ブランドのインスタグラム・ストーリーズ活用方法

2012年にローンチされたスナップ・チャット(以下: SC)は2013年にスナップ・チャット・ストーリーズを導入し、その機能はSCをSNS界の中でもブランドを含む様々なユーザーの注目を集めました。そして、日本で大人気のインスタグラムも同様の機能を持った「インスタグラム・ストーリーズ」(以下: IS)をローンチしました。皆さんのなかでも 「え?どういう意味?全く同じ機能なの?」と驚かれた方もいたでしょう。結果として言えるのは、ブランドが素晴らしいコンテンツを作成することにより、視聴者(フォロワー)とのエンゲージメントを高めることが出来ている、ということでしょう 。

インスタグラム・ストーリーズ使用のメリット
ブランドは一度はこのインスタグラムの機能を試してみるべきでしょう。最大の理由は、ユーザーが多いこと。正確に言うと、300万人のデイリー・ユーザー、そしてFacebookの影響力もあるからです。ISはSCよりもブランドに優しいツールでもあります。エンゲージメントを高める為に他のブランドの投稿を「いいね!」する機能や、アカウント自体をプラットフォーム上で簡単に探すこともできます。対照的にSCはコンテンツに「いいね!」が出来なかったり、ブランドアカウントの検索もしづらいです。

どちらのアプリも共通点が多いので、新たにアプリを使い慣れる必要もなく、今までと同じようにコンテンツを作成できます。更にインスタグラムは伝えたいことをセグメントする方法や、特定の人々をターゲットにする方法など、閲覧を制限することもできるため、成人向けのコンテンツを持つブランドなども活用できます。

この他にインスタグラムがブランドフレンドリーな例としては、プロフィール上に導入されている「コンタクトボタン」があります。コンタクト機能からは顧客がブランドと連絡を取り、エンゲージすることが可能になります。優れた顧客サービスを提供し、親密な関係を構築するための新たな方法となるのです。さらにブランドが自身のコンテンツ戦略を向上させる洞察ツールの役目にもなり、インスタグラムはあなたのブランドには欠かせない助っ人になれます。

インスタグラム・ストーリーズを使用することでブランドは創造的に、顧客と新鮮でエキサイティングな方法で繋がる機会を与えます。 例を幾つかご紹介しましょう。

舞台裏
ブランドの信頼性を高めるために、撮影現場の舞台裏やインタビューを載せるのが良いでしょう。かっこいい写真や完璧にセッティングされている写真に合わせ、個性や裏側を見せることで、メインのコンテンツと同じくらい価値を持たせることができます。

レビュー
素早くて、簡潔な商品のレビューやその製品を実際に使う様子の紹介ビデオなどを投稿することで、ただの写真のような未使用で完璧な姿の製品以外の姿を見せることができます。消費者は人が実際に製品を使う姿を馴染みのある形式で見て、その製品を使いたいと思わせてくれるコンテンツへのニーズが発生します。

インフルエンサー
2020年の消費者の40%を占めるであろう今のジェネレーションZと繋がるための一番良い方法の一つがインフルエンサーの起用です。インフルエンサーたちに実際にアカウントを乗っ取らせ、コンテンツやストーリーを投稿させることで、新しいコミュニティーをブランドに招き、ブランドがリーチしたいタイプの消費者へもアピールできます。

オン・トレンド
他のマーケティングツールやチャンネルは、面倒なプロセスとそれが最終的にリリースされるまでに多くの人々のキャンペーンの承認が必要であるため、出る頃にはその内容が最新ではなく古く感じてしまうことがあります。ISは、ブランドが素早くタイムリーで、変化する状況に合わせることを可能にします。主なツールのポイントは反応性、応答性がある、インタラクティブなコンテンツを投稿することです。できるだけ素早く創造的なコンテンツを出すことで、自らのブランドをダイナミックでオン・トレンドに見せることができます。

