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ブランドアンバサダーとは?なぜ重要なのか


Jun 3, 2019

ターゲットオーディエンスにリーチする方法は、この数年の間で大きく変化を遂げました。マーケティング関係者はもしかすると、テレビコマーシャルが最も効果的であった時代が良かったなどと懐かしんでいるかもしれませんね。しかし、大多数の人々は新しいプロモーションチャネルに極めてすんなりと慣れ親しんでいるのが現状です。

目次

数年前まで最先端だと言われていた方法は、もう既に役に立ちません。コミュニケーションが一方通行であった時代は終わったのです。ではコミュニケーションの最新トレンドになっているものとは何でしょうか?それは、ブランドアンバサダーです。

ブランドアンバサダーと言っても、必ずしもビッグネームを意味しているわけではありません。そうですね、確かにブランドアンバサダーと言えば有名人であることには間違いないのですが、私達がここで注目したいのはオスカー受賞俳優ではなく、個人のブランドアンバサダーです。個人と言っても、ブランドイメージに大きな影響を及ぼす存在です。それでは、基本から始めましょう。人々はブランドアンバサダーを信頼しています。故に、企業はブランドアンバサダーが大好き(そうあるべき)なのです。

ブランドアンバサダーとは誰か?

ブランドアンバサダー(別名ブランド支持者)は、2つのタイプに定義することができます。1つは、企業に雇われている誰もが知る有名人です。このタイプのアンバサダーの活動とエネルギーは全て有償です。

このようなビッグネームとの提携は、段階的な計画、厳密なスケジュール、そして正確な予測の上に成り立っています。この場合、ブランドアンバサダーは、世間または特定の業界に名の知れた非常に知名度の高い人物であることが求められます。

昨今、ブランドはブロガー(および、ユーチューバー、インスタグラマー)に注目を向けています。なぜならば、彼らがビッグネーム達と同様のマーケティング効果を生み出すことが珍しくないからです。彼らは、自らのブログ、YouTube、ソーシャルメディアのチャネル上でスペースを提供しますが、それが非常に効果的であることが分かっています。

ブランドアンバサダーの2つ目のタイプは、ブランドについて自由に言及または推奨する人々です。確かにビッグネームも同じ仕事をすることはできるでしょう。しかし、方法が異なります。両者の最も大きな違いは、前者は大抵、全てを無償または非金銭的な謝礼ベースで行うことにあります。

このタイプのアンバサダーが実際に手にするのは、ブランドに関わることから得られる満足感です。顧客との長期的な関係、企業からの無料特典、または優れた顧客サービスが、大きなインセンティブになり得ます。

常連顧客をブランドアンバサダーに変える方法は数多く存在します。彼らはその見返りとして、(ブランドについての記事を1度ないし2度書いてくれる)忠実な、または(ブランドを英雄扱いする!)非常に忠実なブランドアンバサダーになってくれることでしょう。ところで、彼らの影響力とはそれほどに絶大なものなのでしょうか?それについて、詳しく見ていきましょう。

ブランドアンバサダーはなぜそれほどに重要なのか?

少しだけ、この記事の冒頭に戻りましょう。ブランドプロモーションやブランドイメージの構築は、かつてないほどに難しく、同時に単純になったと言えます。

そんなこと有り得るのでしょうか?答えはここにあります。テレビ広告の最大の課題は、視聴者にとって退屈であり、ありきたりになってしまったという事実です。

大抵の場合、コマーシャルの始まる音がすると、すぐにテレビチャンネルを変えるのが視聴者の反応です。つまり、時間、お金、リソースの無駄となるわけです。

さらには、プラスの側面だけを提示するブランドというのは、信ぴょう性に欠けると見なされます(ただ、マイナス面を強調するブランドというのも想像し難いわけですが)。

ブランドを促進している人物が、その対価として報酬を得ていないことが分かると、オーディエンスはその人物のアドバイスに従う傾向が高くなります。これを生かさない手はありません。ただし、忠実なブランドアンバサダーを獲得するということは、非常に困難だということを覚えておいてください。これは、厳しい仕事を見事にこなした者への言わば「賞」のようなものなのです。

では、イメージ構築の「単純になった部分」を見てみましょう。私達の生きているこの時代では、インターネットがマーケティング関係者に多大な機会を創出しています。

話題作りも、(幸運であれば)消費者の心を捉えることだってできるでしょう。わずかな予算で、何千人もの人々へリーチし、ブランドの魅力を伝えることも可能です。また、ウェブサイト、ソーシャルメディアのファンページ、そしてプロフィールがあります。消費者はこれらを訪れて、ブランドについてもっと知ることができます。

