3月1日開催:自ら発信し、オンラインに良い評判を広げるための「オウンドメディア」運営のヒント

潜在・既存顧客に役立つ情報を企業自らが発信し、彼らとの繋がり強化や良い評判を広めるためのコンテンツ・マーケティングの手段として「オウンドメディア」を活用する企業が増えています。

オウンドメディアを立ち上げることは簡単ですが、信頼を生むための編集技術やオンラインメディアならではの記事を広めるノウハウ、ビジネスゴールに結びつけるためのKPI設定・計測・改善には様々な課題があります。

たった0.5人月でオウンドメディアを運営する「Six Apart ブログ」の例を中心に、300人以上が集まるオウンドメディア勉強会参加各社の事例を交えながら、オウンドメディア活用のヒントになる情報をご紹介します。

日時:2017年3月1日 (水曜日)、12:15分〜 (約60分)
登壇者:壽かおり 氏 (ことぶき かおり)
シックス・アパート株式会社
広報 兼 Six Apart ブログ編集長

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マーケティングROIを証明する:報告すべき指標

物事を順調に進めるには、誰しも目標となる“何か”を必要とします。主要業績評価指標(KPI)は、これまで数量化できなかったものを数値で表し、目標をより具体的なものにしてくれます。もしあなた(あるいはあなたの上司)が、仕事の成果に疑問を感じているのであれば、KPIはその疑問に答えるだけでなく、あなたをさらなるレベルへ導いてくれるでしょう。

あなたの役割にはどのマーケティングKPIが適切か?
マーケティングチームは全体としていくつかの共通目標を持つことになるでしょう。では、それぞれのチームメンバーの個人的なKPIはどのように選ぶべきでしょうか?その答えは、その人の役割によって大きく異なります。

私は40を超えるマーケティングKPIを特定し、それらを広く定義した3つの職務(コミュニケーション、デジタル、カスタマーマーケティング)に分類しました。これにより、チームメンバーの一人ひとりが、それぞれの適切なマーケティングKPIに的を絞ることができるようになります。

コミュニケーションのためのマーケティングKPI
この分野は、コンテンツ、PR、およびソーシャルなどの役割が含まれます。これらの役割の目標はおおかた、ウェブページの訪問者数が中心になるでしょう。以下は、コミュニケーション担当者が効果的にオーディエンスにリーチしているかどうか、またエンゲージメントを強化するためには何を重視すべきかを示すマーケティングKPIです。

コンテンツマーケター

  • ブログへのユニーク訪問者数:一定期間内にあなたが投稿したコンテンツを訪れた人の数
  • ブログコンテンツのソーシャルシェア数:Facebook、Twitter、LinkedInなどでコンテンツが共有された回数
  • ブログ記事の平均滞在時間:平均的なユーザーのページ毎の滞在時間を追跡するGoogleアナリティクスの指標
  • サイトアクセス数に対するブログアクセス数の割合:ウェブサイトを訪問した人のうちブログページを訪れた人の割合
  • ブログの再訪問者数:ブログ訪問者のうち、以前にサイトを訪れたことがあるとタグ付けされている人の数

PRスペシャリスト

  • 有効露出:PRチームによって確保された露出
  • シェアオブボイス:競合他社と比較したPR露出の割合
  • 潜在リーチ:PR露出を行った出版物およびウェブサイトの視聴者数の合計
  • センチメント:公開記事のトーン
  • 広告価値換算額:広告を通じて同じインプレッション数を作るためにかかる費用

ソーシャルメディアマーケター

  • マネージドオーディエンスの数:チャンネル毎および全体のフォロワー数
  • 総エンゲージメント:シェア数、コメント数、「いいね!」の数、リツイート数、リプライ数、ダイレクトメッセージ数など
  • エンゲージメント率:あなたの投稿に積極的にエンゲージした人の数(リツイート数、「いいね!」の数など)をチャネル毎の総フォロワー数で割ったもの
  • 言及数:ソーシャルネットワーク上であなたの会社が名指しで言及された回数
  • センチメント:公開記事やソーシャルメディアの投稿のトーン
  • 投稿毎の平均エンゲージメント:任意の投稿が共有される平均回数

デジタルのためのマーケティングKPI

マーケティングオペレーター、検索エンジンオプティマイザー(SEO)、コンバージョン率オプティマイザー(あるいはアクイジションマネージャーの場合もあり)をはじめとする人々は大抵、データ重視で始まります。最終的な目標は、マーケティングに起因する受注数を追跡することです。