テスト
もし小さなブランドで、特にスナップ・チャット・ストーリーなどのソーシャルメディア上マーケティングをそれほど試していない場合、インスタグラム・ストーリーズは自分のブランドに何が合うか、主なブランドのフォロワー対象と繋がれるかを見つける方法にもなります。特に新しい洞察ツールにより、新しいものに挑戦でき、どの方法が人々と繋がれるかを知ることができます。小さいブランドは忠実かつ堅牢な消費者基盤を作るチャンスを持っており、信用性がある、居所的な内容のあるコンテンツを作成できます。

まとめ
インスタグラム・ストーリーズは、顧客との継続的な会話を作成し、新しいデモグラフィックと連動できます。ブランドがミレニアム世代やジェネレーションZに意味のある語りかけをすることが重要で、インスタグラムの若いユーザーは、オン・トレンドでダイナミックな創造的で実験的なコンテンツを欲しがるでしょう。

インスタグラムにより熟達になり、そのプラットフォームがブランドに機能の資力を提供できるということを理解することは、今日のPRとマーケティングの専門家のために必要です。なので、インスタグラム・ストーリーズを使ってみて、その柔軟性のあるプラットフォームから得られるものを感じてみてください。

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執筆者:Business2Community、Bryan Kramer
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ソーシャルメディアマーケティングの統計は、信頼できるエンゲージメントの重要性を強調

ジュニアスタッフにソーシャルメディアマネージャーの役割が委ねられているケースは往々にしてあります。もしあなたが今、人を雇うことを検討しているのならば、マーケティング戦略の重要な役割や消費者とのタッチポイントのすべてを経験の少ない誰かに委ねるべきかを自問してみてください。もしソーシャルメディアが、あなたの1日の重要な部分を占める業務ではなく、ワークフローの中で補足的業務として扱われているのであれば、ブランドはオーディエンスを取り込む機会を逃しているかもしれません。ブランドのコミュニティとの関わり方は、後から補足できるものではないからです。

消費者とブランドとのインタラクションはどんな時でも起こります。営業日の9時から17時の間だけではありません。特にソーシャルメディア上では、24時間365日発生します。Jay Baerの調査によると、「・・・ブランド、製品、または企業のカスタマーサポートにソーシャルメディアを介して問い合わせようとしたことのある回答者のうち、57%が夜間や週末でも通常の営業時間内と同じレスポンスタイムを期待している」としています。同じ調査ではまた、ソーシャルメディア上でブランドに問い合わせを行う消費者の42%が、60分以内のレスポンスを期待しているとしています。ブランドのアカウントは常に「オン」であることが期待される今、オーディエンスが共有しようとするときに、ソーシャルメディアのアカウントは耳を傾けていなければならないのです。

オーディエンスとの真のエンゲージメントとは、オーディエンスが見解、写真、洞察、および関心をブランドのアカウントと共有するときに始まります。それは、ブランドのソーシャルメディアが情報発信を行うこと以上のものです。オーディエンスはあなたと交流する度に、自分達のコミュニティにあなたを招き入れ、対話へのアクセスだけでなく、習慣、思考、および関心についての情報を提供しているのです。これらの情報に注意を払うことが、オーディエンスが何に関心を持っているのか、オンライン上のどこで集まっているのか、またオーディエンスにとって価値あるコンテンツをどう作ればよいのかを知る鍵となります。「人が自らをどのような人間であるかを示したら、それを信じなさい」とOprahは述べています。ソーシャルメディア上でオーディエンスと積極的に交流すれば、オーディエンスがソーシャル上であなたから得たいもの(期待すること)を知る近道となるでしょう。

