドがどのように進化するのか全体像を見ることです。それから、トレンドが貴社のビジネスとどのように適合して、オーディエンスに呼びかけを行っているのか確認してください。

新しく輝かしい技術の進歩が見られる現在の社会文化的背景は、信頼性に欠けているように見えるため、消費者は安全で馴染みやすいものを求めているように見えます。オーディエンスの感情的なニーズに対応し、簡潔に率直で、消費者を支持する方法で、過去と未来を繋ぐストーリーを発信していきましょう。遠くと近くの両方の観点から文化的な背景を細かく見ることで、社会における変化がどのように新しいアイデアを受け入れるのか、そして、トレンドにどのような影響を与えるのか確認することができます。

エクスペリエンス・エコノミーを例にとる

あまり深く掘り下げて調べなくても、今の所は、消費者がブランド特有のメッセージングに対するコミュニティの構築や、経験、およびライフスタイルに興味を持っていることは分かるでしょう。消費者は、ユニークなエンターテインメントや経験の両方を求めています。消費者は実際に外に赴き、自分と同じ好みや考えを持った人々、(自分と同じブランドを愛用している人々も含む)に会えることを切に願っていて、ソーシャルメディアを通して、積極的に自分たちの経験を共有したいと思っているのです。

賢明な企業は消費者たちのニーズに対応するため、このレンガとモルタルの関係にある状況を変えていく方法を探し出すことに取り組んでいます。巨大企業がこの取り組みに失敗している一方で 、小企業は、信頼性とコミュニティに焦点をあてながら様々な手段で、21世紀の店内での買い物体験を改革していく方法を模索しています。店は、ブランドの集合場所とタッチポイントになりつつあり、どのようなビジネスであっても、オーディエンスに快適な体験を提供する機会が必ずあります。結局のところは、オーディエンスが受けた経験が、アイデンティティの形成や、オーディエンスの思い出を変えていくこととなるのです。この進化は、バズを巻き起こし、ブランドロイヤリティを強化するため、オーディエンスにとっても、企業にとってもお互いにメリットがあるのです。

歴史の中で最も革新的と称される、20年前のバイラルキャンペーンの1つを例に挙げて見てみましょう。1997年に始まったMasterCardの「Priceless」キャンペーンは、父と息子の貴重な結び付きが際だちました。タグラインは:「本物の会話。Priceless 」ソーシャルメディアが始まる前にはソーシャル(別名口コミ)があり、インターネットがなくても、このキャンペーンはバイラルになりました。今日まで話を進めると、キャンペーンは進化して、キュレーションされた「priceless」体験へとなりましたが、基本的な前提は今までと変わらず、これまで以上に強くなっています。

zå sjukt!Julia vann oss #pricelessmastercard VIP-biljetter till Beyonce.Kan ju dö nu!?? @juliatollin @beyonce

2013年5月29日午前11時8分(PDT)、Linda Fredell(@lindylike)が投稿をシェア

MasterCardの「Priceless」キャンペーンは、開始から20年が経った今も人気を集めています。このキャンペーンは大成功を収め、国内と海外を含む、MasterCardの全てのキャンペーンの基盤となっています。

消費者は親しみやすく安全な物を求めている

では、選択肢が多すぎることについて消費者はどのように感じていると思いますか?個人的には、非常に不安で当惑しています。消費者が真に求めているオプションを提供する代わりに、その他の過剰なオプションを投げ掛けるのは、非生産的です。私たちは単に、消費者に選択肢を提供しているつもりであっても、現実的に、やっていることはその真逆なのです。分析麻痺による選択肢のパラドックスが起きるのは現実のことです。消費者がこの状況(消費市場)から完全に身を引くことで、自分の麻痺した感覚に反応する可能性があることが、この現象のリスクです。

市場競争に遅れずについていくことに一心不乱となって、市場競争から離れることもできない場合は、何か肝心な事を見逃している可能性があります。私は、この状況を 「クラッター」(選択肢とは対照的に)であると思っています。クラッターを単純化するブランドや会社を始めるのはどうですか?高度なキュレーションを行い、オーディエンスの思いだけでなく、オーディエンスのコアバリューを伝える事も可能になるのです。

Brandless.comは今年の7月に設立され、食品と家庭用品の部門において、シンプルトレンドを管理してく取り組みを行っています。良い製品に関する顧客のコアバリューを特定して、製品提供を単純化しています。この理念は、彼らのビジュアルアイデンティティの全ての観点に反映されています。そして、消費者への直販ビジネスモデルを使用することで、仲介業者を除外し、サイト上の良質な製品を全て3ドルで提供しています。クラッター化しすぎた今日の市場の中で、クオリティー、シンプルさ、そして価値観に焦点を当てたトレンドを詳しく観察する事は、意外と悪くないでしょう。

Brandless.comは、製品の提供と消費者体験の単純化を実現。

消費者は親しみの湧くものを求めている

次なる一大トレンドを作ろうと思っているのであれば、消費者が共感できて、消費者から愛されるようなものを探しましょう。良いセンチメントを呼び起こさせる、中枢となる(グローバル)人間の真理と価値観に準じて戦略を立ててください。ストーリーテラーになるのではなく、ストーリーメーカーになってください。そして何よりも一番大切なのは、既に貴社のビジネスを成功に導いてくれた人たちのサクセスストーリーを聞くことなのです。