マーケティングオペレーションマネージャー

  • 問い合わせ数:ブログの購読、電子書籍のダウンロード、ウェビナーの登録といったもの(わざわざ手を挙げてあなたの企業に興味がありますと言ってくれているのと同じ)
  • マーケティングクオリファイドリード(MQL:営業チームへ引き渡すのに適したリード
  • セールスアクセプテッドリード(SAL:営業チームとしてフォローアップすべきと承認されたリード
  • セールスクオリファイドリード(SQL:実際のオポチュニティとして認識されたリード(営業サイクルの中へ落とし込まれる)
  • ステージ間のコンバージョン率:上記の各ステージ間で、次のステージに進む案件の割合(SALから受注も含む)

ウェブマーケター

  • 総訪問数:一定期間内におけるサイトへの総訪問数(同じ人が2回訪問したら、2とカウントされる)
  • ユニーク訪問者数:一定期間内にサイトを訪れた人の総数(同じ人が2回訪問しても、1とカウントされる)
  • チャネル毎の訪問数:リファラル(他サイトのリンク)、有料検索(PPC)、ソーシャル、Eメールなど、特定のチャネルからの訪問数
  • ウェブサイトのコンバージョン数:一定期間内のウェブサイトからの問い合わせ数をアクイジション(顧客獲得)チャネル毎に分割したもの
  • コンバージョン単価:1件のコンバージョンを獲得するのに支払った、一定期間内の平均コストを追跡するPPC指標

SEOスペシャリスト

  • オーガニック検索からのサイトアクセス数:GoogleやBingなどの検索エンジンからの一定期間内におけるサイトアクセス数
  • PageRank(ページランク):任意のウェブページに向けたインバウンドリンクの数と質に基づいて、そのページの重要度を判断するためのアルゴリズムを使用するGoogle指標
  • ドメインオーソリティー:対数の100段階評価を使って、ウェブサイトが検索エンジンでどの位の検索順位となるのかを予測する、SEOソフトウェア会社のMozによって作られた指標
  • ターゲットキーワードに対する検索順位の上昇:前もって決めた特定の検索クエリに対して、時間をかけて検索エンジンで検索順位を向上させること
  • オーガニック検索からのコンバージョン数:オーガニック検索を介してコンバージョンにつながったリードの数(高度な設定では、リードをリード元からマーケティングファネルを通して絶えず追跡することができる)

アクイジションマネージャー

  • 実行するA/Bテストの数:四半期中に実行するテスト数のベンチマークを設定して、継続的な改善を促す
  • テスト成功率:良好な結果につながったテストの割合(追跡していた指標の向上)
  • テスト後のサイトアクセス数の増加:テスト後の月に獲得したサイトアクセス数(テスト実行前の同じ時期と比較)
  • テスト後のコンバージョンの増加:テスト採用後のコンバージョン数の増加(テストはコンバージョン向上を目的に設計されているため、この指標を追跡すること)
  • テスト後の受注の増加:同様の方法で受注数を追跡すると、リードの数だけでなく、その品質も向上していることが分かる

カスタマーマーケティングのためのマーケティングKPI

このグループは、中でも最も興味深いマーケティングKPIを使います。カスタマーマーケティングチームは通常、既存の顧客ベースの成長のみに焦点を当てます。以下に挙げるKPIの他にも、ケーススタディや顧客の意見、ブランド支持者、あるいは顧客の平均生涯価値を、設定した目標に加えることもできます。

カスタマーマーケティングマネージャー

  • ネットプロモータースコア:調査の回答から作られる指標で、10段階評価を使って、顧客があなたにビジネスを運び込む可能性を測る
    • 0-6 = デトラクター(批判者)
    • 7-8 = ニュートラル(中立者)
    • 9-10 =プロモーター(推奨者)

プロモーターの割合からデトラクターの割合を差し引き、ネットプロモータースコアを出す。

  • アップセル:製品Aのライセンスを所有する顧客が同製品の追加機能を購入すること
  • クロスセル:製品Aのライセンスを所有する顧客が製品Bのライセンスを購入すること
  • グロスチャーン:いくつかの計算方法がある。1つ目の方法は、更新時期を迎えているのに更新しない顧客の割合を出すこと。もう1つは、更新により入金された金額を、更新によって同月に創出されたであろう総額で割ること
  • ネットチャーン:アップセルの純額を除いたグロスチャーン額。アップセルを差し引くと、グロスチャーンは大幅に減少し、時にはマイナスになる