データが裏付ける堅牢なソーシャルメディアマーケティング戦略

エンゲージメント
Statistaによると、15億9,000万人を超えるアクティブユーザーを誇るFacebookは最も人気のあるソーシャルネットワークです。18%の市場シェアを有することで、最も活用されるソーシャルチャネルとなっています。4万に及ぶブランドを対象に2016年の上半期におけるブランドエンゲージメントを分析したTrackMavenは、最も価値あるエンゲージメントを誇るソーシャルはInstagramであり、そのエンゲージメントはFacebookの10倍だとしています。エンゲージメントとは、1,000人のフォロワーごとの1ポストあたりの平均インタラクション数と定義されます。長期的かつ継続的なエンゲージメントに関しては、高品質の動画消費で、YouTubeが一番高い数値を誇ります。YouTubeの平均訪問ページ数は3ページ、平均滞在時間は4分です。エンゲージメント(ポストへのインタラクション数として測定)に関しては、LinkedInとTwitterがそれぞれ4位と5位に入っています(Google+よりも下位なのは意外かもしれません。Google+は、数は少ないながらもエンゲージメントの高いユーザーを有しています)。

ブランドにとってのエンゲージメントリストの中で、Twitterの順位がこんなにも下だとは意外に思えるかもしれません。ブランドの95%がTwitter上に存在し、65.8%がマーケティングにTwitterを活用しているのだから特にそうでしょう。Twitterにはエンゲージメントツールやブランドツールがないことに対してブランドは不満を抱いているのですが、その一方で、そのデフォルトの開放性は、登録アカウント無しでの交流が可能であることを意味します。Twitterのアルゴリズムは、フォロワーやフレンドのエンゲージメントを基にした投稿を他のチャネルほど積極的に優先しません。そのため、より多くの人々にメッセージを読んでもらうために、ブランドやメディアはより多くのポストを(時には繰り返しながら)投稿します。このため、ユーザーは大量に溢れるポストの中をかき分けるように進まなければならず、Twitterは「抑制されていない氾濫」だと批判を招いています。

信頼
DMNewsによれば、消費者の90%がソーシャルチャネル間で一貫性のあるインタラクションを期待しています。Mediapostの調査では、ブランドや企業からのメールを信頼しているのは消費者のわずか20%、FacebookやTwitterなどのソーシャルサイトでブランドや企業が投稿するポストを信頼しているのは18%としています。この調査対象となった消費者の32%は、ブランドから届くメールは信頼しないが、企業やブランドのウェブサイトに掲載されている情報は信頼していると答えており、新聞広告(回答者のわずか24%)よりも高い数字を示しました。

SimplyMeasuredによると、ブランドの95%がTwitter上に存在しており、そのうちの82%が、1日あたり1回から6回のポストをツイートしていることがわかりました。ブランドはオンラインで情報発信を行っていますが、消費者はまだ完全には信用しきれていません。調査によると、消費者の83%が以前、ソーシャルメディアマーケティングで悪い経験をしたと答えており、それが原因である可能性があります。消費者はブランドにソーシャルチャネル上で交流を続けて欲しいと望んでいますが、同時に信頼できるブランドであって欲しいと願っています。

Facebook、Twitter、およびLinkedInが、販売に関する情報発信や購買を促す伝達手段を超えた存在となっていることを、ソーシャルメディアマーケティングの統計は裏付けています。ブランドに関連する情報を交換するために、自らのコミュニティにブランドを招き入れる消費者はかつてないほど増加しています。

 ソーシャルチャンネルでプロになる
カスタマーサービスにおけるインタラクションの55%がオンラインで始まるとされ、ブランドと消費者のインタラクションはオンライン上でかつてないほど盛んに行われています。私達は、ツイート、DM、PM、およびコメントなどに対して昼休み中や営業時間後に回答したり応答したりする以上に、ソーシャルチャネルを活用しなければならない時点に至っています。このように拡大するソーシャルメディアの活用は、関連するコンテンツや信頼できるエンゲージメントを生み出す専門のリソースの必要性を明確にしています。

ソーシャルメディア戦略を進める中で、本格的なソーシャルマーケティングプログラムの構築を目指しましょう。また、否定的なブランド認知を招かないよう、以下に挙げる3つのよくある過ちに気を付けましょう。

