ソーシャルメディアとパブリックリレーションズ、
どっちがどっち?

PRはいつの時代においてもソーシャルなチャンネルでした。新聞や雑誌といった伝統的な媒体においてあなたのブランドが言及されることに大きな意味があると考えられていた理由のひとつは、ニューヨークタイムズのような媒体におけるインプレッション数は単にあなたのブランドを目にした人の数のみを意味するものではないからです。その目は口をもった人間の一部であって、その口を通じてクチコミは広がっていくものだということが、アーンドメディアを幾何級数的な広がりのあるパワフルな存在にしたのです。
同じ意味において、ソーシャルメディアはメディアの中で最もPRに適したものと言えるでしょう。レポーターのような仲介者を通じてあなたのブランドの価値をパブリックに広めてもらう代わりに、あなたの会社のソーシャルメディアマネージャーがメガホンとなり、リアルタイムで直接、パブリックに語り掛けることができます。
広報のプロたちはソーシャルメディアの揺籃期以来、それは広報活動に様々な問題や混乱を生じさせるものであると言ってきました。メッセージ内容をコントロールすることに慣れた従来型のPRのプロがまず問題と考えたのは、メッセージを一方的に発信する伝統的なPRのスタイルから離れて、対話型のソーシャルメディア時代のPRモデル(social media dialogue marketing model)(social media dialogue marketing model)に移行するという点でした。そしてオンライン・インフルエンサーブランドファン市民ジャーナリストを見つけよう、といった記事を目にするようになると、伝統的PRとソーシャルメディアとの境界線はますます曖昧なものとなりました。

しかしそれは驚くべきことではありません。そして、ソーシャルメディアサイトとソーシャルマーケティングにおける規律が次第に整ってくると、今度は、ソーシャルメディアマネージャーの時代は終わったのか、といった議論を経てソーシャルメディアのチャネルと戦術を使ったPRを目にするようになりました。またソーシャルマーケティングのマネジャーたちも、ブレないメッセージを伝えられるようになってきました。ソーシャルPRおよびソーシャルマーケティング分野における規律は、その根底の部分においてコンテンツマーケティングの規律であると言えるでしょう。結局のところ、私たちはそれらがしっかり受け止められることを期待してコンテンツを世の中に発信するわけですが、それがアーンドメディア上であれオウンドメディア上であれ、コンテンツマーケティングの力によって、あなたのブランドの印象はあなたがターゲットとするソーシャルコミュニティ内においてさらにポジティブなものとなります。

これから先の5年間でソーシャルメディアとパブリックリレーションズの関係はどうなっていくでしょうか。私の見るところ、市場がさらに成熟して人々がチャンルはあくまでもチャネルだと認識するようになるに連れて、より大きなマーケティングと事業目標にフォーカスすべきだとの理解が進み、この二つは点線で分けられるような関係になるか、「ブランド」や「コンテンツマーケティング」のようなもっと大きなカテゴリーの中に落とし込まれていくのではないでしょうか。

著者:レズリー・ヌッチオ
レズリーは人の力、ダイアローグマーケティングの魔力、そしてサルでも広告をもっと説得力のあるものにできるという考えを信じる、ソーシャルメディア&コンテンツマーケティングの専門家です。