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執筆者:Meltwater, Brendon Ritz

【Meltwaterの気になる話題】プレミアムフライデー 開始間近!SNSとオンラインニュースの話題を比較

本ブログではコミュニケーションズの業務をされている皆様に向けて役に立てていただけるようなコンテンツをブログに投稿させて頂いていますが、これからは定期的に当社提供のオンラインニュースとソーシャルリスニングプラットフォーム「Meltwater (メルトウォーター)」を使って話題のトピックスをニュースとSNSの両方で分析・比較していきたいと考えています。

分析対象のソーシャルメディア、ネット記事分類は以下の通りです。

  • ソーシャルメディア:Instagram, Twitter, Facebook, YouTube, ブログ、製品レビュー、フォーラ ム(掲示板。具体的にはログ速、お悩み掲示板等。)、コメン ト(ニュース記事やブログなどにされているコメント)で公開されているもの
  • オンラインニュース:全世界で250,000媒体、日本は6,000媒体。五大紙(読売新聞、朝日新聞、毎日新聞、日本経済新聞、産経新聞)のネットニュースを含みます)

第一回目の投稿は、いよいよ来週の金曜日(24日)から開始される「プレミアムフライデー」に注目します。

まずはメディア露出を見てみましょう。

緑線が「プレミアムフライデー」というフレーズをSNSで検索したもの、青線が同じフレーズをオンラインニュースで検索したものです。ところどころでオンラインニュース上でのメディア露出数が高くなるものの、日にちが近くなるにつれてSNS上での露出が圧倒的に高くなっているのが分かります。SNSの投稿の多くは企業の打ち出しているキャンペーンのリツイートなどが多く見られます。

そこで、SNS上でプレミアムフライデーと関連して「トレンド」となっている言葉・フレーズを下記の「ワードバブル」というフレームを使用して検索データをまとめたところ、以下の結果となりました:

ワードバブルからは「吉野家」、「会社」、「ミスタードーナツ」、「ソフトバンク」などが上がっているのが分かります。
吉野家、ミスタードーナツはプレミアムフライデーに合わせたキャンペーンを実施、ソフトバンクはプレミアムフライデーを導入する事を発表しています。それら企業の動きがインターネット上で多く話題になっているものと思われます。

これをオンラインニュース上のワードバブルと比較すると:

企業名よりもニュース記事内で使用されている「お得」や「プレミアムフライデー企画」、「プラン」などのフレーズが目立ちます。このようにワードバブルでオンラインニュース・SNS上での露出を比較してみると、企業で打ち出しているメッセージがターゲットに刺さっているか、というのを分析することができます。企業・ブランドで求めている露出が得られているのか、結果と比べながら、次の戦略をプラニングできます。

おまけ:
「トップ媒体」(緑はSNS、青はオンラインニュース)
SNSではTwitterが最も投稿件数が多いという結果が出ていますが、あえてまだ投稿件数の少ないインスタグラムを利用したキャンペーンを打ち出すということもできます。

みなさんはプレミアムフライデーで気になっているキャンペーンはありますか?

PRの新人またはインターンとして業界への理解を深める

成功するプロのPRあるいはマーケターの大前提は、自分の市場を理解することにあります。有益なデータを収集する力、そしてそれを実行可能な洞察に変える力が成功には不可欠だと、一流のプロであれば誰もがそう言うでしょう。業界用語が多すぎるですって?では説明しましょう。消費者に向けて効果的なマーケティングを行うには、次の事柄を理解していなければなりません。

自分のブランドが象徴するものは?

どのようなコミュニケーションプランであれ、それを進める前に、自分のブランドが何を象徴するのかを理解しておきましょう。また、自分のブランドにとって重要なものとは何かも理解しておきたいところです。そこで問うべき質問を以下にまとめました。

  • あなたの重要なメッセージとは何か?
  • 自分のブランドを定義するのに役立つキーワードやフレーズは何か?
  • あなたのブランドはどのようなキーワードやフレーズを既に連想させるか?ブランドが既に持っているイメージを予め考えておくと、容易な方法を利用してうまく物事を進めることができます。例えば、あなたのブランドが既に「派手」というイメージを持っているのに、会社あるいはキャンペーンが異なるブランドイメージへの移行を進めているのであれば、あなたの向かうべき先は、既にあなたのビジネスに興味を示してくれているジャーナリストのところだと分かります。彼らはきっとあなたと共に旅を歩んでくれるでしょう。また同時に、新たなジャーナリスト達との関係づくりを進めておきましょう。
  • 従来のチャネルおよびソーシャルチャネル上で、自分の製品あるいはサービスについて論じているのは誰か?