  1. 欠落した、または鈍いエンゲージメント ソーシャルメディア上では、直接的な呼び掛けに対する無視は禁物です。少なくとも、薄っぺらいエンゲージメントしかないブランドであることが判明するでしょう。最悪の場合、コミュニティを無視するブランドだと悪い評判が広がるでしょう。
  2. プロフェッショナルではないエンゲージメント ジュニアスタッフにソーシャルメディアのエンゲージメントを任せると、酷い結果を招く可能性があります。また、ブランドのスタイルガイドでソーシャルメディアでのエチケットを扱っていなければ、ブランドの評判は危険にさらされているかもしれません。ブランドの擁護は、あらゆるコミュニケーションに展開されていなければならないのです。
  3. 退屈なコンテンツ ブランドが目指すべきはビジネスの目標なのですが、ソーシャルのポストは消費者にとって価値あるものでなければなりません。もし継続的に「買ってください」メッセージを投稿していれば、オーディエンスとの関係構築は難しいものになるでしょう。

エキスパートとのエンゲージ
ソーシャルメディアマーケティングが成熟するにつれて、消費者とのオンライン上での交流はマーケティングの義務となります。ソーシャルメディア戦略を策定し、効果を測定するためのリスニングツールを装備し、そしてコミュニティの発言を把握しながら、ソーシャルメディアマーケティングにリソースを投じれば、効果がもたらされるでしょう。消費者と本物のエンゲージメントを深めれば、関係の構築やトレンドの予測はもちろん、キャンペーンのリーチ拡大をも実現することができるでしょう。さあ、ソーシャルランドスケープを管理、理解するのに役立つツールを模索する時間です。

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執筆者:Meltwater、Mai Le

現代のCMO:ブランド測定 の課題を克服するための方法

業績に対するマーケティング効果の定量化や成果の測定において、今日のマーケターにはかつてないほどのプレッシャーがのしかかります。ダイレクトレスポンスマーケターにとっては、このような責任は今に始まったことではありません。キャンペーン開始時に、コンバージョン、販売数、および売上などの重要な成功評価指標が特定され、これらを満たす義務は以前から課せられてきました。高度な測定ソリューションが進歩し、デジタルマーケティングの利用が増加するのに加え、ユーザーレベルの詳細データが利用可能となったことで、ダイレクトレスポンスマーケティングの結果はこれまでにもましてさらに追跡が容易になりました。最高経営責任者(CEO)はROIが測定可能なものであると考えるものですが、ダイレクトレスポンスマーケターはこの期待に応えることができるでしょう。

一方、ブランドマーケターはダイレクトレスポンスマーケターほどの責任を有していません。定量化するのがはるかに難しい「エンゲージメント」などの指標の測定が困難だからです。実際に、Visual IQの最近の調査によると、米国内のマーケターの77パーセントが、ブランドマーケティングの活動にとって測定は非常に重要、または極めて重要だとしながら、84パーセントがダイレクトレスポンスの取組みに比べブランディングの測定能力には自信がないと答えていることがわかりました。

デジタルチャネルはその特性上、追跡がより簡単です。このデジタルチャネルに充てられるマーケティング予算の割合がますます高くなっていく中で、チーフマーケティングオフィサー(CMO)に求められるのは適応です。さらに、ブランドマーケティングの成果および成功の測定基準となる主要業績評価指標(KPI)について理解を深めていかなければならないというプレッシャーがのしかかります。では、今日のCMOがすべきこととは何なのでしょうか?ブランドマーケティングの取組みにより重い責任を課すべく、CMOが考慮すべき4つのベストプラクティスをご紹介します。