イメージ作りに多額の資金は必要ありません。そこでは、つまりバーチャルの世界では、ブランドアンバサダーも存在し、信用、満足度、感謝、製品を使用した上でのメリットやおすすめなど、自分達の感じたイメージを表現してくれるからです。

ブランドアンバサダーには計り知れない信頼があります。彼らの意見は客観的であると受け止められているためです。人々は、このような情報に対するタブーを持ち合わせていません。特にそれが、インターネット上で探しているブランドについて、初めて目にする意見であればなおさらです。

人々が特定の製品を意欲的に試したくなるのは、何もブランドアンバサダーの力だけではありません。しかし、ブランドアンバサダーは、ミクロ規模、あるいは(仮にインフルエンサーであった場合は幸いにも)マクロ規模でブランドイメージを作り上げてくれます。ボランティアで製品を推奨する実在の人物を信じないのに、メーカーの広告を信じるオーディエンスがいる可能性はどれくらいあるでしょうか?

ブランドアンバサダーの探し方と扱い方

口頭や電話によるレコメンデーションはありがたいものです。しかし前述したように、ブランドアンバサダーはウェブ上で最もその能力を発揮します。オンラインフォーラム上、投稿、記事、ブログ、コメントの中にいるかもしれません。

ブランドについて言及しそうな人物を見つけるのに役立つ素晴らしいツールは数多く存在します。その中でも最も優れたツールの1つがBrand24です。見事なまでに使い勝手の良いソーシャルメディアモニタリングツールです。あなたの選択したキーワードを使用または言及した全てのデータが自動的に収集され、明解なレポートにまとめられます。ブランドについて言及する全ての情報を入手して、常に最新情報に精通していたいとお考えですか?このツールのおかげで、かつてないほど簡単に実現可能となりました。

あなたのブランド、製品、またはサービスについて、誰かが何かを言及すると、いつでもBrand24がお知らせします。本ツールはまた、最もインタラクティブな記述や最も人気のある著者を教えてくれるので、敏速なエンゲージメントも可能です。アプローチは誰よりも早く行うことが非常に重要なのです。

では、ブランドを推奨してくれたエンゲージドユーザーを見つけたら、私達は何ができるのでしょうか?感謝です。速やかに感謝の言葉を述べましょう。迅速に反応を示し、その行動を高く評価する。この2つができればさらに言うことなしでしょう。あなたがブランドに対する顧客の評価を認識していること、そしてフィードバックに対して感謝していることを、関心を示すことによって伝えるのです。

これは最初のステップですが、次のステップをどうするかは、あなた次第です。さらに何をすべきかについては、レコメンデーションの規模と種類に応じてさまざまな選択肢があるでしょう。ギフトを贈るにしても、新車である必要はありません。洒落たコップ、オフィスツールのセット、アプリアカウントへの1ヶ月間の無料アクセス、カレンダーなどでも十分でしょう。

ただし、それが何であれ、良質かつあなたの会社に関連したものでなければならないことを忘れてはいけません。ブランドアンバサダーが大勢いるのですね?それは素晴らしいことです!しかし、サンタクロースの真似をする必要はありません。ソーシャルメディアで彼らのことを言及し、コメントの下に「アン、ありがとう!」と残せばいいのです。必要性を感じたら、規模を推定し、彼らを育成する必要があります。何よりも、ブランドアンバサダーのことを常に真摯に受け止めることが大切なのです。

まとめ

今日、ブランドアンバサダーとはブランドにとって世界を意味します。キャンペーン、エージェンシー、そして場所/時間に何千ドルをも費やす中で、無償でブランドを推奨する人々は「金の宝」です。

幸いなことに、ブランドアンバサダーはその「金」よりもはるかに簡単に見つけることができます。大切なのは、ブランド支持者から目を離さない、感謝の気持ちを持つ、高く評価する、連絡を取り合う、その他に何かできることはないかを尋ねる、そして決してブランドアンバサダーの力を過小評価しないことです。

ブランドアンバサダーを軽視するという行動は、ブランドの得た評判を覆すことに繋がります。オーディエンスの行動に報いることが、評価の正当性を確信させるのです。

さて、あなたの会社の取組みはいかがでしょうか?戦略の中でブランドアンバサダーを活用していますか?ブランドアンバサダーへの対応について、きっと素晴らしい手法をお持ちのことでしょう。下記のコメント欄で是非教えてください。

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執筆者:Business2Community、Magdalena Urbaniak
本記事は最初にThe Positionly SEO and Inbound Marketing Blogに掲載されました。
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