メディアインテリジェンスプラットフォームを活用すれば、従来のチャネルおよびソーシャルネットワークにアクセスして市場への理解を深めることができます。世界中のジャーナリスト達がコンテンツを寄稿している出版物は、メディアインテリジェンスプラットフォームによりクロール(データ収集)されています。その豊富なデータを利用して、誰がどこであなたの製品やサービスを論じているのかを理解しましょう。これは、システムに入力するキーワードあるいは検索語を特定することにより可能になります。

  • どのようなキーワードを検索すべきか?

まず明らかなのは、あなたの会社(または顧客会社)のブランドと製品名です。以下はその他のキーワードです。

  • 製品やサービスを購入するのは誰か?
  • 製品やサービスを既に購入しているのは誰か?
  • 従来のチャネルおよびソーシャルチャネル上で製品やサービスについて論じているのは誰か?
  • 従来のチャネルおよびソーシャルチャネル上で競合他社の製品やサービスについて論じているのは誰か?

これらの人々はすべて、あなたのターゲットオーディエンスになります。あなたのチームではもう既にこの作業は済ませているかもしれません。オーディエンスセグメントの重要特性や彼らにリーチするための最善の方法を列挙したPowerPointプレゼンテーションがあるかもしれません。もしまだこのような情報を持っていなければ、あるいは情報の更新が必要であれば、メディアインテリジェンスプラットフォームが、データの収集および発見から洞察を得るサポートを行います。

では、最後の2つの質問についてもう少し掘り下げてみましょう。未処理データよりも分かりやすく簡単に処理できるチャートやグラフを提供することで、メディアインテリジェンスがどのようにあなたの市場理解を深める一助となるかをご紹介します。

ただし、業界のことをもっと深く理解し、新たなオポチュニティを発掘するには、製品またはサービスの特徴をリストに書き出すことから始めましょう。各特徴の横には、その特徴がもたらすメリットを記載します。例えば、デジタルセキュリティ会社がクライアントの場合、彼らのツールの特徴はおそらくウイルス対策の防御でしょう。では、そのメリットとは何でしょう?マルウェアやインターネット詐欺などからクライアントを守ることです。

業界に関係するハッシュタグを調査して追跡するのも良い考えです。特定した特徴をまとめたリストは、ソーシャル検索の足掛かりとして使うこともできます。

従来のチャネルおよびソーシャルチャネル上で競合他社の製品やサービスについて論じているのは誰か?

自身のブランドのモニタリングと同時に、競合他社の調査も行わなければなりません。競合他社とのベンチマークは、複数のアプローチを取ることができます。例えば、競合他社の名前をモニタリングして、(あなたではなく)競合他社について言及した主な記事を書き留めておくだけの方法もあります。また、業界についての記事を調べることで、新しい競合相手を見つけ出すこともできるでしょう。その際もまた、その競合相手を取り上げた出版物とジャーナリストを書き留めておきましょう。ソーシャルでは、競合他社とその業界のインフルエンサーが、関連するすべてのチャネルで誰をフォローしているかを確認します。

PRの新人またはインターンであれば、検索はこれくらい取り組めるでしょう。重要なトピックやチャネル、および企業がエンゲージできるであろうインフルエンサーを見つけ出すでしょう。もし興味があるなら、このプロセスの次のステップとして、ターゲット層のプロフィールおよびサイコグラフィックスへの理解を深めましょう。年齢、場所、性別、所得・教育水準、性格特性、価値観、および行動などが、消費者の購買習慣の一因になります。ターゲット層のプロフィールおよびサイコグラフィックスは、個人的な経験や知識に基づいて憶測を立ててはいけません。これらを真に理解するためには、定量的(Meltwaterでもここからスタートします)および定性的(フォーカスグループ、サーベイなど)両面でのマーケティングリサーチが求められます。

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執筆者:Meltwater, Riana Dadlani