時代遅れのサーベイベースの方法に別れを告げる:ブランドマーケターの多くは現在、キャンペーンの効果を測定するのにサーベイベースの方法を当てにしています。しかし、回答者数が統計学的有意に達するまでには時間がかかる上、どのチャネル(テレビ、オンラインディスプレイ等)、またはどの戦術(出版社、プレイスメント、キーワード、クリエイティブ等)がエンゲージメントを牽引しているのかが結果的に分からない場合があります。さらに、大半のサーベイは再現性が乏しく、質問の種類や質問の表現の仕方によって、バイアスがかかりやすくなります。一方、単一のブランドエンゲージメントスコアに基づくデータ駆動型のブランド測定では、測定に対して統一のアプローチが採用されることで、これらの欠陥は解消されます。ブランドマーケターは、実際のユーザーインタラクションに基づく指標を用いて、活動の総合的な分析に必要なレベルのデータを保有し、きめ細やかに最適化を行いながら、ブランドリフトの増加を推進することができます。

デジタルで追跡可能なエンゲージメントを活用する:単一のブランドエンゲージメントスコアを計算して測定と最適化に活用すべく、ブランドマーケターは追跡可能なブランドエンゲージメントの活動を特定することで、ダイレクトレスポンスの戦略に倣うことが可能です。追跡可能な活動の例としては、リッチメディア広告のインタラクション、新規のウェブサイト訪問数、動画視聴回数、および製品コンフィギュレーターや価格コンフィギュレーターなどの主要コンテンツページへの訪問数などがあります。このようなタイプのインタラクションは、トランザクションベースのコンバージョンではありませんが、関心や潜在的な意向を示す指標として重要な価値を有しているため追跡が必要です。そして、追跡することでメディアを最大限に活用することができ、ひいてはこれらブランドエンゲージメントの活動を促進することができます。

インタラクションに価値を割り当てる:追跡可能なブランドエンゲージメントの活動が特定されたら、ビジネスへの相対的な重要性に基づいて、それぞれのインタラクションに価値を割り当てていきます。例えば、ホワイトペーパーのダウンロードは、最終的に新規ウェブサイト訪問よりも2倍のコンバージョンを生み出す可能性があるので、新規訪問の2倍の価値を与えます。価値を割り当てたら、マーケティングチームはメディアを最大限に活用して、より高い価値のブランドエンゲージメント活動を推進していくことができます。

しかし、マーケターの多くは、数十、時には数百にも及ぶブランディングキャンペーン(それぞれのキャンペーンは複数のエンゲージメント活動を推進することを目的としている)を同時に実施するため、一つひとつのブランドエンゲージメント活動を手動で最適化しようとすると、すぐに制御不能スパイラルに陥る可能性があります。そこで、複数のブランド活動を単一のエンゲージメントスコア指標に組み込むためのプロセスを自動化する高度なマーケティング測定技術をブランディングチームに供給します。このようなアプローチによって、測定と最適化が合理化されるだけでなく、ブランドマーケターはどのチャネルおよびどの戦術がブランドエンゲージメントを牽引しているかを簡単に特定することができ、最適化の決定をより迅速に行うことができます。

リーチ指標を補う:プランニングやブランディングキャンペーンの成果の測定において、リーチはこれまでも、そして未だに重要な指標であり続けています。リーチ分析は、特定の期間内に広告が合計何人の人に露出されたのかを測定するために利用されます。このリーチ分析を用いると、ブランドマーケティングの成果を理解し、最適化するのに役立つ洞察を得ることができます。しかし、リーチはブランドエンゲージメントの代理指標でしかありません。広告の露出を追跡することはできますが、広告が消費者のブランドとのインタラクションにどの程度の影響を及ぼすのか(仮にあったとすれば)については明らかになりません。リーチがエンゲージメントスコアへの補足となれば、望ましいブランドエンゲージメントの行動を取るよう見込み顧客を促すと証明されたチャネルと戦術へ、マーケターは自信を持って予算を割り当てることができます。

ダイレクトレスポンスにフォーカスした取組みであれ、ブランディングにフォーカスしたものであれ、あるいはその両方であろうと、今日のCMOは重い責任を負っています。前述したベストプラクティスに倣うことで、CMOとそのチームはあらゆるマーケティング活動にわたって同様のデータ駆動型の特長を注入していくことができます。CEOと最高財務責任者(CFO)はまた、マーケティング活動がもたらす業績への影響を裏付ける定量化された正当な証拠を得ることができます。