スポンサードコンテンツを活用すべきタイミング

今話題を集めているスポンサードコンテンツ。有料コンテンツを使うべき最良のタイミングとはいつなのか、そして避けるべきタイミングとは?プロのPRはどのようにこれらを判断しているのでしょうか?まず理解しておかなければならないのは、スポンサードコンテンツはネイティブ広告の一部であるということです。しかし、広告の表示場所と同様にデザインされた正真正銘の広告であるネイティブ広告とは違い、スポンサードコンテンツは、サービスや商品を宣伝するための長文タイプの“広告”であり、また読者や視聴者に“価値”を提供することを目的としたものです。この“広告”の側面は、優れたスポンサードコンテンツの“価値”側面に対して副次的な立場でなければなりません。

なぜ価値を与えることが重要なのか?それは、疑わしい商品やニュース記事を広めるネイティブ広告が氾濫していることで、スポンサードコンテンツでも信頼性の問題が多少生じているためです。いい加減なやり方でスポンサードコンテンツの評判を落とすブランドがある中、あなたのブランドはもう少し真摯に取り組んで、読者の信頼を勝ち取ってその信頼を裏切らないようにする必要があります。

中には、読者に貴重な情報を提供するための明確な道筋を知っているブランドもあります。例えば、Daily Heraldにスポンサードコンテンツを掲載しているConsumers Credit Unionは、住宅査定の税金効果など一般的な金銭問題に関するアドバイスを提供することにより、同組合の潜在的な価値を明確にして信用組合を宣伝しています。これらの記事が優秀たる所以は第一に、広告媒体であるDaily Heraldがスポンサードコンテンツであることを明確に示していること。そして、さらに一歩先に踏み込んで、スポンサードコンテンツを検索可能にしていることにあります。これにより、コンテンツは一貫したつながりの中で提示されることになります。これは、信頼構築のための重要な要素です。第二に、それらコンテンツがただのブログ記事であるということです。厳しい予算でも大半の企業で実現可能な方法です。コンテンツはまた、読者が利用できる情報を提供しています。信用組合についてもっと知ってもらうよう読者に促すことがその狙いである一方で、「読者ファースト、販売セカンド」のアプローチを貫いているのです。

商品ではなくサービスを販売している場合はどうでしょう?その場合も、スポンサードコンテンツは効果をもたらします。コンサルティングやマーケティングなどのサービスを提供する企業が、Marketing Landなどのサイトにスポンサードポストを書いて読者に公開するのは珍しいことではありません。前述した例を引き続き取り上げると、文章に固執して長文記事または画像を多く用いたブログ記事を使うのが、スポンサードコンテンツに取り掛かるための最もコスト効率の良い方法になるでしょう。

スポンサード動画コンテンツのよく知られた例は、Budweiserのようなビッグブランドによるものですが、中小企業でも手が出せないわけではありません。スポンサードコンテンツのブームの火付け役であるFacebookなどのソーシャルメディアプラットフォームのおかげで、タイトな予算でも、スポンサード動画などのコンテンツを新しい場所に公開することができます。実際に、ソーシャルメディアに掲載する費用よりも、秀逸な動画1本を作る費用の方がおそらく高くつくでしょう(チームに動画制作の達人がいれば話は別ですが)。しかしそれでもなお、適切な画像を添えた1ページの文章が確実な方法であると私達は見ています。

スポンサードコンテンツのガイドラインとは?

1. ターゲットマーケットを理解する。例えば、最近のグローバルエグゼクティブの調査では、驚くべき結果が得られました。調査対象者のうち84%が、質の高くてはっきりと示された、有益なブランド広告に対して受け入れる気持ちがあると答えたのです。InstagramやImgur、およびFacebookなどのツールを使う若年層のユーザーも、広告が迎合するようなトーンでない限り、適切な広告に対してオープンな姿勢を見せています。BuzzfeedやBustleなどのブログ読者に至っては、スポンサードコンテンツを期待して訪れているところがあり、よりオープンな姿勢を見せています(もちろん、巧みに制作されたコンテンツであればということで、そうでなければ、彼らは離れていくでしょう!)。PR分析を緻密に行えば、あなたのオーディエンスがどこにいるのか、サイトやプラットフォームがあなたのコンテンツを受け入れる準備があるのかが分かるでしょう。

2. 可能性のある場所を複数評価する。ブランドがスポンサードコンテンツについて考える時、通常最初に思い浮かぶのがソーシャルメディアプラットフォームやニュースサイトでしょう。しかし、ビジネスの世界の大半は、(例えば)Eメールを未だに使用しています。オーディエンスにリーチするために素晴らしいEメールニュースレターとパートナーを組むやり方は決して見落とされるべきではありません。その他にも、人気のポッドキャストなどが可能性として考えられます。ポッドキャストでは、マーケットに合ったオーディオコンテンツを制作することができるでしょう。

3. コンテンツが歓迎されるフォーマットであることを確認する。自動再生動画および自動再生オーディオは、非常に煩わしいものと受け取られています。そしてこれが、人々が広告やオーディオのブロック機能を使う主な理由の1つです。将来的にコンテンツを掲載する媒体をよく調べ、オーディエンスが見たいものを理解してから、それにうまく合うようにコンテンツを制作しましょう。

4. (スポンサードコンテンツでインフルエンサーと提携する前に)費用とオーディエンスの評価を徹底的に行う。現在、インフルエンサーマーケティングは人気です。InstagramやSnapchatには確かに、ブランドとスポンサードコンテンツを制作するインフルエンサーが存在します。しかし、その報酬と契約に関して言えば、業界基準はほぼ存在しません。そのため、独自の予防線を設ける必要があります。そして、インフルエンサーに接触する前に、PR会社と共にその適合性を評価しましょう。

5. 開示、開示、開示。米連邦取引委員会は昨今、開示に関する明確な規定を設けました。必ずその規定を理解して遵守しましょう。創造力を駆使して画像やハッシュタグを使うと、Twitterなどのスペースが限られているサイト上で開示要件を満たすのに役立ちます。もし、広告がスポンサードであることを明かしたくない場合は、旧式のゲスト投稿スワップの方が、あなたのブランドにとってより良い方法かもしれません。

スポンサードコンテンツがPR戦略に適しているのかどうか疑問であれば、コミュニケーションプラン策定時にデューデリジェンス(適正評価)を行いましょう。

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執筆者:Meltwater, Mandy Schluensen

2017年にマーケティングを牽引していくトレンドトップ10

ブランド認知は変わることのないマーケティングの一側面です。それは2017年になっても関係ありません。デジタル移行前後のマーケティングは、顧客がどのようにあなたのビジネスを見ているかを中心に展開されます。未来を予想することはできませんが、2017年にマーケティングを牽引していくトレンドから何が予想できるかを推測することはできます。

フォーカスすることは重要なことですが、それはチャレンジにもなり得ます。企業の規模が大きくなればなるほど、顧客ベースはより多様化するからです。データを活用することで消費者のターゲティングは容易になりますが、その一方で利用可能な大量のデータの中から有益な情報を識別するのは膨大な仕事となるでしょう。ではどのようにフォーカスを保ち、対話を創出し、コンバージョンを増やせばよいのでしょうか?これは難しい質問ですが、すでに兆しが見えているものに注目することで洞察を得ることができます。それでは、私が予測する2017年の10トレンドをご紹介しましょう。