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執筆者:Business2Community、Bill Muller
このブログへの掲載はNewsCred出版者ネットワークから許可を取得しています。

PRクライシスに備えるための6つの方法

PRクライシスに備えるには、戦術的な目標の実施と測定で時間に追われるマインドセットから抜け出す必要があります。140文字までのメッセージを1日に数回送り出すことのできるソーシャルメディアマネージャーがいるからといって、本格的なPRクライシスに対処するためのメカニズムが整っているというわけではありません。だからこそ、危機が訪れる前に準備をしておくことが理想の戦略なのです。ここでは、10あるステップのうち6つをご紹介します。Meltwaterの電子書籍「Media Intelligence for Crisis Communications(クライシスコミュニケーションのためのメディアインテリジェンス)」では、その他の4つのステップに加え、貴重なアドバイスにもアクセス可能です。本電子書籍は無料でダウンロードすることができます。

ステップ1:職務目標にコンティンジェンシープランニングを追加する

日常業務をこなす中で、起こりうるすべての危機に対して今すぐにプロトコルを作成することはできないかもしれません。時間を調整しながら行いましょう。四半期ごとに2つないし3つのクライシスプロトコルを策定しましょう。そして、この目標の達成があなたのパフォーマンス評価に含まれていることを確認しましょう。

 

ステップ2:早期の警告サインを調べる

強力なメディアインテリジェンスツールは、ブランドに関する言及を単にモニタリングするだけではありません。任意の数のトピックに対して検索設定を行うことができるので、すべてのチャンネルでそれらトピックに関する情報を把握することができます。

あなたがこれまでに公開したメッセージの中で、抵抗を受けた種類のメッセージ一覧を作成することから始めましょう。同種の抵抗はいかなる時でも再び息を吹き返したり、増幅したり、また独り歩きを始める可能性もあります。これまでに直面した問題について、社内の営業担当者、カスタマーサポート、および顧問弁護士に話を聞いてみるのもいいかもしれません。危機の誘因一覧を作ったら、ニュース検索やソーシャル検索を作成しましょう。

では、このステップを始めるのに役立つ例をいくつかご紹介します。

エグゼクティブ:上級エグゼクティブの発言と行動は、ジャーナリスト、アナリスト、そして時には顧客さえも注目するものです。そして、あなたも注目する必要があります。エグゼクティブのTwitterやFacebookのフィード、エグゼクティブが投稿する動画やブログ、そしてエグゼクティブが世界に発信しているものがどのように受け取られ、増幅されているのかを把握しておきましょう。

競合他社:自身のブランドの言及と同じくらい、競合ブランドの言及にも注意を払いましょう。競合他社を襲った危機は、もちろんあなたの危機にもなり得ます。もし競合他社があなたの後を追って来ようとした場合、人々が競合他社のメッセージを増幅する前に、あなたは誰よりも先にそのことを知って対処したいと思うはずです。

業界ニュース: PRクライシスは時として、関連により引き起こされます。業界がどのように認識されているのか、またその認識に影響を与え得るいかなる出来事(例えば、自然災害や新たに制定された法律)をも追跡することによって、業界のリーダーとしてこのような問題に対処する準備が整います。

出来事:出来事に関連するトレンディングトピックを追跡して、発言者や代表者が付け込まれないようにサポートします。

論争:メディアインテリジェンスツールを活用することにより、任意の数のビジネスキーワードおよび政治キーワードの追跡が可能となります。大きな反響を呼ぶトピックがトレンドになりつつあるのが分かるので、そのトピックに対する企業の姿勢を説明する準備を整えることができ、これらのトレンディングトピックを見逃した人達と同一視されずに済みます。

不満:不満の一覧を作成し、検索結果の不満から目を離さないようにしましょう。インフルエンサーがひとたび顧客の懸念を増幅すれば、「専門家の意見」として固められ、長年にわたり信頼が損なわれかねません。

 

ステップ3:クライシスマネジメントのワークフローを策定する

メッセージを公に発表する前に、社内の必要手順をまとめることから始めましょう。該当する場合、ステークホルダーを選定します。 以下に例を挙げます。

状況を評価する – 直接得た洞察とともに危機に関する報告を行ってくれる現場関係者がいるのが望ましいのですが、メディアインテリジェンスを使えば、コミュニケーションの全容および対応すべきポイントをすべて理解することができます。

チーム内で職務を割り当てる – もしあなたが複数の職務に従事している場合、各ポジションに人員を配置する必要があります。インフルエンサーに対応する担当者、経営陣への報告を行う担当者、その他のステークホルダー(取引先企業、顧客、会員等)との調整役を務める担当者、ならびに詳細内容、措置、外部の反応、および解決策をすべて記録する担当者を決定します。

重要なアドバイザーを特定する – PRクライシスでは、IT、会計、人事等における指導者から技術的情報または戦略的洞察を必要とする場合があります。特定の危機に関係するすべての部門、およびそれら部門へ敏速に連絡する方法を確認しておきます。

ステートメントの原稿を書く – この作業は、PRの部門長が担当する場合もあれば、PRの部門長が即座に連絡の取れる広報代理店が担当する場合もあります。

イニシャルレビュー – あなた(または代理店)が準備したステートメントをチーフマーケティングオフィサー(CMO)に見直してもらうのは良い考えでしょう。なぜならば、CMOは間違いなくステートメントを守るように求められるからです。

リーガルレビュー – 法的効果を評価し、企業に対して法的措置が取られた場合の被害を最小限に抑えるべく、危機発生時に作成した声明はいかなるものであれ、顧問弁護士による見直しが行われなければなりません。

CEOレビュー – PRクライシス発生時には、最高経営責任者(CEO)(企業の最重要スポークスパーソンとなるでしょう)に絶えず最新情報を伝達し続けなければなりません。

 

ステップ4:通知システムを確立する

社内外のオーディエンスを主要なステークホルダーに分類して、ステークホルダーに連絡するための最善のチャネル一覧を作成します。第3章では、危機対応時におけるオーディエンスとのコミュニケーションおよびエンゲージメントの方法を詳しく考察します。

 

ステップ5:可能な限り多くの文書を事前に書いておく

ソーシャルメディアは非常に迅速に動くため、詳細なステートメントに関するステークホルダー幹部からの承認を待っていると、ブランドが傷付く可能性があります。そこで、過剰に書きすぎることなく問題に対する認識を認める文書に対して事前に承認を得ておくと、オーディエンスを安心させるのに大いに役立ちます。あなたが最初に反応を起こすまでに要した時間が、さらなる誹謗中傷の的に成り得ることを忘れないでください。

これは、あらゆるシチュエーションで活用できる穴埋め式のステートメントです。

本日、__________において、__________に係る__________の__________が発生しました。当該案件については調査中であり、詳細は追ってご報告いたします。

 

ステップ6:主要メッセージを完成させて、企業としての主張を更新する

最悪の状況を抜け出したら(とは言っても、すべてを忘れてビールで乾杯するにはまだ早いのですが)、最終報告書を作成することをお勧めします。企業として危機から何を学んだのか、状況に応じて手順、方針、または製品をどのように適応させたのかを説明します。人々はリップサービスだけでなく、実際に行動を起こしたことを知りたいのだということを覚えていてください。また、該当する企業全体としての主張を更新します。

PRクライシスのための準備が整えば、もしPRクライシスにより企業やブランドが影響を受けたとしても、その程度に関わらず準備は万全です。コミュニティ、オーディエンス、および誹謗中傷をする人々に対して、ブランドがいかに対応するかは包括的な影響を及ぼす可能性があります。あらゆる不測の事態に備えるのは難しいことですが、Meltwaterの電子書籍「Media Intelligence for Crisis Communications(クライシスコミュニケーションのためのメディアインテリジェンス)」をダウンロードして、できるところから始めてみましょう。