  1. カスタマーエクスペリエンスにフォーカスする。
    カスタマーエクスペリエンスはどんな業界にとってもマーケティングの核心です。カスタマーエクスペリエンスが一貫してマーケティングの重要要素であった一方で、今日のビジネス(少なくとも成功を収めているビジネス)は顧客中心の指針を採用し、効果的なマーケティング戦略を立てながら積極的にデジタル移行を実現しています。
  2. 積極的かつ効果的に測定する:アナリティクス2.0。
    マーケティング測定の話題は昨今、無限ループに陥っています。Facebookなどのデータでもストーリーを完璧に語れるわけではないと分かった今、私達の持つデータなど、取るに足らないものでしょう。今後、つまり来年は、目的を持って測定が実施されるようになるでしょう。そして、企業目標は、収益、売上、顧客維持、そして顧客満足度に結びつくものとなるでしょう。
  3. 新しいマーケティング担当者を頼りにする:マーケティングテクノロジストとデータサイエンティスト。
    最初に挙げた2つのトレンドを機能させるために、データ重視の経営が求められます。(数ある中でも)Eメールやソーシャルメディア、そしてペイド・オウンド・アーンドのマーケティング戦略の連結を目指すのであれば、企業はそれを実装してサポートするのに必要な技術を組み入れなければなりません。このイニシアチブを取るのがチーフマーケティングテクノロジストであり、調査によれば5社のうち4社がすでにこの取組みを開始しているようです。
  4. あらゆるものをパーソナライズする。
    コカ・コーラの缶から靴に至るまで、あらゆるもののカスタマイゼーションが進む中で、マスカスタマイゼーションはパーソナライゼーションへと移行してきました。一部の企業にとってこれは、タッチポイントが明確かつ個別であることを保証するものであり、またその他の企業にとっては、単に購買プロセスの合理化およびその反応性の向上を意味するものとなります。
  5. 勢いを増す動画コンテンツ・・・そしてやはり動画。
    そうです、コンテンツは今なお「王者」です。しかし、オンラインで優勢を占めるコンテンツの種類が変化しています。ソーシャルコンテンツ、レビュー、ブログ、ペーパー、そして電子書籍。これらはすべて、今もマーケティングの重要要素に変わりはありません。しかし、その中でも猛烈な勢いを見せているのが動画です。ポケモンGOをはじめとするゲームが大ヒットを飛ばしていることからも、バーチャルリアリティと拡張リアリティが、私達を未来へと導いてくれるでしょう。ビジュアルや動画を取り入れないブランドは、今後取り残されることになるでしょう。
  6. さらなるソーシャルメディアマーケティング。
    わたしたちは、ソーシャルメディアに対する考え方を改める必要があります。ソーシャルメディア戦略は、より少ない「マーケティング」で、より多くを販売することが目的です。ソーシャルメディアを使って極めて平凡なコンテンツ(人々が無視しているコンテンツ)をばら撒いているブランドを往々にして見かけます。ソーシャルメディアもパーソナライズされるべきであり、これはそんなに難しいことではありません。ソーシャルメディアを、販売とサービスの最前線として活用しましょう。ソーシャルメディアはまた、メッセージの一斉送信ではなく、消費者とのエンゲージメントを高めるために使いましょう。
  7. IoTを採用する。
    モノのインターネット(Internet of Things)は黎明期にあります。2017年、企業は膨大な数のデバイスが接続されたその力を活用することになるでしょう。これはマーケターの夢だったのです。しかし重要となるのは、それらデータを収集して有効なものとすることです。ビーコン、センサー、エッジデバイス、テレビ、衣類、フィットネスブランドなど、すべてのものが有用なデータをつくり出します。つまり、顧客との距離が縮まる機会が増えることを意味します。IoTが、私達の技術とデータの活用方法を一変させることになるでしょう。
  8. チャットボットとAIが主流になる。
    素晴らしいカスタマーエクスペリエンスとサービスの提供は、テクノロジーの力の活用を意味します。現地の人におすすめのレストランを尋ねるのは良いことですが、彼らはあなたが辛い料理が好きかどうかも、グルテンアレルギーを持っているかどうかも知りません。あなたの好きなもの、嫌いなもの、必要なものを熟知しているチャットボットを想像してみてください。食べる場所や旅行の行き方、そしてどこに買い物に行くべきかをも、教えてくれることでしょう。チャットボットは、AI、ディープラーニング、ウェブ全体から集めたデータの断片を利用して、消費者行動を理解し先導することができます。
  9. ライトタイムマーケティングがリアルタイムマーケティングに代わる。
    マーケティング機会と獲得機会に常に目を光らせるリアルタイムマーケティングは、ここ数年関心を集めています。オレオの「Dunking in the Dark(ダンキング・イン・ザ・ダーク)」キャンペーンを思い出してください。データを利用して消費者と繋がる最高の瞬間を切り離せるようになった今、リアルタイムはライトタイムに切り替わっていくでしょう。
  10. デジタル移行キャンペーンを統制するマーケティングに備える。
    デジタル移行を統制しているのはCMO(チーフマーケティングオフィサー)だと言う人は多いですが、私は断固としてその意見に反対です。CMOが実際に統制しているのは、デジタル移行「キャンペーン」だからです。つまり、会社が変革を遂げていることを市場および社員に向けて示すプロセスです。これを行うには、デジタルイニシアチブを含めたこれらのトレンドが、カスタマーエクスペリエンスおよび会社の実装方法にいかに影響を及ぼしているかを明確に述べましょう。

もちろん、このリストはすべてを網羅しているわけではありませんので、予期せぬトレンド、前例のないトレンドにも余地を残しておきましょう。しかし、昨年の傾向と兆しがすでに見えているものを考慮すると、来年はこのように備えておくべきでしょう。

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執筆者:Business2Community、Daniel Newman
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